“注意事項”
・二次創作
・ロフマオメイン
・世界滅亡した後の想像のお話
・空想上の化け物出てきます
・死ネタ
・半分(?)獣化します
これらが大丈夫な方はどうぞ!!!
『身体が強く、動物時の記憶があり、更にあの化け物の記憶も覚えてる人は…ッ…加賀美ハヤト以外いないんだよ、ッ』
そうよろめきながら立ち上がり、そう言った。
『その条件に当てはまる生贄になる人しかアイツを弱らせられないんだ…』
『申し訳ないが…そっちの1人とこっちの人類じゃ賭けてる物が違う…諦めてくれ』
そう言って固まったふわっちの肩をぽん、と手を置いて社長に向かっていった。
「…じゃあ、僕らも社長と一緒にこの世界の英雄になります。」
甲斐田くんがそう言うと、兵隊は社長に向かっていた足を止め、僕ら三人の方に視線を向けた。
『お前らが犠牲になる必要は微塵も__』
「ありますよ!!」
僕からこんなに大声が出るとは思わなかった。咄嗟に口を抑えたけど、僕から言葉が出るのは止まらない。
「僕らは、みんな含めてろふまおなんです。1人でも欠けたら…欠けたらそれは…」
不意に泣きそうになってしまった。
僕、こんなに涙脆くはなかったはずなんだけどな。
心の中でそう笑って、涙を振り払って、次の言葉を出した。
「…っとにかく、社長が行くなら僕らも行く。ろふまおらしく散ってやりますよ。」
固まってたふわっちもさっきのシリアスな雰囲気とは違う、柔らかい笑顔でこっちを振り向いて喋った。
「さっすがもちさんやな!俺、一旦一肌脱いでやりますわ!」
「アニキィ!そう来なくっちゃ!」
すっかり調子に乗ったアニコブを背後にまた兵隊に語りかけた。
「ほら、僕らが進んで犠牲になろうとしてるんですよ。貴方は逆に僕達、そして社長に感謝すべきだ。」
「私は御三方には生きていて欲しいんですけどね…w」
そう社長が笑いながら言う。
『…もう好きにしてくれ。忠告はしたからな。』
と、半ば呆れた感じでそう言う。
『私らはお前らが死んでも気にはしないが、作戦が失敗したらお前らどころか、人類全員死んでしまうからな…』
「えぇ、責任は請け負いますよ。勝手に僕らがやることなのでね?」
『…仕方ない、追加の準備が必要になった為、作戦は明日に回す。明日の為にゆっくり休んでいてくれ。…幸い、あの化け物が去っていってくれたみたいだしな。』
兵隊はその事を伝え、この場から去っていった。いつの間にか地鳴りもなくなっていた。
「社長。」
僕は社長の方に振り返った。
「?はい、なんでしょうか。」
社長のキョトンとした顔を見て、ちょっと安心した。
「…いや、なんでもないですよ。」
「そうですか」
社長はクスッと笑い、僕の頭に手を置いて撫で始めた。
「ちょっ、!急になんですか!!」
「あっはっはw寂しいって思ってたんじゃないかと思ってw」
寂しい、か。確かに寂しいかも。
「あっ!もちさーん!」
「ズルい!僕も僕も!!」
こんな最高で馬鹿みたいな奴らともう一緒に居れないのは。
「あははwやりますよw」
何故か今は”死”が怖くない。
この3人となら、僕は安心できる。
「…いや、安心できるっておかしいな…w」
そうぼそっと呟く。
「もちさん?なんか言いました??」
「いや、なんも。じゃ、明日に備えて今日は帰りましょう。」
「それもそっすね!社長、部屋に行きましょ!今日は全員で寝ようぜ!!」
甲斐田くんの肩にガッと掴まり、そう言った。皆は「いいですよ。」とか言って一緒に寝る事を許していた。
ろふまお始めたてよりも結構仲良くなったな、僕ら。
「それで、もちさんは…?」
期待の眼差しでこちらを見てくる。
「…仕方ないですね。いいですよ。」
僕が言った後。数秒間3人は固まった。僕がその様子を見て困惑し始めた時、3人は笑顔になって僕に抱きついてきた。
「もちさーん!」
「素直じゃないっすね!!」
…これだから馬鹿共は。
「はぁ…ほら、早く部屋に行きますよ。」
気付いたら夕焼け空になっていた。なんか安心するとどっと疲れが出てきた。
今日は早く休もう。そして、この四人でいれる時間を楽しもう。
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