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第69話「審判の刃、交わる運命」
🌞 神の光、戦場を射す
混沌の嵐が吹き荒れる戦場に、突如として金色の光が差し込んだ。
その中心に現れたのは――太陽神アポロン。
アポロン「もう十分だ。これ以上、好きにはさせないよ」
彼の周囲に舞う光の羽が、空間の闇を焼き払っていく。
神の幹部が、ついに動き出したのだ。
ベルフェゴール「……ったく、こっちはのんびり寝てたのによ」
マモン「これはこれは、神の貴族様の登場か。お出ましだぜ」
だが、アポロンは静かに――だが確実に歩を進め、告げる。
アポロン「ここから先は、神の審判の領域。お前たちの“欲望”が、どれほど歪んでいるか……太陽の名において、照らし出す」
🌞⚔️ 光と闇の応酬
アポロンの手には、神の神器《ヘリオスブレード》。
それは空間そのものを斬り裂き、マモンの金色の結界を一刀両断する。
マモン「な……!?俺の“欲の城壁”がッ!?」
アポロン「光はすべてを照らす。そして、影もまた――」
直後、ベルフェゴールの背後から放たれた“怠惰の槌”がアポロンを襲う!
だが。
アポロン「――予見済みだよ」
ベルフェゴール「……なに?」
アポロンは光の幻影で攻撃をかわし、すでに背後を取っていた。
一閃。怠惰の霧が空に消える。
🌩 雷と太陽、共鳴
ゲズ「……すげぇ。これが、神の幹部の力……!」
アポロンはゲズに目をやり、微笑む。
アポロン「雷の子。君の雷、なかなかだったよ。まだ荒削りだけど――芯がある」
ゲズ「……あんた、俺のことを……」
アポロン「君たちは、いずれ“神を超える存在”になるかもしれない。だからこそ、見定める必要がある」
そこへ現れたのは、アフロディーテとアレス。
続々と神の幹部たちが集結していく。
🌌 サタン、つぶやく
遠く離れた玉座。
その中心に、サタンは静かに立ち上がった。
サタン「アポロン……か。光の神など、闇に飲まれる運命だ。
だが……面白い。見せてみろ、“神の矜持”とやらを」