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「聞いてよ!康夫ったら、この子が出来たって分かった時に、私になんて言ったと思う?堕せって言ったのよ! 」
ハッと真希が息を飲んだ
「酷いわ!」
「うちは今経済的にいっぱいいっぱいなの・・・・康夫はもっと遊ぶお金が欲しいのよ、そりゃ彼には色々我慢させてるとは思うわよ?付き合っていた時は彼のおしゃれな所が大好きだったけど、彼はニュースキャスターという仕事だから洋服にとてもお金をかけるの!彼のクローゼットは女の私の倍のスペースがあるのよ?」
「子供は「宝」よ・・・・洋服代と変えられるものではないわ、晴美ちゃんも大変なのね 」
真希ちゃんの優しい言葉に私は涙が出そうになった
「わかってくれてありがとう・・・・結婚するまで分からなかったんだけど、彼はとんでもない見栄っ張りなの」
私はダイエット用に注文したサラダをむしゃむしゃ食べた
「いつ産むの?えっと手術の日?・・・」
「12月15日よ!あそこの病院は手術はいつも午後だから、手術は7時よ・・・たぶん・・・二時間ぐらいね」
「旦那さんは?」
「その時はいるって」
真希ちゃんはかわいい顔をしているのに恥ずかしいのか、それとも私に気を使っているのか、はにかんだような笑顔を作る
どうやって康夫と知り合ったのか、結婚してどれくらいになるのかと彼女はわたしに尋ねる、やっぱり彼女も他のママ友と同じ彼がテレビ業界で働いていることに関心があるらしい
「テレビなんかあなたが考えるほど華やかじゃないのよ」
私はうんざりして言う