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気がつけばドアの前に立ちすくんでいて、

フラフラする足を持ち上げた。

「大阪さッ ………あけてくださ……」









気を失った  。辺り一面は真っ暗だ。




























目が覚めるといつの間にか部屋で寝ていた。

「やっと起きはったん?

玄関で事件現場みたいに倒れんといてくれへん?

地味に邪魔なんやけど。」

「す、すみません、」

はぁ 、とため息をついて襖の奥へ帰って行った彼の背中を見届けた。

ガタ、という音と共に引き出しの中に入っていた鏡が動いていることに気がつく。

「   菊  ♪   」

この声は …

「  …   桐  さん  、?  」

「 … ふっ、笑

随分と弱っているな?  」

「 お願いです、戻してください、帰りたいです、お願いです、桐さッ 」

「 甘えるな。貴様が二度と笑えぬようしてやる。

國や人々の醜さを思い知れ。」

「 桐さッ !!!  」

相手は鏡をしまってしまった。何度読んでも彼からの返答はない。

「 そ、んな!!  桐さんッ 、!!

お願いです、!!  話をッ !?!?  」

ガタ、という音がしたかと思えば、

「 きーく 〜 ♡ 」不気味な甘ったるい声で私の耳元で囁いた。

「ひッ 、たッ 、すけ!!(( 」口を塞がれ

手に持っていた鏡を奪い取られる。

「椿〜 ? 帰っておいで〜 ?

じゃないと菊がどうなってもいいの〜?? 」

「 …好きにしろ。 」

「え!てことは〜!

何してもいいってこと?おもちゃにしていいってことでいいの?♡」

「 好きにしろと言っておるのだ。」

そんな。

「 ふーん ? じゃぁ、 好きにさせてもらうね?

分かった〜 ?  きーくッ♡ 」

口を塞いでいた手を少しづつずらしていき、

中指と薬指を私の口の中に入ってきた。

「 ん゙!!ぅ゙、あ゙ッ !!」

口内の中をなぞったり喉の方に指を深くしてみたり、舌を遊んでみたりで、

意識が自然と遠のいていく。吐きそう。

「 んはっ ! へぇ? 菊は嫌がる時にそういう顔するんだ〜 ?

………  あ?  」

「 ふッ 、ぅ゙、ぁ゙ぇ゙ 、あ゙ッ 、ぐ、んッ、」

「 あはは … ♡

あいつと同類だけにはなりたくないなぁ、、

こんなのあいつに見られたらお前、危ないね。」

「いッ いはりあイタリアくッ 、やれへやめて、、 」

「… 噛めばいいじゃん。」

噛めるわけが無い。噛んだらきっと貴方は泣くでしょう、?痛がるでしょう?

こちらのあなたが私の知っているイタリアくんでなくとも、

私は重ねてしまう。

首を振っても彼はニヤリと微笑むばかり。

「君はここの國のものじゃないんだから、

勝手に俺らから逃げちゃだめでしょ?♡

君は俺たちのスパイかもしれないからね。」













ガッと鋭い音とともに目の前の景色を奪われた。




























目が覚めると同時に首の痛みが襲った。

なんとかぼんやりする視界を合わせ、

目の前の人々に目を向けた。


あぁ、また戻ってきてしまった。


「 … ッ 、私はスパイではないですよ、

本当に連れてこられただけなんです、、」

「 あぁ。だろうね。ルチアーノから聞いたよ。

…君はいつまでここの世界にいるつもりだい?」

「 ルチアーノ? 」

「 イタリアだよ。イタリア。

君を刺して、君をもう一度ここまで連れてきた奴のことさ。」

「ルチアーノ…くん …」

「ん〜 、何ぃ?

そんなに呼んでも俺なんも出てこないけど。

それともあれ? もう一度刺されたい?

… また指突っ込まれたい? ♡気持ちよかった? 」

「 な、何言って…」

「え。なんだよ。指突っ込むって?

ケツ穴確定したってわけ?おい弟!!

なんで俺を呼ばなかった!!?」

「に、日本に…な 、、なにしたあるか、?」

「別に 、指を口ん中に突っ込んだだけ。

そしたら変にこのヘボいのが良がっちゃってさ〜?」

「 変なこと言わないでくださいッ!!

無理やりじゃないですか、!?」

「 喘いでたくせに。」

「 喘いでません、!!」

「…んじゃ、今からやる?」

「 やりません!! 」

「… じゃぁ刺す?」

「な、なぜ選択肢が2択しかないのですか、?

… ど、ドイツさんもなにか(」

そんな彼に目をやると彼は死んだ目をしているばかりで、どこか差別的な目を感じた。

「 …あのさ 。楽しんでるところ申し訳ないんだけど、

ハッキリとしたちゃんとした意見を言ってくれないかい、?

… 日本はここに何時までいるつもりなんだい?」

「 …わ、からないです…」

「 今の君のままでいてくれよ。 」

「え。」

「僕のもの領土

できるからね 」

沢山の暗く重い瞳がこちらをギョロリと見つめた。

「 ヒュッ… 、 ぃ 、いや 、です、、

ゎ、私は… 誰の物にもなるつもりなど…」

「 …大丈夫さ 笑

直ぐに堕としてみせるから 。

安心していいよ。直ぐに楽にさせてあげるから。」

アメリカさんは私の頬に手を当ててにこりと不気味な笑みを浮かべていた。

「 あはは… 笑

そんなに怯える必要なんてないじゃないか 。

僕の領土になってくれれば 、ちゃんと愛してあげるからね。国を守りたいだろう?

国民も … ね?」

「 ゎ、、私は…自分の力で ( 」

Don’t say a word!!

君は頭が悪いみたいだね?

今の僕たちを見てみなよ。君みたいなやつなん居ない!!消えるんだよ!!!

それともなんだい…? 君は僕に逆らうのかい?」

こんなのアメリカさんじゃない。違う。違う、こんなの 、皆さんは、こんなんじゃない、違う、





















「   ちと …  やっかいやなぁ   、、






あんまり  、 ふざんといてくれへん   ?




うちの  主人日本さん

気安く触らんでくれへん   ?    」






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