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今日の弁当は豚のしょうが焼きに米、そしてリンゴとぶどうを持ってきた。
今俺と母さんが今向かっているのは父さんが働く元々仙台資源エネルギー研究所という名前だったが最近変わったEM研究所(仙台新都心)という場所だ。
道中は全員知っているような人とすれ違う。
なぜなら毎回ここを歩いているからだ、もはや全員覚えるくらいには歩いた。
だいたい20分くらい歩いただろうか
目の前に広がるのは仙台の市役所
EM研究所はこの市役所にある隠し通路を使って入る。なぜならエターナルモートルなんてものは資源が枯渇しかけていたところを救った大発明だからだ。使い方によっては武器にもなるため使用方法や販売にはとても厳しい規制が日本政府によってかかっている。
俺らは今から隠し通路を通りその先にある生体認証のタブレットと目を合わせて認証をして研究所に入る。隠し通路はそんなに細くは無い、学校の廊下くらいはあるだろうか?中の様子はいかにも機械を扱っているかのような、灰色の壁に無数のケーブル、所々が青や緑に光っていた。
「あ、居た父さん!」
研究所の中に入ったらバインダーに紙を挟んで何やら話している父さんの姿が見えた。
「ん?、、あぁ、よく来てくれたね。
今日は、、、おぉ生姜焼きじゃないか!これは昼が楽しみだね。」
俺の父さんはとても温厚で優しく語り掛けてくるタイプだった、それは仕事でも変わらないらしい。
もう弁当は渡したから今日はもう帰ってなにかゲームでもしようか。
その時だった。
「あ、そうだ大宗。」
今日は珍しくなぜか呼び止められた。
俺はどうしたの?と聞くと思いもよらない言葉が帰ってきた。
「私たちは今まで資源の枯渇についてなにか対策はないかと日々研究してきたがある日突然見つかったエターナルモートルによってその問題は無くなり次はそのエターナルモートルの活用法についての研究を始めた。
しかし私たちは近年それと並行してあるものを作ってきていた。
それをレガリアという。」
なんだそれは?レガリア?聞いたことがないぞ。秘密裏に作っていたのか、、
「それで、それがどうしたってんだよ?」
「国内にエターナルモートルによる不正使用が発覚した。
私たちはエターナルモートルを内蔵した武器レガリアを使い不正使用をしている者への抑圧と拘束をしなくてはならないのだが、もうみんな体が動かなくてね、、
武器ってのは使用するだけでも疲れるのにエターナルモートルによってさらに体力が消耗される。だから大宗、お前がこの役をやって欲しいんだ。」
なんなんだよ、それ
俺が息子だから?子供だから?だからいいように使われるのか?
今から武器を持って戦えってんだろ?無理に決まってる。
「なんで俺がやらなきゃ行けないんだよ!俺じゃなくてもいいだろ!!」
こういうと父さんは2分ほど黙っていた。
「わかった、大宗ついてきなさい。」
父さんは真面目な顔をすると俺についてこいといってどこかへ行ってしまった。
「こ、これは、、、」
目の前に広がるのはとても大きいエターナルモートルだった。25メートルプールの面積と同じくらいの大きさだ。
「これが当時発見されたエターナルモートルさ、なぜこんなに大きいか分かるかい?」
「日本中の資源を賄うため、、、??」
これしか思いつかなかった。むしろそれ以外にあるのだろうか?
「私達も最初はそう思ったのさ。しかしいつまで経っても、電力は供給されず、エターナルモートルは何も資源を作らなかった。
そして最近見つけたのだよ、これがある意味を、、、」
父さんの顔から笑顔がこぼれた。やっと見つけたことによる達成感だろうか?
「このエターナルモートルは私たちの、
未来を予言している
だからこそこんなにも大きいのだ。このくらい大きくしないと伝えられないようなないようなのだろう
そしてそこに大宗がレガリアを持つ必要があると書いてあるのだ。」
もう、これからは逃げられないのか、、
腹を括るしか、、、
「祥太郎さん!福岡で、、福岡で!!
NGEが福岡を占拠しました!そして名古屋新都心から縦に壁を何者かが作り福岡に行くのを妨害しています!」
福岡だって!?
福岡と言えば源じゃないか!!!
あいつは福岡についこの前引っ越したばかりだぞ!あいつの身に何かあったらと思うと胸が張り裂けそうになる、、
「やります。俺がレガリアを使って平和を取り戻します。」
俺が今ここで動けばまだ助かるかもしれない、
ならやるしかないだろ