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「宗次郎(そうじろう)、ちょっといい?」
5時限目の授業が終わると、 杏葉(あずは)が席までやってきた。
こんなことがあるなんて珍しい。
いつもは宗次郎から杏葉のいる場所へ向かうというのに。
「なになに? 今日のデートの予定?」
そんな約束はしてないけど、宗次郎は言ってみる。
空太(くうた)も 寺久保(てらくぼ)ちゃんも、そうみたいだから。
「うん、そう。ついでにチョコもそのときに渡す」
「うはっ、まじで!?」
「疑うなら、いらないってみなすけど」
「杏葉はいつも信じてるから! 大丈夫だから!」
「ん。じゃあ、また放課後にね」
そう言い残して、杏葉は教室を出て行った。
「うっし! これは、とうとうオレにもTHE・真の春がやってきたんじゃね!?」
「なんだよ、THE・真の春って。ネーミングセンスねぇな」
「隼(はやと)!? 聞かないでよ!」
「お前のう*************
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