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やっと……
やっと あきらめられる
ちゃんと 謝りたい
ハルトにも……
……ごめん!!
やりなおしたくて……
ゼロから また 俺と……
友達に…… なってくれる?
数日後
あなたの部屋
「……呼び出して、ごめん」
不思議そうに、俺を見つめるスグリ
スグリ「だ、大丈夫?どうかした…?」
…ありがとう
心配してくれて
せっかく
戻れたのに
また、友達になれたのに
俺も、言わなきゃいけないのに
どう言えばいいのか…
言葉に…詰まって…
(ポタッ)
うつむいているハルトの目から涙がこぼれる
スグリ「!?」
「え…と、ハルト…?」
「な、泣いてるべ?!」
「いや、なんで?!えっと…え…と…」
…スグリ、
「……お…おれ、も…」
ああ、駄目だ
視界がぼやけて…
話したいのに
さらに涙が出てきて
喉が痛くなって
何も言わず、心配しながらも真剣な表情のスグリ
こんなに大切な…友達を
「……ぃ、今まで…」
鼻水も詰まってて、うまく声が出ない
「ほんと…に…」
「 ごめん 」
スグリ「!」
「俺ッ、スグリのこと、なん、も!!グスッ…」
「分かって、なかった…!」
驚いたように、俺を見つめるスグリ
今更だよな
ごめん、なんて
「…大切な、友達、なのに……」
「スグリを、苦しめて…」
「俺…最低だ…」
スグリ「…」
「……それを、ずっと考えてたんだな」
「最近のハルト、話しかけても目、合わな
かった から…やっぱり、俺のこと…嫌い
になったんだって思ってたべ」
!! いや、
「…そんなこと、ない! 絶対… 」
「そ、そんなこと、なくて…ただ…どう、 接したらいいのか…分からなくて……ぜ、全部!俺が…悪いのに…! 」
「…スグリと、まだ…」
「友達でっ…いて良いのか、って…」
声は枯れて、もはや言葉にすらなっているのかも曖昧な程ぐしゃぐしゃに泣いている
それでも、どうしても
伝えなきゃいけないことなんだ
スグリ「!」
俺の言葉を聞いたスグリの顔は引きつって
その表情からは、悲しみと怒りを感じた
「俺は…スグリを、傷つけた」
「ずっと、ずっと……大好きな友達を…」
「……謝っても…許されない…グスッ…こと…」
「…たくさん…してきたッ……」
「…友達、失格だ……」
スグリは、ゆっくりとこちらに歩み寄り
俺にハンカチを差し出して
スグリ「もう、気にしてないべ…」
「俺こそ、あんなに…酷いことしたのに…。 」
「本当、ごめんな」
「……だから、ハルト…自分のこと…そん
な、 責めないで、ほしい…」
(俺は、とっくに全部許してるから…)
スグリ「俺を大切に思ってくれて、」
「ありがとう、ハルト」
(ハルトは、)
(俺を思って泣いてくれてるんだ)
スグリ「…何度だって、やりなおせるよ」
「俺ら、友達だから…!」