晃が書いた楽譜見たメンバーは拍手した。
「スゴイ!スゴイ!」公駿は感涙した。
「もう大袈裟なんだから。」恵子はケタケタ笑った。
「さて音ハメしようか。」
七海はパンと手を叩いた。
「その前にタイトル決めません?」晴彦が音ハメ前に口を挟んだ。
「それも決まってるんよ明日へだ俺達のバンド名はTomorrow Brotherだからよ。」晃は自慢げに言った。
「ソロソロ音ハメシヨウヨ。」公駿が痺れを切らした。
「よっしゃーやろうぜ。」晃の歌声とセッションする音が教室に響き渡る。
「♪明日へ~飛ばして~」晃の歌声は力強く澄んでいた。
「完璧じゃない?」
「こんなの序章さまだまだここかだ。」晃はメンバーを奮い立たせた。
「お兄ちゃんの言う通り天狗にならずにやりましょう。」メンバーは恵子の言葉に頷いた。
「チラシ制作やろうぜ。」
「そうね公駿いつ中国に戻るか分からないからいいチラシ作ろ。」七海は笑顔を見せたが声は少し泣きそうになっていた。
放課後居残ってチラシ制作を始めた。
「もう少し派手にしない?」
「ロゴこうばーんとさ。」メンバーで論争しながらいいチラシが出来た。
「最高じゃん!」晃は目を輝かせて喜んだ。
「明日配ろか。」翌朝晃達はチラシを配った。
「ライブやるんで来てください!」
「こっちはゼロ枚だよ。」
「こっちはまぁまぁだな。」
晃達は明日のライブに備えて放課後セットをし出した。
「こんな感じでどう?」
「もうちょい右!」恵子は晴彦の凛々しい横顔にトキメキを隠せなかった。
3話へつづく
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