ヘタリア
極東兄弟
!喧嘩有!
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ザワザワ
いつも通り会議は踊り、その中でもドイツ、日本が真面目に話を進める
「〜〜、〜〜〜〜…〜〜」
「〜〜?〜〜」
「では今後はこの方針で進めて行きたいと思います」
「何か問題が有りましたら、何卒よろしくお願い致します」
「嗚呼、俺はこれでいいと思う」
「では、もうお開きに……」
「…ひっでぇ案あるなぁ」
その言葉でさっきまで五月蝿かった会場が静まり返る
「……はい?」
「だから、お前にはまだ早かったあるよ」
「…自分が何を仰っているのかお分かりで?」
多い書類を小柄な身体で両手いっぱい持っている人の声とは到底思えない重低音の声が響く
「分かるも何もあへんが馬鹿ってことあるね」
「後先考えずに無謀すぎるある」
「どうやら何も分かっていらっしゃらないようで…」
「本当にその自己中心的な態度は昔から変わりませんね?」
少し黒が垣間見える微笑みに顔が引きつる
「その生意気な態度も変わらないあるね」
普段とは違う空気に他の92は呆然とした顔で反応が遅れる
「wow怒るなんて日本らしくないね!!」
「お、おい、どうしたんだ…?」
「どうしたもこうしたも有りませぬ、ただ己の醜態を認知できていない爺に教えてあげるだけですよ」
八ツ橋では殺気を隠しきれないようだ
「おめぇに教えられることなんて何にもないあるよ、何なら我が礼儀作法を1〜100まで教えてやるよろし」
「冗談がお上手で」
「ビクッ、」
ブワッと部屋が凍りつく
「ヴェ、どうしたの、日本…元の日本に戻って…」
「そうだ、日本らしくないぞ…」
「あへんらも日本に甘すぎるある、外面だけいい日本に騙されんなある」
「おやまぁ、…随分達者なお口で、少し口をつぐんでみてはどうでしょうか?」
いつもとは違う冷たい言葉に他の92は動揺が隠しきれない様だった
「はっ、笑えるあるね、本当に頭がイカれたあるか?」
「貴方だけには言われたく有りませんね」
二人の冷戦が続く
「大体、このプロジェクトにいくら時間をつぎ込んだとお思いで?降りろで辞めれる物じゃないのですよ」
「無駄な時間だけつぎ込んで、それで頑張ってるアピールして、随分ご立派あるなぁ」
「はぁ、?大体内容も聞きもしないでそこまではっきり決めれるって、いつの間にどれだけ偉くなったのでしょう?お遊びじゃないんですよ」
「おい、もう辞めろ……」
「…売られた喧嘩は買う主義なんです」
貼り付けた様な笑顔に言葉が詰まる
「それはあへんも同じある、舞い上がるのも大概にするよろし」
「チッ……首のない虎に貸す耳は有りませぬ、もう少し言葉選びを頑張って見ては?」
「若造が…」
普段では聞こえない程の声だが、静まり返ったこの会場では寂しいくらいに響き渡った
「チッチッチ…」
時計の音が鳴り響く
「おや、もうこんな時間ですか」
「もうお開きしましょう」
「嗯?まだ話は終わってないあ…」
「縋り付くなんて、貴方も随分と落ちましたね(笑)」
「では、”日の落ちる所”の中国さん」
一切の光を移さない瞳がこちらに微笑み、その微笑みは偽物のように冷たかった
「チッ饿鬼」(餓鬼が)
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喧嘩している耀菊が見たかった
ハートが多かったら続きでも出そうかな〜って思っています
コメント
9件
ワァ...ワァ大好きですありがとうこざいます...!!!!(初コメ失礼しましたぁ!!!)
こういうのがみたかったのです!!!はい!!年長のからいケンカを周りが少しビクつきながら見ている状況がすしすぎます!!!
このあと仲直りするか、ずっとピリピリしているかどっちがいいですか?