どうしてだろう。
なにが起こったんだろう。
今日は、夢のようだった。
いや、いっそのこと夢ならばいいのに。
「はぁ」
「お兄ちゃん、大丈夫?」
宿題を広げた机に向かっている 空太(くうた)の隣で、 海花(みか)が心配そうにのぞきこんでくる。
「帰ってきてから、ため息ばっかだよ?」
「そんなこと……あるかも」
「失恋しちゃった?」
「……わからない」
「えっ!?」
デートして、バレンタインチョコももらったというのに。
『別れよう』
そのひとことで、幸せな1日が一転しまうなんて。
「ごめんね。でも、まさか……」
「いいんだよ。僕も、急なことで、まだよくわかってないから」
「お兄ちゃんは、好きなんでしょ?」
「もちろん。弥奈(やな)は好きだよ。でも……」
弥奈に言われたのは、別れの言葉だけでなかった。
『空太くんが、私を好きだって伝わってくるよ。私*************
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