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数日後

あの事件から暫く日数が経ったあと私は未だに包帯巻き巻き生活なうなのだが…風呂はろくにひとりでのんびり入れず零と一緒に毎日お風呂に入るのがココ最近の日課だ

水華)いたたたッ…

今はお風呂に入った後の消毒中なのだが…

零)ほらほら、逃げないの

水華)痛いもん…

ガーゼに消毒液を染み込ませ私の傷口に当てて来る

水華)も、もういいじゃん!

零)無理した人に遠慮する必要はありませーん

水華)うぐぅ…

頬を膨らましながら大人しく消毒され包帯を巻かれた

水華)んにゅー…まだぁ?

零)終わったよ笑はい、おやすみね

水華)ん!

壁側に寝っ転がり「明日は休日だし何しよっかな〜」と、考えながら眠りにつく






零サイド

…水華誘拐事件からしばらく時間が経った……水華の体には痛々しい生傷が出来てしまった

毎日毎日傷への消毒をしていると少し顔を歪めたり半泣きで痛がっている…俺はそれを見るのが嫌で仕方ない…

水華を傷つけたやつは絶対に許さない…特に水華の腹を殴ったやつ…

零)水華、大好きだよ

額にキスをしてから俺はリビングへ向かいパソコンを開いた

零)(絶対に許さない…)









水華サイド)

水華)んぅ〜…フワァー

窓から差し込まれる太陽の光で気持ちのいい眠りから覚まされた

水華)…ねむ……

顔を洗いに行こうとベッドから起き上がるといきなり腕を捕まれベッドに沈み込まされた

水華)あ、あにゃ…?

零)ん〜…もう少し……

零の腕に包まれ「今日休みでよかったね笑」と言いながら頭を撫でると強く抱き締められ「うん…」と少し元気の無い返事をした

水華)よいしょ…

少しモゾモゾと上の方にあがり零の顔が胸の辺りに来た所でギューッと強く抱きしめる

水華)ほら、今はあんた専用の抱き枕なんだから好きなだけ抱き着きな

零)うん…

優しく頭を撫で暫く経つと気持ち良さそうに眠っている音が聞こえた

水華)(今日ぐらいはのんびりゆっくりでいいか…)

額にキスをしてから私も眠りについた


お昼

水華)んぅ”〜…くぁ〜ッ…

呑気に欠伸をして起き上がるとハロが私の上に気持ちよさそうに眠っているのに気づいた

水華)ありゃ…(さ、さすがにこれはダメかぁ…)

「でも寝っぱなしもあれだし…」と思いハロを抱えリビングに行くと仕事をしている零が居た

水華)零…?

零)ビクッ

声を掛けると零が少し大袈裟に反応し後ろを振り向いた

水華)えっと…ごめん、お仕事忙しかった?

零)いや…ちょっと探し物

水華)??

気になって隣に座りハロを膝に乗せパソコンを覗くと色んな書類の写真があった

水華)何探してるの?

零)水華を誘拐したヤツらの情報、どうしても捕まえたくて…

零は顔を少ししょぼんとさせ私を抱き締めてきた

水華)…ありがとう!でもね、零や他のみんなが辛い思いするのは嫌だよ、痛い思いも悲しい思いも、だから無理しちゃダメだよ

零の頭を優しく撫で「ムリして自分の首を絞めたらダメだよ」と言えば零は小さく頷いた

水華)ほら、今日はみんなと出かけよ?ひとりで何もかも抱えたって何にもならないから

ハロを膝からおろし手を軽く引っ張ると「それもそうか…」と呟いて一緒に寝室に向かった





エントランス

着替え終わったあと全員に連絡を取りエントランスに来るよう伝えた

水華)零、もうみんな来るよ

零)え!?早くない!?

水華)楽しいからすぐに来るんだって笑

零の手を引っ張って「まだかな〜」と呑気に待っていると「おーい!水華ー!」と、呼ばれ声のした方を見ると4人が呑気に歩いて帰ってきた

水華)ほら!零車用意しよ!

零)はいはい…笑

零は車の鍵を握って車を回しに来た

陣平)水華、お前…やっぱ酷いな…

水華)んぁ”?

陣平)裏が見えてるぞ〜笑

水華)( ゚д゚)ハッ!お、お前!コノヤロウ!///

バコッ

陣平)いった…

水華)んじゃ!私助手席に座る!

陣平)え!?

水華)(っ⸝⸝>⤚<⸝⸝)プイッ

私の周りには面倒臭い人達しか居ません

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