「いや、何やってるの??」
「あ!赤兎さぁん♪」
「おい、聞けヨ〜このクソガキがオレの夢と希望の書物盗んで人質にシタ!」
「夢と希望だけじゃないてすぅ!春画で、黄兎さんの夢と希望と性癖が詰まってる書物を取っただけですぅ!」
「取っただけじゃねぇダロ!このクソガキ」
「うるさいですよエロガキ!」
「やめんかい!」
あ、紺兎が出てきちゃったよもーぅ…まぁ、この空気を清浄出来るからいいけど
「「紺兎(さん)!?」」
「ったく…今日はあの人も帰ってくるのに、何やってんだ。罰として、緑兎はお昼のおやつ無し!黄兎は春画没収!」
「「そんなぁ…」」
うわ、お父さんだわ……こりゃお父さんだよ
「えっと…キミ達も黒兎隊?? 」
「ん、自己紹介しなくてごめんねぇ…僕は黒兎隊ボス兼拷問担当の赤兎だよ!」
「俺は…潜入担当の紺兎」
「ん!せっかくだし、ここの学園のお偉いさんにでも会ってこようかね!」
「曲者がこんなに沢山…スリルとサスペンス〜✨」
「ん?この子…面白い子だね!僕でもちょっとビックリしちゃったよ」
「でしょでしょー?可愛いよね〜伏木蔵くんって」
「伏木蔵くんって言うんだね。伏木蔵くん、僕は赤兎でいいよ〜」
「粉もんさんも、赤兎さんもスリル〜✨」
いやぁマジで子供は宝だよね〜小さいし、可愛いし、いつ死んでもおかしくないし?寿命は短いし。ひとつひとつ大事にしてないとね
「おい、ボスに近づくんじゃねぇヨ。タソガレドキ忍者のクセによぉ」
「貴様らこそ、組頭に近づくな」
「黄兎、ここで争うな。ボスが気に入った子供に威圧がかかったらどうするつもりだ」
「チッ…」
「尊奈門、減給」
「組頭!?」