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四季「はぁはぁ…レン…!もう少しだからな…!!」
四季の声が耳のすぐ横で聞こえる。安心する声だ。四季が酷く息を切らしているので心配だ。正直今の俺は生きているのが奇跡だと自分でも思う。回復に体力が奪われてもう歩くことも出来ない。体力には自信があったのに、自身を情けなく思った。
四季「その腕っ…きっと治るからな…!チャラ先が絶対…治してくれる!」
失われた腕が戻るなんて魔法のようなこと本当に起こり得るのだろうか。そんなすごいことが出来る人がいるなら早く会いたい。
そんなことを思っていた時だった。
_背後から気配がする。
気配はどんどん俺に近付いていき、やがて俺の背中を蹴った。鈍い痛みと衝撃が背中に走る。
隊長「逃がすかよクソガキ共!」
蹴られた衝撃で四季と俺の体が地面に転がる。四季の手が俺から離れる。
四季「いってぇ……!テメェら邪魔だ!!どけ!」
副隊長「させねぇよ。」
四季と副隊長が戦闘しだした。四季もこちらを担いで早く逃げたいところだろうが、ことごとく副隊長に邪魔されている。
そうしているうちに隊長の手が俺の首にかけられた。
ギュッと首を絞められる。苦しくて喉がヒューヒュー音を立てる。四肢を動かして抵抗するも切断された腕では無意味だった。
隊長「おめぇがわりぃんだよクソッタレ!クソクソクソ!!たとえ俺が死ぬとしてもテメェの息の根止めれるんだったらどうだっていい!!」
隊長「お前も苦労するな?両親のせいでこんなことになってなぁ!俺らと同じだったらもっといい景色見れたろうに!」
恋太郎「だ、れが…お前らみたいな…外道にな、るかよ…」
絞める力がだんだん強くなってゆく。目が霞んでもう抵抗できない。
— あ、これ無理なやつだ。
死を悟った。なんだか呆気なかったな。もっとできることがあったんじゃないか?もっと幸せになれたんじゃないか?もっと…もっと…
走馬灯のようなものが頭を駆け巡っている。呼び起こされたのは幼い頃の記憶だった。
続く