テラーノベル
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治は、侑の異変に気づいていた。 いや、気づかないふりをしていた、と言う方が正しいかもしれない。 侑の顔色は悪く、時々、練習中に顔を歪める。だが、治は、彼に声をかけることができなかった。
(侑…どうしたんや…)
心の中では、侑のことを心配していた。でも、言葉にすることができなかった。侑が自分に寄せる想いに、治も気づいていた。同じように、治も侑に特別な感情を抱いていた。
(俺は…、、侑のことが…)
でも、この関係を崩したくない。双子という、唯一無二の関係を。
この想いを伝えて、もし、侑が自分を拒絶したら?そう考えると、怖くてたまらなかった。
だから、治は、侑を避けるという選択肢を選んだ。そうすれば、この関係は、今のまま、維持できる。
そう信じていた。
「おい、治」
角名の声が、治の思考を中断させる。角名は、スマホをいじりながら、治の隣に立つ。
「なんや、角名」
「侑のこと…、なんかあった?」
その一言に、治の心臓は飛び跳ねる。
「なんのことや…」
「最近、変でしょ。いつもより、表情暗いし、トスも不安定だし」
角名の声は、いつものように淡々としていた。だが、治は、その声に、鋭い洞察力が含まれていることを感じ取っていた。
「別に、なんも…」
「まあ、、そうだろうね」
角名はそれ以上何も言わなかった。ただ、治の肩を、ぽんと叩いた。その手に、治は、角名の優しさを感じた。
(俺は、どうすればええんや…、)
治は、答えが見つからないまま、暗い夜空を見上げた。
短すぎだよねごめん😭ほんとノベル難しい💦
コメント
6件
治、侑の異変知ってたのに気づいてないふりしてるのか…🥲 今回もめっちゃ良すぎます✨両片思いなのにお互いが不安で治は一方的に避けてるのなんかめっちゃ好き… 続き楽しみにしてます!🥰💕
見るの遅れちゃった😭ごめん🥲今回もめっちゃいい‼️侑も辛いだろうけど、治も色々考えて、すきなのに避けてるの辛いだろうな..🤔次回も楽しみにしてる‼️🫶
うわめっちゃ好き🥹💕 治自分の気持ち自覚してんのにあえてそれに嘘ついてる?的なのでめっちゃ良すぎ🫣🫶角名もなんも言わないの優しすぎ🙄続き楽しみ🥰🥰