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藤の花が咲く頃には幸せが訪れ
藤の花が枯れる頃に不幸になる
夢月「おにーちゃーーん!!」
桜音「ゆずー!どーしたんだ?」
夢月「キレーな桜と藤の花があったの!」
桜音「俺は桜ゆずは藤の花が好きだもんな」
夢月「うん!!新しい着物はね藤と桜なの」
桜音「絶対ゆずに似合うな!」
夢月「やったぁ!」
その夜だった
藤が枯れて不幸が来たのは
ガタン!!!
大きな物音がして目を覚ました
桜音「ん…母さん?父さん?」
「………は?」
そこには血溜まりを作って横に倒れている
両親がいた
桜音「母さん!!!!父さん!!!」
夢月「おにーちゃん?」
桜音「夢月くるな!!!!」
鬼「ほぅ…この家には娘もいたのか…」
「うまそうだな…この親は不味い」
夢月「キャァ!!!!」
ゆずに覆いかぶさるように鬼が襲った
鬼「!!おまえ…あの方に献上しよう」
桜音「やめろ!!ゆずを返せ!」
鬼「おまえ…何か俺達と似ている」
「だから俺…おまえ…嫌い」
ばっ!!!!
桜音「ゆずーーーーーー!!!!!!!」
4年後
桜音「これも…ゆずじゃない」
月音「まだ妹探してんの?」
桜音「当たり前だ…」
月音「なにで見分けてんだ?」
桜音「言う必要はない…」
月音「俺がもし妹にあって殺したら嫌だろ」
桜音「……。簪と着物だ…」
月音「簪と着物の柄は?」
桜音「簪は桜で着物は青と桜色の
グラデーションで桜と藤が
書いてある」
月音「珍しいな」
桜音「特注だからな」
月音「すげ」
瑠月「しはーん!桜音さーん!」
月歌「瑠月さん走らないでくださいー」
月歌「ゼェゼェ」
瑠月「月歌さん大丈夫ですか?」
桜音「お前が突っ走ったからだろ」
月音「アハハ」
瑠月「師範稽古つけてください!」
月音「いいですよ!」
瑠月「雪の呼吸 壱の型吹雪」
ぶわぁー!
月音「おや…精度があがりましたね」
月音「氷の呼吸 参の型氷雪」
ごぉぉお!!!!
月歌「そわそわ」
桜音「混ざりたいのか?」
月歌「いえ…私など混ざったとて…」
桜音「いやお前鬼殺隊女性最強じゃねーか」
月歌「そんなことないですよ…
瑠月さんはすごいですよ」
月歌「刀を握ってまだ1年足らずでここまで
登ってきたんですから」
桜音「それはそうだな」
月歌「反対に私は3年かかりましたし…」
月歌「瑠月さんが師範に拾われてから
もう十年ですか」
桜音「月歌の師範て誰だ?」
月歌「おや、言っておりませんでしたか」
月歌「私の師範は私の両親です」
桜音「!!!お前の親も鬼殺隊だったのか」
月歌「はい…私も親から呼吸を習って
入隊しましたがそのすぐ後に
私たちを遺して亡くなったので」
桜音「でもお前が師範じゃねーのな」
月歌「ええ私の呼吸は合わなかったようで」
月歌「試しにお世話になった月音さんに
任せてみたら呼吸があったようで」
月歌「そのまま預けることにしたんです
そしたら、独自に派生までして
もっと強くなりました」
桜音「瑠月のやつ寂しんじゃねーのか?」
月歌「わかりません…ただ私はとても
寂しいです」
桜音「それ素直に言ってやれよ」
月歌「姉である私が頑張っている妹の
邪魔してはならないので」
桜音「ふーん…」
「あいつら終わったぞ」
瑠月「はぁはぁ…師範強いです…」
月音「そりゃあ柱ですから」
月歌「瑠月さん月音さんおつかれさまです
これお水です」
月音・瑠月「ありがとうございます」
月歌「いえいえ」
月歌「月音さん私ともお手合わせして
いただいても?」ビキビキ
桜音「あいつ相当キレてんじゃん」心の中
瑠月「月歌さん??」
桜音「こっちは気づいてねーのかよ」心の中
月音「氷の呼吸 肆の型百花繚乱」
さぁぁぁあ!
月歌「あらあら…手厳しい」
「花の呼吸 弐の型八重桃」
ふわぁ!
桜音「お前はあいつの事どー思うんだ?」
瑠月「月歌さんですか?」
桜音「あぁ…」
瑠月「月歌さんの事は実の姉だと
思ってますよ」
桜音「それ言わないのかよ?」
瑠月「言いませんよ…私のせいで月歌さんの
ご両親は…」
月歌「ぴく…」
月歌「月音さん少し中断してください」
月歌「瑠月」
瑠月「びく…」
月音・桜音「キレてね?」心の中
月歌「何故私の両親が貴女のせいで
亡くなったと思ったの?」
瑠月「だ…って」
月歌「私の両親を貴女が侮辱するな!!!」
瑠月「びく…」
月音「月歌ちゃん少し言いすぎですよ」
月歌「っは!瑠月さん」
瑠月「ポロポロ」
月歌「少し頭を冷やします」
桜音「お前ら何があったんだ?」
月歌「おやまぁ…貴方が来ますか…」
桜音「お前俺には少し毒を吐くもんな」
月歌「どうしてでしょうね」
「貴方は何故か私と似ていて違うから」
桜音「俺は…鬼に近い…か」心の中
月歌「私の親は母親は殺され父は鬼に
なりました。
そして瑠月が何も知らず 鬼と戦い
勝ちました。
あの子は私達家族にあったことで
人生を狂わしてしまった」
桜音「それは違うんじゃねーか?」
月歌「え?」
桜音「少なくともあの能天気さは
気にしちゃ ないだろ」
月歌「そうでしょうか」
桜音「まぁ…一度話してみたらどうだ?」
月歌「ええ…そうしますね」
「あと…桜音さんが探している鬼は
人を食べずに生きているかも
しれません」
桜音「え…?」
「鬼が人を食べずに生きてる?」
月歌「えぇ…私が任務で行った村では
桜の簪と藤と桜の着物を着た女性が
現れて薬草を渡しているそうです」
桜音「色は!?」
月歌「たしか黒と青のグラデーションをした
着物だったはずです」
桜音「まだゆずと確信はしないが…ポロ」
月歌「!!!桜音さんこれを」
桜音「すまねぇ…ゆず生きてたのかぁポロ」
月歌「ええ…」
一方月音たちは
月音「ほらほらもう泣かないでください」
瑠月「うぅ、うぁ」
月音「困りましたね…」心の中
瑠月「月歌さんを怒らせて…しまいました」
月音「よろしければお二人の
過去をお聞きしても?」
瑠月「……はい。」
瑠月「私は元々捨てられて小屋に
売られたんです」
「そこで月歌さんたちに拾われて
見様見真似で呼吸を覚えて何不自由の
ない幸せな日々でした。」
「ですが月歌さんのお父様が鬼にされ
お母様も殺されたとき月歌さんは
任務で家にいなかったのでお母様の
日輪等を持ち頸を切りました。」
「まぁ運悪く月歌さんに見られてしまい
ましたが…」
月音「それで何故月歌さんのご両親は
貴女のせいでなくなったと?」
瑠月「そうですよ…私が頸を切ったんです」
「私が殺したも同然です。」
月歌「瑠月さん!!」
バッ!!!!
瑠月「月歌…さん??」
月歌「ごめんなさい…貴女がそんな風に
抱えてしまっていたなんて…ポロ」
瑠月「月歌さんが…謝らないで下さいポロ」
月歌「いいえ!
姉として貴女を守れなかった」
「私は姉失格です!」
瑠月「違うよぉ…ポロポロ」
「おねーちゃんは…すごいもんポロ」
瑠月「うわぁぁぁぁあん…ボロボロ」
月歌「ごめんねぇ…ごめんねぇ…」
月音・桜音「一件落着」
月歌「落ち着きましたか?」
瑠月「すみません…私月歌さんのこと
お姉ちゃんだなんて」
月歌「何言ってるんですか!
瑠月さんは大切な私の妹ですよ!」
瑠月「お姉ちゃんって
呼んでいいのですか?」
月歌「当たり前です!」
瑠月「じゃあお姉ちゃんも瑠月って呼んで
ほしいです」
月歌「そうですね!瑠月!」
瑠月「うん!」
瑠月「っは!失礼しました!!」
月歌「姉妹なんですから敬語は要りません」
瑠月「うん!!」
「お姉ちゃんも二人の時は敬語外そ?」
月歌「それもそうだね!」
瑠月・月歌「なんか昔みたいだね!」
月音「なんか僕たち空気ですね」
桜音「まぁいいんじゃねーの??」
月音「そうですね」
はい!おつかれさまでした!
余裕で3000文字超えました!
ごめんなさい!
今回は瑠月ちゃんと月歌ちゃんのお話です!
次回は月音くんの過去編です!
また見てくださいね!
みんな「❤、コメントお願いします!」
おつれいらでした!」