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アイス
✩ 短編 BL 作品になります
✩ ご本人様とは全くもって関係ございません
✩ 一生スランプなので妄想頑張ってください
✩ 多分セリフ少ないです
✩ ゆるゆる系だと思います
じぇしー「」左
ほくと『』右
ほくと side.
現在20時過ぎ、台本も一通り読み終わり一段落ついた所で彼が ” アイス買いに行かない? “と、話しかけてきた。
最近食べてないし彼が言うもんだから、アイス食べたい欲が強くなってきた。夜に何か食べるのは控えていたはずなのに困っちゃう
『いいよぉ、準備するーね』
「んへへ、分かった。待ってるね」
お風呂も入り終わった後だったけど、今日だけ。ちゃんとお仕事頑張ったからね
部屋着だけどスウェットだからまぁ夜だし大丈夫だろう。パジャマっぽくないもん
もちろん眼鏡をして小さい鞄を持って、部屋から出て、彼が待っている玄関まで少しだけ急いで向かう。
彼もゆるっとしたスウェットの格好で、他の人を見ても何とも思わないのに かわいい なんて思ってしまう。何回見てもどの格好でもだいすき
『おまたせぇっ、!』
一応のためのマスクをするのを忘れていたが、優しいジェシーは、頬を緩めながら「へへ、マスク無しでもいっかぁ!夜だもんね」と言ってくれた。…いいでしょ。俺の彼氏。アイスよりも甘くて溶けちゃいそう
「ほくちゃんは何のアイス食べるぅ?」
外だし暗いからよく見えないけれど、おそらく顔を緩ませながら俺に話しかけている彼。
『んー、どうしよぉ、じぇしーは決まってるの?』
「んん俺はねぇ、ほくちゃんと一緒の食べるんだ」
だってよ。好き。かわいい
『ふへ、じぇしーかぁわいい』
「ん、へへぇ…」
アイドルにしては顔緩めすぎかも
まぁ、……かわいいんだけどもさ
なんてゆっくりと歩きながら話していたら、現在は20時20分を過ぎている。いつものコンビニなら5分ほど歩くと着くのだが、今日はいつもとは違う別のコンビニまで目指していた。ほぼ散歩と言っていいものだろう
コンビニに着くと、またジェシーとゆっくりアイスを選びながらレジに向かい、コンビニを出て家に帰る最中。
結局シェアできるパピコを選んだ。
アイスだからすぐに溶けちゃうと思って、歩きながらパピコを食べる。
「んー!うまぁ!久しぶりだねぇアイス食べるの」
『んーふふ、おいしいね。じぇす!アイスもう柔らかくなった!』
「oh…!ホントダ!!早く食べながら帰るよほくちゃんっ」
そう言われた刹那、彼が俺の左手を握り彼なりの優しさなのかゆっくりと、いやでも速く、走り始めた。
もうアラサーな俺たちだけど、これは正直なところ、嬉しかったしここ最近で1番楽しかった話だった。
やっぱり彼はアイスよりもうーんとおれに甘い
end.