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「いらっしゃいました、さて!僕が今ご対面したいこの学園の長はだれかな?」

「こんな堂々と敵になる可能性のある陣地を歩く…凄いですぅ、赤兎さぁん✨」

「おいおい、オレらのボスなんだから当たり前だろうがヨ。というか、紺兎。先生と三鳥はまだかヨ」

「来たらアカマルからの合図があるはずだから大丈夫。」

「ん、僕ちょっと厠行ってくるから雑渡昆奈門くんと伏木蔵くんと諸泉尊奈門くんと行動しててね。紺兎はめんどうみといてね」

「いやなんで俺が……」

「ん…?もしかしてツレションしたかった?小便とこまでいっしょに行きたかった?ごめんね。命懸け以外は僕そういうのNGって言われてるのよ」

「黄兎と緑兎と居るからボスはさっさと行ってこい。」


ボスはマジでこういうところあるよな…


「大川戸のはいないのか……?」

「居ない可能性もあるよね」

「居ないってことは来るまで黒兎隊が居るってこと……それってスリル〜✨」

「ボスは過去にツレションしたことあるような発言してたなァ…」

「赤兎さんの初めてを取るなんて…許せないですぅ!」

「おいおい、オレですら30代越えなのに相手は桁が違うとかいって年齢教えねぇ年齢不詳だぜぇ?年上確定な時点で初めてなんてあるわけねぇだろ。」

「いや、そうでもない。最近になって知ったが、ボスはネッシーが居ると信じてたし。それに物事や経験は”最初に誰とではなく、最後に誰と、が重要”と、先生が言っていたから」

「先生の言葉はかっこいい…尊敬しますぅ!でも赤兎さんの他人に見られる初○んこがぁぁぁあ!!」

「うっせぇヨ。男ならち○こひとつくらいでガタガタ抜かすんじゃネェ!」

「男ならちん○ひとつは一大事ですぅ!!」

「いいじゃねぇかヨ。急所が減ったと思えば」

「何言ってんだ?ボスの性別は不明だ」

「不明ですかぁ??」

「あぁ。ボスは…性別:赤兎。男でも女でもない。第三性別でもない…性別は本人だ」

「その考えサイキョーじゃねぇかヨ。さすがボスだなァ」

「というか、そこの”黄緑”は正座しなさい。子供の前でナニ言ってんだ。場所を考えろ、恥を知れ”黄緑”」

「ハイハーイ、頭脳派黄兎きうさ、黄緑の黄色と?」

「野生派緑兎りょくう、黄緑の緑ですぅ!」

「「2人合わせてイタズラ大好き、頭脳と野生の黄緑組!」」

「今は息と色を合わせんな」

「ナイスツッコミですぅ!」

「ごめんお待たせ〜!」


あ、この感じは…


「ボス…手ぇ洗えよマジで」

「ん?めんどさくない??」

「赤兎さぁん!」

「え”??」

「ぇへへへへ…今なら戯れとしてどんなことをしても許される気がするですぅ」


緑兎はどこからそんな根拠持ってくんだよ。完全に己の欲に囚われてるだけじゃねぇか


「いや、許されないよ。てか許さないからね??ちょっと、ねぇ!誰か!緑兎の様子が明らかにおかしいんだけども!?!?ねぇ、黄兎!!」

「あ、ぼくのことは気にせず続けてくださァい」


おい、撮ってんじゃねぇよ、黄色い変態。


「撮ってんじゃないよ!黄色ォ!!!」

「どう致したか、赤兎殿!」

「ん、あくと!やっと話しかけてくれたね!助けてくれないかな???」

「……愛は世界を救う…あくとじゃないよ!酷いよ赤兎くぅん…」


あーぁ…蒼兎が泣いたじゃねぇかよ


「世界は救われても僕は救われてないんだけど!!!」

「話に混ざるまで気配が全くしなかった……君は?」

「拙者は蒼兎と申す。これでも黒兎隊の暗殺を担当しているのでござる。」

「そうなんだよね、あびとって凄いでしょ〜」

「あてとさんはとっても実力のある人なんですぅ」

「あきとはオレと同時期に入ったからなァ…実力は保証するぜぇ…ケヒヒヒヒ」

「蒼兎だっつってんだろうが。黄緑はまだしも…ボスが間違えんなよ」

「いやぁ…だって難しいじゃんか。」

「イェーイ、見逃させたですぅ」

「イェーイ、オレたち運がいいじゃんヨ」


マジで…んで先生と俺(紺兎)以外は名前が違うやつばっかなんだよ

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