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アンノウンと言う名前は、何かかっこよくて好き‼️今後も物語期待しています‼️
「起きたんだ」
彼?は突然話してきた
「おはよう、寝心地はどうだった?」
いきなり話されても困る
私も何か言うべきなのだろうか?
「あなたは? 」
そう言うと彼?は少し困ったような表情を
した後、こう返答した
「俺?俺は、そうだなぁ、、、」
「*UNKNOWN(アンノウン)*とか、、、かな」
不思議だ、この男も自分の名前を
覚えていないのか?
「ねぇ、
あなたも自分の名前覚えてないの?」
UNKNOWNも私と同じように
気づいたらここに居たのか、、、疑問が次々と湧き出てくる。全部聞くには3時間ぐらかかりそうだ
「そういう訳では無いんだけど」
「事情があってね」
UNKNOWNは何かをはぐらかそうと
しているようだった。素人が見ても分かるぐらいに
「あのさ、私、自分の名前を覚えてなくて」
「何か知らない?」
知ってる訳ないのは自分が1番よく分かっている。だけど気になるものはしょうがないのだ。このままモヤモヤしているのも癪だから
「、、、ルナ」
、、、?彼があまりにも小さい声で言うから
全くもって聞こえなかったが、彼の顔からして、私の名前を言ってくれたのだろう
「ルナなんてどうだ?」
聞こえた、ハッキリと
いい名前だな、これは率直な感想だ
ただ、言い方的に、これは多分私の本当の名前ではないのだろう。
だけど、なんと なく分かるのだ、この名前はテキトーに付けた名前ではないのだろう
「ありがとう!」
ただ、思った事を口にする
この場所に来て、初めて得た大切な物だ
「、、、どうも」
ただ一言、だがその一言を発している時の
彼の顔は少し赤い気がした
「少し、この部屋を出て散歩しないか?」
散歩、、、そもそもこの場所は散歩が出来るほど広い場所なのだろうか?
いや、だが私より先にこの場所にいたと思われる彼が言っているのだからそれぐらいは保証できるのだろう
「良いよ、ずっと部屋に引きこもってるのも癪だしね!」
正直言って、ずっと個室に閉じこもっているよりは、外に出て少し体を動かしたかったので、良い誘いだった
「そうか、なら、少し良いか?」
───スッ
彼の手が私の右手に触れる
すぐにでも離したかったが彼が少し
満足気な顔をしているのでここで離すと
彼が可哀想だと思い私もその手を握り返す