テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#ファンタジー
お家に帰りついて、扉を開けた。
「 ただいま ~ 」
リビングに足を運ぶと、キッチンで食器洗いをする湊を目にした。
「 おかえり 」
「 湊、洗い物してるの? 」
「 うん。姉ちゃん遅い 」
湊がほっぺたを膨らませて怒る。
「 ごめんね。ちょっとお勉強してて 」
「 おつかれ 」
「 ありがとう。今ご飯作るね 」
私は手洗いうがいをして着替えたあと、エプロンを着てキッチンにいる湊の隣に立った。
今日は何にしようかな。
卵あるしオムライスでも作ろうかな。
そう思って、卵を6個取り出した。
私も湊も、ふわふわで半熟な卵が好きだから完全に火は通さない。
「 風呂溜めてくる 」
「 うん。ありがとう 」
湊がお風呂を溜めてくれてる間にオムライスを作る。
30分してご飯ができた。
「 湊 ~ ご飯できたよ ~ 」
「 ん 」
「「 いただきます 」」
ふたりで向かい合って食べるご飯は、凄く美味しい。
「 うま … 」
湊はいつも頬にリスのように詰め込んで、美味しそうに食べてくれる。
「 良かった。あ、湊お風呂入った後何するの? 」
一応一緒に住んでいる者同士だから、この後のスケジュ ー ルも把握しておきたい。
「 勉強 」
「 受験生だもんね。どこ受けるか決めてるの? 」
「 今のところは … まだ決まってない 」
「 そっか。早く決めなきゃだね 」
「 ん 」
まだ決まってないけど、来年からは湊も高校1年生。
最近はお勉強にも力を入れてるみたいで、リビングでもよく英単語帳を読んでいる。
立派に育ってくれて、お姉ちゃん嬉しいなっ。
なんて … 湊は嫌がるだろうなぁ。
「 … 姉ちゃん、何ニヤニヤしてんの 」
「 え? 」
「 なんかあった? 」
もしかして … 顔に出ちゃってた!?
「 湊が立派に育ってくれて嬉しいなぁって思ってね 」
「 母さんかよ 」
湊のツッコミに、笑みがこぼれた。
「 ごちそうさま 」
手を合わせてあいさつして食器を運ぶ。
「 私ここ洗っとくから、先お風呂入っておいで 」
「 ありがと 」
湊がお風呂に入っている間、食器洗いを済ませた。
ちょうど、湊がお風呂から上がってきた。
「 ただいま ~ 」
「 おかえ __ って湊! 」
湊は髪の毛も完全に拭いていない状態でリビングに足を運んできた。
ポタポタと髪の毛から垂れる水がリビングの床に水たまりをつくっていく。
「 髪の毛ちゃんと拭かないと! 」
「 めんどくさい … ねむたい … 」
「 も ~ !こっち来てっ 」
めんどくさそうにフラフラしながら私のところに来る 湊を私の座っているソファの下に座らせて、湊が手に持っていたタオルを取った。
「 風邪ひいちゃうよ? 」
「 ん ~ 」
湊の髪の毛をわしゃわしゃと拭いて、その後はドライヤ ー で乾かした。
その間も湊は眠たそうにしていた。
「 湊、眠いの? 」
「 ん … 」
お勉強続きできっと疲れたんだろう。
今日は寝かせてあげよう。
そう思って湊のお部屋まで支えながらついて行き、ベッドに寝かせた。
「 それじゃ、湊おやすみ __ 」
離れようとした時、湊は私の腕を引っ張った。
その拍子に私はよろけてベッドに倒れた。
「 み、湊? 」
「 … 姉ちゃん、今日誰と帰ってきたの 」
「 え? 」
湊は定期的に、こうして私のことを見透かしたように聞いてくることがある。
これは、私が湊のスケジュ ー ルを把握していることと同じようなことだと思って、何の躊躇いもなく教えた。
「 後輩の日向裙って子だよっ、お勉強会してたの … ! 」
「 ふ ~ ん。おやすみ 」
「 おやすみなさいっ 」
バタンッと扉を閉めて階段を降りる。
こうしていると、なんだか湊ってまだまだ子供だなっ。
身長も私より高いし、ちゃんと自立はしてるけど。
そんなことを考えていると、スマホがピコンッと音を立てて震えた。
こんな時間に誰だろう … ?
ロック画面に映し出された『 日向裙 』と言う文字。
すぐにト ー ク画面に移った。
【 今日はありがとうございました!なんだか今回のテストは赤点回避出来そうです笑 】
ふふっ、日向裙ってば大袈裟だなぁ。
【 日向裙の力になれて良かった。お互いテスト頑張って一緒に合宿行こうね! 】
っと … 。
【 はい!楽しみです!!! 】
そんな会話の後、私は眠りについた __ 。
コメント
1件
花城ちゃんって弟いたんだ!絶対イケメンだ