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香坂さん誕生日おめでとう
まさか辰巳くん死ぬなんて思わなかったよこれ書いたの辰巳くんが死ぬ前だから生存してるよ
裏神メンバーに盛大にお祝いされる香坂さん
今回下手くそです
私の名前は香坂慎太郎。マフィア裏神のトップです。
今日は…
鳳崎「香坂にーやん!!」
反町「香坂さん」
おや、反町さんと鳳崎さんがこっちに駆け寄ってきますね。
「どうかしましたか?」
鳳「何言うとんねん!今日は香坂にーやんの誕生日やろがい!」
「はは、そうでしたね」
そう、私の誕生日です。と言っても、私がただあの母親から生まれただけ。おめでたい日でもありません。
反「今日は盛大にパーティーを開く。もう少ししたら来るといい」
「わかりました。楽しみにしております」
私がそう言うと、2人は部屋を出ました。
誕生日というのは、そんなに嬉しいのでしょうか。
組織時代、誕生日を迎えた事は確かにおめでたいものではあった。しかしそれは1年間死なずに生きれた日であり、嬉しいものではありませんでした。
なのに、メンバーの皆さんはこんなにも私の誕生日を祝ってくれている…
辰「香坂さん!準備が出来ましたので行きましょう!!」
大部屋の扉を開けると、幹部メンバーが大声で言います
香坂さん!お誕生日おめでとうございます!!!
「…皆さん、ありがとうございます。とても魅力的な飾りにご馳走ですね」
山「これくらいせな、マフィアのボスの名に合わんでしょう」
四「大将!!今日は食べて飲んでどんちゃん騒ぎだぜ!」
烏「思いきり楽しみましょう!!」
あぁ…皆さんは本当に…魅力的だ…
裏神の幹部として私を慕ってくれる。戦闘力も人間性においても、全員個性があって飽きない
でも時々思う。私達はマフィア、裏社会の人間。明日が来る保障はないし、なんなら数時間後には死んでるかもしれない。いつまでもこのメンバーでいたいと思っていても、それは叶う事が出来ない。それが当たり前だったのに。それがかつては日常だったのに…。
今は何故か思う。この魅力的な仲間達を、もう誰も死なせたくないと。先のマッドリボルドにおいて、裏神は深瀬さんとタンタンを失った。2人は裏神に入らなければもっと長生き出来たかもしれない。なんならこのメンバーだって私の元に来なければ、太陽の下で明るく生きていたかもしれない、いや…もしかしたら、戦わない未来だってあったかもしれない。この人達を死に近づけているのは、私自身なんじゃないかと思ってしまう。
辰「…香坂さん?どうされましたか?」
「あ、いえ…何でもありませんよ。ありがとうございます。皆さんのおかげで魅力的なこの日を迎えられました」
鳳「おぅ!!来年も盛大に祝ってやるからな!!」
「…ありがとうございます」
…きっと鳳崎さんも、皆さんも分かっている。裏の人間にとって明日の命でさえあるか分からないのに、来年という長い月日を確実に生きて迎えられる可能性は少ないと。私が生きても、皆さんが生きてるかは限らない。
反「さっきから様子がおかしいぞ。何を考えている」
烏「たしかに…香坂さん、どうしましたか?」
「……」
私は、自分の思いを全て話しました。
鳳「…そうか。まぁそう思うよな」
辰「我々にとっては命なんて軽い扱いですからね」
反「表社会の人間すら明日を迎える可能性は100%ではない。裏の人間なら尚更だ」
「……」
四「だが大将、そう言ってたら美味い酒も不味くなるぞ!」
烏「そうですよ。香坂さんが今ここに生きている事がめでたいんです」
山「気にせずにいろというのは難しいが、今くらいは気楽にいくとえぇ」
「…そうですね」
鳳「香坂にーやんがそんなんなってたら、タンタンも悲しむやろ」
「…そう、ですね…これでは深瀬さんとタンタンが心配しますね。すみません。」
その時でした。
(香坂兄ちゃん[さん])
全員「…え」
(お誕生日おめでとう[ございます])
鳳「…今の声、タンタンと深瀬の声や…」
反「声が聞こえるなんて、科学的に考えて有り得ない…」
辰「タンタン…?深瀬…?」
烏「うっ…うぅ…」(声を抑えて泣く)
四「すげぇな…仲間ってのは奇跡をも起こすのか」
山「…きっとどこかで見てるんだな。」
「そうですね。皆さん、裏神は今年も更なる拡大を目指しましょう」
大好きなこのメンバーと共に私は生きる
マッドカルテルなんかに負けない
個人的に香坂お母さんって人身売買に息子売ったのには変わりないけど、息子がギフテッドで自分の頭じゃ育てられないから売ったってだけで息子が嫌いだったわけじゃないと思っちゃうんですよね切ない
あと辰巳くんマジでさぁもう…香坂さん置いて死ぬとか辛すぎだろぉがぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
あとセルジオが辰巳くんに投げた月下美人の花言葉って儚い美や愛の他にもただ1度だけ会いたくてって意味があるらしい…
ただ1度だけ会いたくて…死ぬ前にもう一度だけ香坂さんに会いたかったって思ってたんだったらもう……