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またしてもお久しぶりです。
一応黒さんお誕生日おめでとう投稿ですが
·····💦
あくまでも作者の勝手な偏見です。不快に思うようでしたらすぐ削除するので、遠慮なく言ってくださいm(_ _)m
——–キリトリ線——–
どっしり構えていて頼りになる
常に周りに気配りしてくれる
困った時ぜったい助けてくれる
間違ったら、叱ってくれる
頑張ったら、褒めてくれる
いつもリスナーに感謝を伝えてくれる
”悠佑”という人物について語ると、必ず出てくる単語たち。
裏表がなく、素直
時々年齢不相応に幼く可愛い行動をとる
好きなことの話題になると凄く楽しそう
褒められ下手で照れ屋さん
自分たちメンバーから見ても、そういう人物。
年上に対してこういう言葉はどうかとは思いながらも、本当に信頼出来るし、かつ可愛い人だと思う。見ていて飽きることはない。
だけど。だからこそ、たまにふと漏れるマイナスな言葉たちに不快感を感じてしまうことがある。
「どうせ俺の事きらいなんやろ?」
「あにきっずって、ビジネスなんかな」
「もう俺には力なんかなんもないわ」
冗談めかして発せられるこれらの言葉。
その場では笑っているけれど、隣にいるからこそわかる、端々に感じる不安感。
ひとたびマイクをにぎってステージに立てば一緒に立っているメンバーですら魅入ってしまうような圧倒的存在感を放つくせに、それ以外だとどうしてこうも自己否定的になってしまうのか。
そんなこと、あるはずないのに。
だけど、とある企画での彼の話を聞いていてふと気がついた。
彼は今までずっと音楽をやっていた。それこそ他のメンバーの倍以上の時間。仲間内でバンドを組んで、中にはそこそこ人気があったこともあったという。
でも、上手くいかなかった。
いれいすに入るまでの彼の音楽活動は、彼にとって辛いことの連続だったらしい。
少し人気が出て、仲間たちと楽しく夢を語ったりした事もあっただろう。
なのに、徐々に消えていく客たち。チケットも売れなくなっていって、それに比例するように仲間たちが離れていく。
それに気づいていながらどうすることも出来ずまわりが去って行くのを見送るしか無かった。
悔しかっただろうな。
こんな経験、多分彼だけじゃない。誰でも一度は経験しているだろう。
でも。諦めようとしていたのに、音楽の世界は彼を諦めさせてはくれなかった。
強引な勧誘に引っ張られて入ってきた歌い手グループ。リーダーの手腕は想像以上で、今では武道館が実現するまでに成長した。
このグループは、これからもまだまだ成長していく。彼の夢は、確実に形となった。
けれど、本当にこのままずっとこの幸せが続いていくのだろうか。また、いつかみんな離れていって1人取り残されるんじゃないか。
他のメンバーはまだ若い。それぞれ特技もある。
離れてもいくらでもやり直すことができるだろう。
でも、自分は?
そんな不安感が、常にあるのでは無いか。
だから、メンバーがお願いしたら、喜んで貰えると思ったらなんでもやってくれる。
だから、時々メンバーを試すような発言をして否定の言葉を切望する。
最近はわがままを言ったりだらしない格好をメンバーに晒したりとだいぶ心を許してくれている様子が見られている。
自分にも弱みを見せてくれるようになった。
それが嬉しいと思う気持ちが。あなたから離れる気持ちなんて、誰1人1ミリももっていないという事実が。少しでも伝わって欲しくて。
彼にならって、今日も言葉にするね。
「まろ、あにきだーい好き!」
~完~