テラーノベル
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大森「不味かったら下げるんで…言ってくださいね」
山田「大森君のご飯不味いわけないでしょ!」
まだ食べてないじゃないですか。
僕はいつもの朝ごはんを出した。
山田「いただきま~す!」
山田「え、食べないの?」
大森「食欲ないんすよ」
もう1週間朝ごはんを食べてない。
山田「ふ~ん、」
なんか気分が悪く、吐き気がする。
体調が悪い日かなと思いつつ、
山田さんが食べている所を黙々と見ていた。
山田「ん!めっちゃ美味しいよ!」
大森「そうですか、良かったです。」
どうしよう、しんどさが増してきた。
息も苦しくなってきた。
大森「はひゅっ…ゃ、やま、ださん、っ」
山田「大森君…っ?」
大森「げほっ…くるし、ぃです…」
そういえばこの前も…
―――
2週間前くらい、
僕は買い物に行っていた。
その時に、突然目の前が真っ暗になって、
倒れたことがあった。
普通に意識はあったんだけど、
呼吸がしずらくなっていた。
何とか目立つ前に自力で立って、
帰ったことを覚えている。
―――
山田side
大森君が急に息が苦しいって。
どうしたらいいのか分からなくて…
救急車を呼ぼうとしても止めてくるから…
でも絶対に呼ばないと、大森君が死んでしまうんじゃ
と思ったから、救急車を呼んだ。
―――
大森side
大森「きゅ、きゅしゃ…っらめ…、っ」
山田「自分の命、どうなってもいいの?」
大森「…だ、め、」
山田「もう呼んだから、もうちょっと
頑張って…、」
泣きそうな山田さんの声が心に響く
僕は苦しみで泣いている。
頬を伝う涙。
大森 「山田、さん…っ」
山田「どうした、?」
大森「頭…撫でてく…ださいよ、っ」
いつも両親に言われていた。
悲しい時は、頭を撫でたら気持ちが晴れるって。
山田「あ、頭…?」
大森「気持ち、が…っ晴れるって、…」
照れながらも、山田さんに言った
山田「もちろん…」
大きくて暖かい。
やさしい手が僕の頭を撫でる。
頭を撫でるだけかと思ったら、頬を撫で、
涙を拭き取ってくれた
大森「あ、りがと…うござ、ます…」
インターホンがなった。
その途端、山田さんは玄関に走り出し、
救急隊員を家に入れた。
山田「こっちです、!!」
救助隊員がこっちへ来る。
僕は椅子にぐったりと座っている。
僕は救急車で運ばれた。
コメント
2件
// え な に こ れ(( 頭 撫 で て く だ さ い っ て 言 っ て る 大 森 さ ん か わ い((