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ころん目線
僕はずっと暗い海にいる。
どこまで続くか分からない、深い海の中。
僕は息をした。
「…ゴポッ」
苦しくはない。
僕は地上へ出ようと、海から手を伸ばして、這い上がろうとしたが、上手く上へ進めない。
僕はただ下へ進むことしか出来なくなっていた。
見える。
見えるんだ。
海の上の光を。
だが、すぐに光は消え、見失ってしまった。
★★★
どこまで来たのだろう。何も聞こえない。魚たちの声も。
僕はいつからここにいたのか、なぜここにいるのかも、分からない。すると、下から音がした。