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あてんしょん
・rzso
・学パロ
・rz視点
・幼なじみ設定
・切ない系(そうなってたら嬉しい)
こちらの小説は本来、rzso真ん中バースデーで投稿しようと思ったのですが、すっかり頭から抜けていて投稿しそびれていたお話です。
また、いつもの事なから夕姫の私利私欲でしかありません。
誕生日に何投稿してんだと思う方、いらっしゃいましたら、来た道を引き返してくださいますよう、お願いいたします。
春は嫌いじゃない。
でも、春の終わりだけはどうしても苦手だった。
校舎裏の桜が散りきったあと、風に混じる埃っぽい匂い。
昼と夜の寒暖差で喉がひりつく、あの独特の乾燥した空気。
────そして何より、心音の顔色が決まって悪くなる季節だからだ。
so「……ろぜぇ~、今日の数学のプリント写させてー」
昼休み。
机に突っ伏したままの心音が、顔だけをこちらに向けて言った。
もともと透き通るように白い肌が、今はさらに色を失って青白く見える。 そこに掠れた声が重なって、さらに胸の奥をざわつかせる。
rz「それはいいけど…心音。お前、体調悪いだろ?」
so「えぇ〜、そんなことないんだけどなぁ……」
ml「心音は一回、自分の顔見た方がいいよ。死人みたいだから」
窓際でココアのパックを啜っていたメルトが、いつも通りのトーンで当たり前かのように呟く。 突き放すような言い草だが、彼なりに「さっさと休め」と促しているのは分かっていた。
けれど、今の俺にとって『死人』という言葉は冗談でも笑えない。縁起でもない言葉に、心臓がわずかに波打つ。
so「え、俺そんな顔色悪い?」
心音が自分の頬をぺたぺたと触りながら、隣のみかさに尋ねる。……その仕草がいちいち可愛くて、つい見惚れそうになるのを必死に抑えた。
mk「うーん。死人は言い過ぎやけど、化粧したママの5倍は白いかも」
so「めっちゃ白いじゃん。俺、美白すぎん?」
やっと自覚したのか、心音は「まじか…」と力なく笑った。
rz「心音。早退しろとは言わないから、午後の授業は保健室で寝てろ」
so「えぇ〜、まだ大丈夫だって。次の公共、課題出さなきゃだし……」
li「はぁ?! 課題?!?!」
突如、俺の隣でひっくり返ったような大声が上がった。
スマホを弄っていたはずのらいとが、椅子をガタンと鳴らして身を乗り出す。
li「え、ちょ、課題とかあったん?!俺、なんも知らんっちゃけど!」
lp「あっれ〜? らいとさん、もしかして忘れちゃったんですか〜?」
らぴすが、ニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべる。
らいと「はぁ?! うっざッ…!らぴす、お前ガチで性格悪いわ……」
ml「やって来なかったらいとが悪いんじゃん。自業自得」
mk「うわぁ、煽るなぁ…。ま、らいとが悪いのは事実やけど。ちなみに俺はちゃんとやったからね?」
rz「お前ら、さっきからうるさい。心音の頭に響くだろ。……あ、課題は俺も終わってるからな」
li「あーはいはい! やんなかった俺が悪いですよーだ! お前ら全員で見せつけるように課題出しやがって…!俺をいじめるんがそんなに楽しか?!」
lp&ml「「楽しい」」
mk「こいつらヤバ……。知り合いって思われんように距離置いとこ」
注意なんてどこ吹く風。騒ぎ出す4人に頭を抱えていると、不意に、隣で小さく吹き出す音が聞こえた。
so「あはは……もう、お前ら本当に面白いなぁ…w」
「らいと、課題のプリント持ってこいよ。俺の写していいから」
li「え、まじ?! さっすが心音!」
so「はいはい。……らぴす、もうすぐ予鈴鳴るぞ。その残したトマト、さっさと食えよ?」
lp「いや、これは…その、次の機会に…と、いうか…」
li「もしかしてらぴすくん、好き嫌いしちゃうん? お野菜食べられないお子様やもんなw」
lp「心音の課題写しながら煽られても格好ついてへんからな?」
心音「お互い煽りあうなよ…。ぁ、あとメルト、何お前までちゃっかり写してんだよ」
ml「俺が写すのは最後の『考察』だけだから。お構いなく。」
so「まぁ、別にいいけどさ…」
mk「心音、大人気やん。俺にはなんかないん?」
so「え、みかさ? うーん……あ、まだお腹に余裕あるなら、らぴすのトマトを片付けてやって」
lp「ぇ、みかさ、トマト食べたいん?! それならそうと早く言ってくれたら良かったのになぁ!」
mk「俺、一言も食べたいなんて……」
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lp「ええから口開けろ。ほら、食え」
mk「怖ッ! 食べてもらう人の態度ちゃうやん、 それ! …んぐっ、食べるけど」
rz「いや、食うのかよ」
思わず突っ込むと、心音が今日一番の笑顔を見せた。 さっきより少しだけ頬に赤みが差したように見える。
もしかすると、こいつらの馬鹿騒ぎは、心音を元気づけるための彼らなりの気遣いだったのかもしれない。
……いや、そんなことねぇわ。絶対に。
li「んじゃ、課題も写し終わったし。全員で心音こと保健室まで護送するか!」
so「ぇ?」
lp「そやな。俺もお弁当食べ終わったし。」
mk「食べたの俺な!?」
ml「ほら心音、何ボケっとしてるの。早く立って」
li「……ロゼがさっきからずっと、そわそわしとるけん」
ロゼ「えっ?」
li 「その反応……無自覚やったんか…」
lp「無自覚なの、ちょっと引くわ……」
ml「うわぁ…」
rz「おい! 何引いてんだよお前ら!」
茶化すような4人の言葉に、顔が熱くなるのを感じる。 心音はきょとんとした顔で俺を見ていた。その視線が痛くて、愛おしくて、どうしようもなくなる。
mk「ほら、もう時期予鈴鳴るから!心音を早く送らな!」
ml「……なんか俺もめんどくさくなっちゃったし、このままサボろっかな」
lp「メルトはただ眠いだけやろ。ちゃんと授業受けや?」
ml「みかさ〜、代わりに課題出しといて」
mk「なんで俺なん?!自分で出せや!」
li「お前ら喧嘩すんな〜」
lp 「そやそや。そんな小学生みたいなんやめーや」
ml&mk「「お前らだけには言われたくない!!」」
また騒ぎ出す4人。その最中。
「……コホッ、……コホコホッ!」
小さな、でも重い咳の音が響いた。
一瞬で静まり返る教室。
心音は慌てて口元を抑えたが、その指の間から漏れる吐息はひどく熱を帯びているように見えた。
rz「……心音。やっぱり保健室行こう。授業終わったら迎えに行くから」
俺が肩を抱き寄せると、心音は数回瞬きをした。それから、困ったような苦笑を浮かべる。
so「…もぉ、ロゼは過保護なんだから」
そう言って笑う心音の瞳が、少しだけ潤んでいることに、俺は気づかないふりをした。
こちらは特に続きを出すタイミングは何も考えていないので、続きの催促コメント等が来たら出そうと思ってます。
もしくは、夕姫の気分です。
一応、今日中には全話出すつもりです(全10話)
何卒、お付き合い頂ければと思います。
では、また後ほど。
コメント
5件
やっぱり天才ですか? もしよければ、続きが見たいです!
あ〜、もう、めっちゃ好き。この空気感…(´;ω;`)💘 心音の体調不良への不安とか、ロゼの過保護だけど不器用な優しさとか、周りの騒がしい仲間たちの距離感とか、全部がリアルで切なくて、胸がぎゅってなったよ…。特に、「気づかないふりをした」って最後の一文、それだけでロゼの心情が溢れてる…。続き絶対読みたいけど、催促はせずにじっと待つスタイルでいくね…🌙🤍