雨が大嫌いだ。
前、大嫌いな父親の元へいた時。
怒鳴られる時は、いつだって雨だ。
イライラするのかな?
…きっと会わないから、もういいけれど。
幻想郷に来た時。
その日は雨だった。
雷はなっていなくって、鮮明に雨音が聞こえた。雨の音は雑音に混じると、
とても汚くなっていく。
だが、この時ばっかりは、周りが静かなことを恨んでしまった。
嫌な記憶が、音と共に。
嫌なほどはっきりと入ってくるから。
雷の方がずっとマシだ!
前までは、怖いとか思っていたが。
雨の音を一瞬でも隠してくれるあの光と音は、私には救いの光にしか見えない。
雨の音を隠してくれる光。
それは私にとって、とても大事で尊い物。
…いっその事。
なんて考えそうになる頭を、この時ばかりは必死に否定した。
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