〖絵〗
俺は絵を描くのが好きだ
だけど
カキカキ…
赤「やっと書けたッ!」
俺たち家族の絵
ガチャッ
水「まだこんなの書いてるの〜?」
白「だっさーw」
赤「ッ…」
水「これ捨てちゃおうよ!」
グシャッ
ビリッ
白「じゃぁなッw」
バタンッ
赤「……」
りうらの絵って下手なのかな…
グシャッ
ポイッ
俺はスケッチブックとペンを捨てた
赤「なんでッ…俺ばっかりッ」
ドンッ
カランッ
あ、愛用してたペンだ
赤「もう絵は描かないよね…」
ポイッ
赤「りうらはどうしたらいいんだろう」
桃「りうらー?入るよー?」
赤「なんで?」
桃「ゴミ袋貰おうかなって」
赤「わかったちょっとまってて」
俺は絵を描く時に必要な物しか入っていない袋の口を閉めた
赤「ドアの前に置いておくから取って」
ドサッ
ガチャッ
桃「…?」
サッ…
バタンッ
赤「……」
あ…れ……睡魔がッ…
絵ッ…描きすぎ……たなッ……
バタッ
桃「えっと間違ったものがないか確認しないと」
数分後
「りうらの袋…」
「これッ…」
そこにはりうらの好きだったはずの絵の道具が入っていた
桃「嘘ッ…」
それを…
捨てようとしたってことだよね…
桃「俺はりうらの絵…好きなんだけどな」
ドンッ!
桃「りうらッ?」
ダッダッダッ
ガチャッ
桃「りうらッ!」
そこには倒れてるりうらがいた
桃「とりあえず」
俺はりうらをベットへ寝かせた
ペラッ
桃「……俺らの絵?」
「りうら…こんな風にして欲しかったんだろうな」
りうらの絵は細かいところまで再現されているから好きだった
ガバッ
赤「絵ッ”……もっと上手くッ”…ならないとッ”…」
「もっとッ”…書かないとッ”…」
ガシッ
赤「離してッ”!」
桃「……」
赤「その袋ッ”…返してッ”!」
「お願いッ”!」
桃「りうら落ち着いてッ!」
赤「返してッ”!」
「じゃないとッ”…またバカにされるッ”!」
りうらは泣いていた
だけどそれは絶望の涙だった
桃「バカにされる?」
赤「またッ”!〔なんで下手なのに書いてるん〕とか言われちゃうッ”!やだッ”!だから返してッ”!ねぇッ”!」
桃「……」
下手じゃないのに
赤「もう返してってばッ”!」
ドンッ!
桃「いッ”」
赤「早く出てってッ”!」
グイッドンッ
赤「ッ”…はぁッ”、!はぁッ”…!」
絵ッ”…絵ッ”…!
ガバッ(スケッチブックを開く
カキカキッ
赤「違うッ”…違うッ”!」
「これじゃないッ”…」
ガチャッ
白「うるさいんやけど…」
でも、あいつの部屋は綺麗好きとは思えない部屋だった
ビリビリに破かれたビニール袋
散乱したペン
ぐちゃぐちゃのスケッチブック
あぁ…きっと俺らがりうらを壊してしまったんやろな
カキカキッ!
赤「もっとッ”…上手くならないとッ”!」
ビリッグシャッ
ポイッ
チラッ
白「ッ!?」
よくよく見るとあいつの絵は
上手かった
細かい所も再現されている
赤「あーッ”ッ”!もうッ”ッ”!」
と叫んで目の前でリスカを始めた
ザシュッ
ザシュッ
グイッ
赤「離してッ”ッ”!」
恐らくこいつはもう壊れてしまったんやろうなッ
白「ッ…」
ギュッ
赤「ッ”!?」
「俺はッ”ッ”…絵を描かないとッ”…」
白「ほんまッ…ごめんなぁッ」
「今は絵の事は忘れり…大丈夫やから」
「お前は考えんでもッ…十分上手いんやから」
赤「えッッ…?」
りうらの絵ッ…
上手なの?
もうッ…バカにされないのッ?
赤「でもッ…またバカにされるッ…」
白「その時は俺が付いとるから…な?」
赤「うッ”…ひぐッ”…」ポロッ
「ありがとうッ”…」ポロポロ
白「ッ!?」
ニコッ
ヨシヨシ
白「ほらッ…俺たちの絵…描き直そ?」
赤「うんッ」
数分後
赤「描けたッ…でもッ」
スッ…(消しゴムを持つ
ガシッ
白「消さんでも上手やで」
赤「でもッ…持っていくの怖いッ」
白「じゃあ後で見せよか」
赤「ありがとう…」
白「みんなの所行こか」
赤「……うん」
白「大丈夫ッ…俺がついとるから」
赤「俺…頑張るッ」
ガチャッ
水「あッ!しょーちゃん!」
黒「その下手くそは置いて鍋食おうやッ!」
青「せやなッ!」
赤「ッ……」
ブルブルッ
白「りうちゃんが食べんのやったら俺も食べん」
水「なんで?」
白「俺が部屋に行った時」
「りうちゃんは暴走しとった絵と言う悪霊に取り憑かれてた…上手くならないとってずっと言っとった」
「部屋はぐちゃぐちゃのスケッチブック散乱したペン…空のカップラーメンで満たされていた」
「わかるか?りうちゃんはそれぐらい無理をしとったって言うことやッ!」
「お前らはッ…りうちゃんの絵が好きと言うのを踏み潰したッ!」
「下手って言ってるけど何…りうちゃんより自分が上手いんかッ!?」
「ちゃうやろッ!努力も踏み躙って…なんが楽しいん!」
「りうちゃんの趣味に土足で踏み入れんなッ”!」
「はぁッ”…はぁッ”…」
「それが分からへんのならッ…俺はりうちゃんと一緒に家を出るッ…」
黒「……」
水「ッ!?」
白「精々、4人で鍋を楽しむんやな…」
「りうちゃん行こか……」
赤「うん…」
ガチャッバタンッ
青「別、そんな気にせんでええやろ」
「何をしようとあいつの勝手や」
「知らん」
「早く準備しようや」
黒「……」
青「あにきもはよ立って」
スクッ
ベチンッ!
青「いッ……」
黒「ばかッ…もう知らん」
桃「メンバーがあーなってたのにそんな態度なんだ」
「正直言って**失望**した」
ガチャッバタンッ
青「……」
広いリビングに1人取り残される
俺は無意識にりうらの部屋へと向かった
桃「どこッ!?」
水「あれはッ!?」
黒「りうらと初兎やッ」
タッタッタッ!
ギュッ
赤「ない…君ッ?」
桃「ごめんッ…あの時ッ…気づけなくってッ…」
黒「初兎…ありがとうな」
白「おんッ…」
「あれッ…まろちゃんはッ?」
水「……」
桃「あいつは…メンバーより自分を優先した」
「バカだ」
白「……まろちゃんにもちゃんとした理由があるんやない?」
桃「そうかもしれないッ…」
ガチャッ
青「……」
りうらの部屋ッ
初兎の言ってた通りや
青「かひゅッ!?」
なんやッ…これッ…苦しいッ
過呼ッ…吸ッ……?
青「ゴホッ…けほッ…はふッ…はひゅッ…」
あ…れッ…?息ってッ…どうやってッ…吸うんやっけッ
青「カハッ…ぅ”…」ポロッ
怖ッ……いッ…
体ッ…動かッ…ないッ…
助けッ…呼べッ…ないッ…
誰ッ…かッ…助けッ…
ガタッ
白「りうちゃん見せたいものがあるんよなッ」
赤「見てッ!」
(絵を見せる
黒「やっぱりッ…りうらは絵が上手いなッ!」
水「そうだねッ!」
赤「遠分戻りたくないな…部屋には」
「思い出しちゃうから」
黒「せやなッ」
水「そういえばッ…If君はッ?」
白「まろちゃん1人にしたら何するか分からへんで」
桃「探そう」
数分後
桃「残されたのはッ…りうらの部屋ッ…」
「開けるよ?」
赤「うんッ…」
ガチャッ
桃「ッ!?まろッ!」
黒「あかんッ…息しとらんッ…」
水「なんでッ」
白「過呼吸やと思うッ…」
「昔の事ッ…思い出してもうたんやろうな」
黒「ッ……」
チュッ
白「ちょッ…!?悠君ッ!?」
「何してッ\\\」
プハッ
黒「心配せんでも人口呼吸やッ」
青「……」
黒「まろもッ…息しだしたしな」
パチッ
青「あ……れッ…」
黒「大丈夫かッ!?」
青「俺…最低なことしたんにッ…」
黒「思い出したくなかったんやろ?」
青「ッ”……」ポロッ
「おんッ…」ポロポロ
赤「ッ”!」
ギュッ
赤「良かったッ”…良かったぁッ”!」
青「ごめんなッ」ニコッ
これからも幸せに暮らせますように
𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸
な、なんと!この度!
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コメント
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ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙神っ!!!! 超大好きっ!!!!!!!ですっ! いいねは1000以上押させて頂きましたっ ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ものすごく好きですっ! めっちゃ神でなんかもう凄かった! (凄すぎて表現方がっっ!!、