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注意
・書きたいところだけ書いてるから結構飛び飛び…というか短編集みたいな感じになってる。短編集の中で短編集書くなよ。
・しれっと殺されて特に言及のない可哀想な人がいる、謎も放置なのでスッキリはしない話
・全体的に薄味コント
白い時と黒い時があるよく分からない殺人鬼×一般人
仲良くなるまでの話、一応。
仲良くは無い、BL味は(普通に考えると)薄めだけど(私からしたら)濃いめ、普段が薄すぎるだけとも。
リツ
一般人の方、ただの人間の高校2年生、カイとはクラスメイトだがあまり話したことは無い、見ちゃったから巻き込まれた可哀想な奴、図太すぎてそんなに可哀想でもない。
短髪黒髪、目も黒い、地味、よくいる高校生。
カイ
白黒殺人鬼の方、高校2年生、白い時と黒い時がある(髪色の話)、普段は白く、みんなに優しい王子様的な感じ(愛想がいい)、黒い方はだいたい不機嫌、人殺してる時はこっち、感情で髪の色が変わるらしい、一応ただの人間。
髪は白髪の時と黒髪の時がある(灰色の時もたまにある)、髪はちょっと長い(夏場はよく結んでる)、目は青。
目次
・全ての始まり編
・初めてのデート()編
・告白編
・これから
※今回全てリツ視点
全ての始まり編
どちゃ…ぐちゃ…ぐちゃ…べちゃっ……
すっかり外も暗くなった頃、学校から出る直前に教室に忘れ物をしたことに気がついて、急いで教室に向かう、その途中で変な音がした。
リツ「…なんだ?」
音は特に何にも使っていない空き教室から。
気になって覗いてしまった。
そこに居たのは誰にでも優しい王子様みたいなクラスメイト…カイだった。
……本来白いはずの彼の髪はなんでか黒いし、そもそも全身【何故か】真っ赤だったけど。
…というか、彼の足元に転がっているものを見る限り、赤いのは……
カイ「…あ?」
リツ「あ、やべ」
気づかれて、カイがこっちに来る。
あ、これ
リツ「…殺されちゃうやつですかねぇ?」
窓から射す朝日が目を攻撃する、眩しい……
あまりの眩しさに目を閉じたままでいるのを諦めさっさと体を起こす。
リツ「…なんで生きてるんだろ、俺」
昨日明らかな殺人現場を見た、しかもクラスメイトの、普通に殺されると思ってたがなんでか見逃された、いや…正確には……
カイ「バラしたら殺す」
リツ「ハイ…ダレニモイイマセン…」
と、喉元にナイフを突き立てられ脅されたんだけどね!!!怖かった!!!!!!
思い返しても寒気がするが、そんなこと考えてる暇があるならさっさと学校に行かなければいけないので用意をして家を出る。
…まぁ現場を見たのに脅されただけで済んだから御の字…ということにしておこう、うん。
カイ「そうだねリツくん^^」
と、横断歩道の赤信号を待っていると、横から声がした、声のした方には笑顔のカイが居た。
リツ「…なんでいるのかなぁ?」
カイ「監視だけど」
家の方向逆じゃなかったっけ…?
カイはスンッと真顔になって続ける。
カイ「本当はさぁ、殺すつもりだったんだけど気分変わってさぁ、だから感謝した方がいいよ〜」
リツ「誰に?」
カイ「この流れで俺じゃないことある?」
リツ「君に感謝する道理もないけど」
カイ「君さぁ…仮にも脅してきた相手によくその反応できるね?」
リツ「褒めても何も出ないよ」
カイ「褒めてねぇよ」
この日から俺とカイの変な日々が始まってしまった。
カイ「さぁ、早く行かないと遅刻してしまうよ」
【いつもの】爽やかな笑みを浮かべた彼は前へ前へとさっさと行ってしまった。
初めてのデート()編
ある日の放課後、チャイムが鳴ってすぐにカイが俺の席に向かってきた。
カイ「ねぇ、リツくん、ちょっと付き合って欲しいんだけど」
リツ「えー」
カイが俺にだけ聴こえるくらいの小声で「渋ってんじゃねぇよ」と言ってきたので渋々頷いた。
リツ「で、どこ行くの?」
カイ「駅前のカフェ」
リツ「何故」
カイ「ん」
と、チラシを差し出される…目を引くのは真ん中にでかでかとかかれた【たっぷりメロンの贅沢パフェ(でっかいよ!とも書いてある)】……
リツ「…メロン好きなの?」
カイ「ん」
リツ「なんで俺を呼んだの?」
カイ「ひとりじゃ食べきれなさそうだから」
リツ「…友達誘えば?」
カイ「出来たらそうしてんだよ」
あ、これ特筆して仲のいい友達いないやつだな……
カイ「今失礼なこと考えてない?」
リツ「うん」
カイ「ははは!はっ倒されてぇのかテメェはよ!」
カイの髪がちょっと灰色になった気がした。
リツ「…その髪ってどういう仕組みなの?」
カイ「…」
これまで(一応)笑顔だったカイが、急に真顔になった、…まずいこと聞いたかもしれない。
カイ「……」
リツ「…あー、無理して言わなくてもいいよ?」
カイ「…そ」
リツ「えっと、ほら着いたよ、パフェ食べよ?」
カイ「…そーだな」
店内は結構落ち着いた印象のカラーで統一されている、オシャレな感じ、人はそこそこ居てコーヒー片手に会話をしている、俺らは窓際の席に案内された。
カイ「ミルクティーと、メロンパフェ…はい、それと…君はどうするの?」
リツ「…アイスコーヒーで」
店員さんが注文を取りに来たあたりではもうカイの髪はすっかり真っ白で、いつもの調子に戻っていた。店員さんが奥に戻って行ったことを確認してからカイに話しかける。
リツ「…カイって外ヅラはいいよね」
カイ「愛想がいいって言ってくれない?」
イラッとしたようで、じわじわとカイの髪が灰色になっていく… …さっきも思ったけど多分、不機嫌になると、髪色が黒くなってくのかな?
…そういえばこの間の彼の髪は真っ黒だったな……
リツ「この間さ、なんであんな事したの? 」
カイ「どこで聞いてんだよ周り見ろ」
リツ「伏せてるだけ優しさだと思って欲しい」
カイ「もしかしてこの間の脅しもう忘れた?」
リツ「忘れてないから伏せてるの」
カイ「あっそ、言わねーから」
リツ「残念」
…この間のことはカイの機嫌が相当悪かったんだろうなってことしか分からない、何が起こったのかとかも、本人が教えてくれないなら知ることは出来ない、そも俺に知る権利は無いと言われたらそれまでだ。
結局そのあとは特に何も喋らず、というか軽い受け答えだけで、届いたミルクティーを愛想のいい笑顔で受け取ったカイの顔を眺めていた。
一緒に届いたパフェをひとくち食べるとカイの髪が一気に純白になったのは少し笑った(カイにはめちゃくちゃ怖い顔で睨まれた)。
告白編
唐突だが、あれから何日かたったある日、俺は学校の屋上でカイと一緒にいた、 というか呼び出した、告白するために。
カイ「…で、本題は?」
リツ「告白しに来ました」
カイ「何が???」
リツ「人殺してたし性格悪いし話しにくいし外ヅラいいから厄介だし正直自分の正気を疑うけど好きです!」
カイ「好きな割にボロクソ言うじゃん何嫌いなの?」
リツ「うーん…?」
カイ「まずなんで告白することにしたか聞いていい?何がどうあれフるけど」
リツ「フるのは確定なんだ…まぁいいか」
カイ「未練を感じないんだけどやっぱりあんま好きじゃなくない?」
リツ「そうだね」
カイ「なんなのお前」
リツ「まぁ、とりあえず事情を説明するとね…」
ふと思った、なにか事情がありそうだが事情があるにしろ俺には関係ない(教えてもくれない)からカイは完全に加害者だし常に首筋に刃物突き立てて脅されてるようなものなんだけど、なんでかカイのことを考えるとドキドキするんだ、君にお願いされたら叶えないと死んじゃうかもなって、 これが…
リツ「これが……恋…?って思ってぇ…」
カイ「どれかと言うとストックホルム症候群じゃないそれ?」
リツ「そっかぁ?…いやでもほら今も君のことを考えると動悸と息切れが…」
カイ「命の危険に恐怖してるだけだよそれ」
リツ「吊り橋効果ってやつ?あれなんか呼吸が浅く…」
カイ「1回落ち着け」
落ち着くために深呼吸をしてしばらく休んだ。
リツ「落ち着いて考えたら君みたいな頭おかしい人を好きとかどうかしてたね」
カイ「お前に言われたくないけどまともな思考力が戻ってきたようで何よりだそれはそうと1発殴らせろツラ貸せ」
彼の髪はちょっと灰色になった、まぁ正気じゃなかったよね!「なんだ今の時間」って思ってそうな顔してて笑う、俺も思った。
リツ「…話変わるんだけど君さ、さっきちょっと耳赤かったよね?」
カイ「…はぁ!?」
リツ「髪も顔もよく色変わるね君、ウケる」
カイ「は………お前さ…」
あ、髪が黒くなった。
これから
まぁなんやかんやありまして、一応俺は生きて平和な日々を過ごしております、あ、カイも一緒にいるよ、めちゃくちゃ不本意そうな顔してるけど。
リツ「というかカイすぐ俺のところ来るじゃん暇なの?」
カイ「お前以外に話し相手いないし」
リツ「かけがえのない存在になっちゃったねぇ〜」
カイ「腹立つなお前」
リツ「そんなこと言ってぇ〜…あ、まって蹴らないで痛い痛いごめんて」
無言でげしげし足蹴にされる…痛い…酷いや……
リツ「…ねぇカイ〜」
カイ「何」
リツ「髪のこと教えて」
カイ「教えるわけないだろ」
リツ「でも教えてくれても良くない?」
カイ「んな義理ない」
リツ「それくらいの義理はあっても良くない!?」
カイ「…そんなに知りたいなら教えてもいいけど」
リツ「えっ!!」
カイ「その代わり殺す」
リツ「自分の命の方が大切だから黙るね」
カイ「そうしろ」
おまけ
書きたいところしか書かなかったゆえに元の設定程キャラを掘れなかったっていう話。
リツ
ただでさえ頭おかしいのに補完が少なくさらに頭がおかしい人になった、でもまぁ元々突飛な事考えるおかしい子ではある、まともな面もあるにはある。
図太くて突飛な考えの持ち主ってだけであとは普通、平均的な高校生男子。
ちなみに告白は正気を失ってたゆえにした行動ではあるものの、カイならわんちゃん…いや…まぁ、無きにしも非ずか?くらいではあるらしい。
でも殺人はダメだよ、との事。
コーヒーをブラックで飲める、大人だね。
カイ
可哀想でもありつつ普通にカス、最初は可哀想部分も書いてたけど重苦しいのでカットした、書き終わってみると人殺した設定いらなくね?感が否めない、一応設定的には最初の殺人の前から人は何人か殺ってる、例の生徒は行方不明扱いらしい。
髪色は本当にそういう体質ってだけ、不機嫌になると黒に近づき機嫌がいいと白になってく感じ。
告白の時に耳が赤かったについては今まで好意を持たれたことないので勘違いや思考のバグでも嬉しかったそうです、まぁその後髪のこと言われて不機嫌になりましたが。
自分の髪の話が地雷。
話の中でメロン好きとは書いてたけどいちごとかぶどうとかそういう系はだいたい好きらしい。
全体
書きたいところだけ書いたら短編集みたいになったよく分からない話、次はもうちょい上手く話作りたい 、車は急には止まれないので勢いで書き進めて書き終えましたけど、確実に短編で済ませる内容ではなかったとは思ってる、続きを書く予定は無いけど同じ名前の子達の話を書く予定はある(別人だからなんも関係ないけど)。