彰人と俺は一緒に暮らし始めてから1ヶ月近くの月日が経った。
彰人は俺との環境に慣れてきたらしく、笑顔が増えたように感じる。
俺と居るのは幸せなのだろうか、俺の仕事は人に誇れるような仕事ではない。組織の中でも本来ならもっと下の人がやるようなものだが人が少ないから俺でもやるようになっている。
既に何度か彰人は俺の仕事について聞いてきている。なんの仕事をしているのか。どんな仕事をしているのか。それと、大人になったら一緒に働きたい。
彰人には出来ればこんな仕事をして欲しくない。
俺のこの仕事は、死とは隣り合わせだ。実際いつ死んでもおかしくない。
彰人を危険に晒したくない。
それでも、
🥞「とうやさん、」
☕「なんだ、?」
🥞「冬弥さんはなんの仕事してるの」
…まただな、嘘はつきたくない、それでも、
☕「少し危ないお仕事だな」
🥞「危ない…、?」
☕「ああ、」
彰人はとても不安そうな、困った顔をした。
危ないお仕事なのに何故しているのか、と。
☕「…彰人がもう少し大きくなったら教えよう」
🥞「おれ、!早く大きくなるから、!」
可愛い、可愛いが、とても辛いな。嘘をついてしまっている。少し所では無いのに、辛い。心が締め付けられる。
☕「そうだな、彰人」
🥞「!どうしたの?とうやさん」
☕「俺の上司と会ってみないか?少し前に渡した折り紙とかあっただろう。あれを買ってくれたお兄さんに、だ」
🥞「あってみたい、!!」
☕「ふふ、それじゃあ決まりだな、」
少し前に買った服に彰人を着替えさせれば、俺は彰人の手を引いて家を出た。恐らく彼がいるであろうあのBARに。だが彰人をBARの中に入れるのは流石に気が引ける。悪い大人も多いからな、変に影響されて欲しくない。
☕「彰人、ここで待てるか?」
🥞「え、冬弥さん行っちゃうの、?」
☕「少しお兄さんを呼んでくるんだ」
🥞「うーん、まってる!」
そう彰人が言ったのを聞くと俺は彰人の頭をくしゃりと撫で、BARの中へと入った。
☕「カイトさん、居ますか?」
🍨「居ないよー」
☕「居るじゃないですか、」
巫山戯るカイトさんに少し困るが、今はそんなことどうでもいい。BARの店主の視線に腹が立ち、軽く睨むと店主は怯えたように目を逸らした。
☕「先月話した子供を連れてきたんです。流石にBARには入れたくないので外で待たせてるので来てくれませんか?」
🍨「え!アキトくん、だっけ?今行くねー! 」
カイトさんは彰人の話をするとぱあっと顔を明るくさせて外へ出てった。カイトさんを見送るとあの人の分のお金を俺が支払いゆっくりと後を追う。
🍨「うわー!ちっちゃーい!可愛いね!」
🥞「わ、え、ちょ、え、!?」
彰人を見て満面の笑みを浮かべながら彰人を抱えて、彰人の頭を撫で回すカイトさんに思わず笑みがこぼれる。彰人は状況をよくわかってないのか半分恐怖、半分混乱のような表情をしていた。
☕「彰人、その人が俺の上司のカイトさんだ。カイトお兄さん、とでも呼んであげてくれ」
🥞「かいとおにいさん、?」
🍨「可愛い〜!ねえトウヤくん!アキトくんのこと貰っていい?」
☕「駄目です」
🍨「ケチだなぁ、」
カイトさんは既に彰人にメロメロなのか馬鹿なことを言い出す。まだ彰人の頭を撫で回すカイトさんから彰人を奪う様に取れば、そのまま俺が抱き抱える。
☕「何処行きますか?」
🍨「アキトくんの行きたいところに行こっか」
🥞「えっ、おれ、?」
🍨「うん。行きたいところある?」
そうカイトさんは彰人の顔を覗き込むようにした。
🥞「どこでもいい、」
☕「…、」
🍨「じゃあとにかく美味しいものでも食べよっか!トウヤくんいっつもご飯食べないからあんま美味しいもの知らないでしょ?俺が教えてあげる」
🥞「えっ、冬弥さん食べてるよ、?」
不味いことをカイトさんが話してしまった。無理やり食べていたことがバレてしまったかもしれない。
🍨「ん?トウヤくんはいつも食べないよ。ご飯が好きじゃないからね」
🥞「え…、」
彰人がホントなの?という悲しそうな顔で此方を見て来る。辛い、
☕「そう…だな、あまり食べない。だが安心してくれ、無理矢理食べていたわけじゃない、」
🍨「あー…、そうだね、俺があんま知らなかっただけかも!最近トウヤくんとご飯行かないし!」
カイトさんは糸に気づいたのかもう遅いが、カバーをする発言をしてくれた。実際は何度もご飯に行っているんだが、
その日はアイス屋、パフェ屋、パンケーキ屋、兎に角甘いお店を回った。きっとカイトさんの趣味だろう。彰人は帰る頃にはすっかりカイトさんに懐いていた。会わせて正解だった。
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すみません、これで終わりです、最近何も思い浮かばなくて、切らせて頂きます、すみません!!
コメント
3件
KAITOさんに懐いてる彰人可愛い😭😭 続き楽しみにしてるね😽