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チラシ効果なのか満席だった。
「やべぇ緊張してきた。」晃は興奮していた。
「ヨシガンバロウ。」公駿はメンバーに喝を入れた。
ステージに出ると盛大な拍手が観客席から聞こえてくる。
「皆来てくれてありがとう。」晴彦は晃のMCに合わしてドラムを叩く。
「聞いてくれ明日へ。」演奏が始まると観客の生徒達は体を揺らした。
「♪未来が怖くて落ち込んで。」晃の歌声が観客席を包み込む。歌い終わると一人の生徒がスタンディングオベーションをすると次々と生徒が立ち上がり拍手すり。
「ありがとう!」晃は嬉し涙がこみあがっていた。
「皆今日は最高だったね乾杯!」
「乾杯!」晃達はライブの祝福のお菓子パーティをした。
「お兄ちゃん次の曲どするの?」恵子がポテチをほうばりながら聞いた。
「いやぁ思い浮かばなくてね。」晃は頭をかいた。
「ハードロックはどうですか?」晴彦が晃に提案した。
「ハードロックナラカッコイイ歌詞ヲ考エナイト。」公駿がノートとペンを出した。
「英語入れたどう?Never give upとかさ。」各々に意見を出した。
「よし明日の放課後集まって次の曲を制作しようか。」晃は張り切って仕切った。
「晴彦のドラム良かったよ。」
「恵子のベースも良かったよ。」二人は帰り道でお互いを褒めあった。
「ねぇ晴彦は好きな人いるの?」
「居るよ恵子は?」恵子は俯いて間を開けて「居ないよ。」と答えた。
「お前ら兄妹で恋人居ないんだろ。」
「お兄ちゃんは音楽一本だもん私は…晴彦が好きだったのにな。」恵子は泣き笑いして走っていった。
「お兄ちゃん私Tomorrow Brother抜けようと思うの。」
「何でだよこれからだろ。」晃の真剣な顔を恵子は直視出来なかった。
「晴彦に好きな人が居てさ。」
「恵子バンド活動に私情を挟むなよ失恋したからって。」恵子は涙を流しがら
「わかった晴彦をメンバーとして見る。」と呟いた。
「明日の放課後次の曲作成するから遅れるなよ。」晃は苛立ちを隠せずにいた。