テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
prkoにハマりました…
主に🕳️💡をあげていこうかと思います
・cp要素(🕳️💡)
・付き合ってない
・TS💡(性転換)
・特別編の軽いネタバレあり
・モブが出てくる
それではどうぞ
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「最悪…なんでこんな事に…」
この日、多々光は友人の黒井正義に誘われてショッピングモールに来ていた。
それだけ聞けば何も問題は無いのだが、現実はそうもいかない。
少し前に光は女になってしまった。
そして何故か 誰も女になった光を光だと認識してくれないのである。
女の姿の光は「ひかり」と言う名前で一人の人間として認識されている。
さらにめんどくさい事に黒井はひかりに一目惚れをしてしまったのだ。
ざっくり説明したが本当に意味が分からない。
「なんで誰も俺だって分かんないんだよ…髪と声くらいしか変わってねぇのに…」
今日は黒井に顔を真っ赤にされながら誘われここに来たのだ。いわゆるデートと言う奴だろう。
「めっちゃスースーする…姉ちゃんに余計な事言わなければ良かった…」
黒井とでかけると言ったら姉である美春にいろいろされ、スカートをはかされて来たせいですごく落ち着かない、なんかもう、いろいろ最悪だ。
「というかあいつ遅…女子持たせるとかどうなってんだよ」
いや女子じゃ無いけど。まぁ傍から見たら女子を待たせている奴と言う事になるのでこれくらいの愚痴は許されるだろう。
そんな事を考えながら待っていると目の前に人影が現れ、自分の顔に影が掛かった。
「おい…お前遅…」
「……は…?」
黒井かと思ってそう言いかけたのだが視界に入ってきたのは全く知らない男。身長がでかくて妙な威圧感がある。
「お姉さん可愛いね、俺とお茶しない?」
うっわなんでこんな最悪な事ばっか起こるんだ…
というか誘い文句が典型的すぎるだろ。
「えぇ…いや…遠慮します…」
「そんなつれない事言わずにさー」
だから喋る言葉が典型的すぎるって、なんだよこいつ…
「いや、困るんで…」
「俺は困らない」
「はぁ…?いや、というか俺男なんで辞めといた方が良いっすよ」
なかなか往生際が悪いのでどうしようかと思った時、ふと思いついた事を言ってみた。実際、男なのは間違ってないし。これで流石に諦めるだろ…
「はは、君面白い冗談言うね」
駄目だった。冗談だと思われてる。
「いや、ほんとなんですって」
「そう言って俺の誘い断ろうとしてるのバレバレだよ?」
まじで男なんだけど…と思いつつ誘いを断ろうとしてるのは本当なので肯定も否定もしにくい言葉になんて返そうか迷っていると、突然ガッと手首を掴まれた。
「!?ちょ、」
「往生際が悪いよお姉さん〜 」
「は…?やめっ」
「お姉さんまじでかわいいからさ〜絶対俺とお茶してほしいんだよね〜」
最悪最悪最悪、なんでこんな事になったんだよ…
頑張って手首の拘束から逃れようとするが、いかんせん俺の力じゃ歯が立たない。
(どうしよ……怖い…)
このままこいつに連れて行かれたらと考えると途端に恐怖が湧いてきて思わず光が漏れてしまう。
「うわ、お姉さん光る能力なの?wかわい〜じゃんw」
馬鹿にされた苛立ちと恐怖でなんとも言えない感情になる。
(助けて…)
心の中で助けを求めた瞬間、突然何かに引っ張られて手首の拘束が取れた。
「…?…くろ、い…?」
暖かい何かに包まれて思わず顔をあげると見知った赤いパーカーとオレンジ色の髪が目に入った。
「…ひかりちゃんに手を出すな。」
黒井は黒く染まった瞳でナンパ野郎の事を睨んでいる。
「チッ…男いたのかよ…覚えてろよ!!」
最後までテンプレすぎる言葉を吐いた男はそのまま去っていった。
「ひかりちゃん!大丈夫!?」
「……」
「…?あっ、ご、ごめん!!!急に吸って触っちゃって…!助けないとって思ったら勝手に動いちゃって!ごめん!!」
思わず何も言えないで居ると俺を抱きしめる形で居たことに気付いたのか、顔を真っ赤しながらあわあわしだす黒井。
その様子を見てるとすごくほっとして思わず涙が出てきてしまった。
「っ…」
「え?!?!な、泣いて…、ご、ごめん!!ほんとごめん!!!いやだったよね…?」
「いやっ、違う…から」
「その…助けてくれて、ありがと…」
素直にそう伝えて、あいつが喜ぶかなと思って軽く抱きついてみた。
「わっ、わ〜?!ひかりちゃん?!」
茹でダコみたいに顔を真っ赤にして口をパクパクさせているのが面白くて、少し強めに抱きついてみる。
「あ、え、えーと…ひかりちゃんが、無事ならその…良かったよ…?」
「ん…」
反応に満足したので黒井から離れる。そして少し愚痴を吐いた。
「というか、来るの遅いお前。」
「ご、ごめん…道迷っちゃって…」
「何回も来たことあるだろここ…」
「う〜…で、でも〜…」
「まぁ良いけどさ…それ、今後他の女の子に同じ事したしたらとっくに嫌われてるぞ」
「ひかりちゃん以外の子をデートに誘うなんてしないよ!」
「おま…よくそんな事平気で言えるな…ていうかそういうことじゃないし…」
こいつ人たらし過ぎるだろ…
そう思っていたら黒井が突然手を差し伸べてきた
「あ、えっと〜…じゃあ、デートしよっか?」
「う、うん…」
雰囲気に流されて差し伸べられた手を取る。恥ず…
「ひかりちゃん光ってる!かわいいね」
「うるさ…」
さっきのナンパ野郎と同じような事を言われたけど、黒井の言葉は不思議と嫌じゃなかった。
その後は特に問題も無く、2人で買い物をした。
黒井は喜んだり照れたりびっくりしたりと感情が忙しそうだ。
いろいろ見て回って休憩も兼ねてトイレに行く。もちろん女子トイレには入れないので多目的トイレを使った。ここが多目的トイレもある大きめの施設で良かったと心底思う。最悪カップ麺でも買えば何とかはなるのだけど、お湯が無いし。
そんな事を考えながら黒井の所に戻ると、黒井が数名の女子に囲まれて居るのが見えた。黒井は心なしか嬉しそうな、でも困っていそうな顔をしている。
嫌な予感がした。
気付けば俺は黒井のそばに行って黒井の腕を掴んでいた。
「お…俺の黒井に、手出すな。」
コメント
12件
ウピョアッッッ←尊みによる叫び 私の口角どっか行きました
あ……(死) これを見て〇ねるなんてボクは幸せ者だ…(?)
あっ(°ω。)←思考停止 尊すぎて死にかけたッッ… めっちゃ面白かったです!!