キャプション
・こちらの作品は実在する方、ご本人様のお名前を借りている二次創作となっております。
・兄弟パロ、年齢操作が含まれますので苦手な方はご注意ください。また、個人の解釈が入っておりますので「この人はこんなこと言わない!」などの解釈違いが起こる可能性が大きいです。
・個人的に書いていてどこにも乗せていない小説の設定を使っているので最後に軽く設定を載せておきます。
・泣く表現、抱きしめる表現があります。 兄弟愛ですので腐向けではございません
・少しでも無理だなと思われましたらそっとブラウザバックをお願いします。
🐮贔屓
何かございましたらコメント、もしくはTwitter(@0928__7)までお越しください。
1番上のお兄ちゃんを独り占めしたい三男
「あ、がっ「ガッチさん!!!!あそぼ!!!」…あ」
「ガッチさんあのさ」
「ん?どうしたのうっしー」
「えっと」
「わー!?!?キヨくんなにしてんの!?」
「お茶こぼしちゃったぁぁ!!!」
「…ごめんうっしーちょっと2人見てくる」
「…わかった」
「ガッチさん!」
「ねぇガッチさん!」
「うん?2人ともどうしたの」
「遊ぼ!」
「お、いいけどなにする?」
「ゲーム!」
「この間買ったやつ4人でできるからしようよ!」
「いいね!やろう!」
「うっしーもやるよね!?」
「…ごめん、俺勉強しないといけないから部屋戻る」
「え」
「少しくらいいいじゃん!」
「まぁまぁ落ち着いて…そっか、勉強なら仕方ないよね。うっしー頑張ってね」
「うん。ガッチさんありがとう。2人ともごめん。また次やろう」
「うん、うっしー勉強頑張って」
「ん」
「…」
何してんだろ俺今日勉強なんてしなくていいのに、暇なのに弟の遊びを断って引きこもってるなんて
なんでガッチさん取られたなんて思ってるんだそんな感情キヨが産まれたばかりの頃以来知らない
いつもなら部屋に来たらパソコンでゲームしたり漫画を読んだりするのに今は何をする気にもなれなくてクッションを抱きしめて布団に潜り込んだ
眠い、
意識が落ちる
夢を見た懐かしい夢
まだ母さんと父さんがいて、キヨがまだいない頃レトルトは母さんにべったりで、父さんは仕事に励んでいたから必然的に俺はガッチさんにくっついていた
夢の中の幼い俺はガッチさんの膝の上に座っている
「がっちさん!」
「ん?うっしーどうしたの」
「あそぼ!」
「いいよー、何しよっか」
「んーと…」
俺だけと遊んでくれるガッチさんをみて
いいなぁ
と、昔の自分に思ってしまう
めんどくさい嫉妬だと自分でも思う小学生の頃はもっと簡単に甘えることが出来たのに成長すると共に出来なくて逆に冷たい対応をしてしまう
そんな自分が嫌だ
気がついたら夢から覚めていた電気の消えた真っ暗の自分の部屋
夢の中の自分の部屋は明るくて色とりどりだったな
なんであんな夢見たんだろ
「ぐすっ、…っ」
あれ?なんで、なんで俺泣いてるんだ?
確かに涙もろいが今までこんなことで泣いたことなんてない
とまれ、とまれそう思っても涙が止まらない
「目擦っちゃダメだよ」
優しい大好きな声が聞こえた
「ぇ?」
声のする方を見ると優しい顔をしたガッチさんがいた
「ほらタオル」
「…っあ…あり、がと」
「落ち着いた?」
「うん、ごめん」
「ううん」
「もう、大丈夫、だから…俺勉強するから」
「…うっしー」
「なに」
「おいで」
そういい腕を広げるガッチさん
「っ!」
涙は止まったはずなのに再び目に涙が浮かんできた
「うっしー」
「ガッチさんっ」
勢いよく飛びつく
それを何も言わず優しく受け止めてくれた
「っぐす、ひぐっ…ぅ」
「よしよし、大丈夫大丈夫」
俺はしばらく幼い子供のようにガッチさんの腕の中で泣き続けたその間ガッチさんは俺の頭をずっと撫でてくれていた
「うっしー何か嫌なことあった?もしかして俺なんかしちゃってた?」
「!、ちが、う…ガッチさん悪くない」
「ならキヨかレトさんに何かされた?」
「されてないっ!」
俺が悪いだけなの勝手に嫉妬して勝手に怒って泣いてるだけ
そう思えば胸が苦しくてまた涙が溢れてくる
「大丈夫大丈夫だから」
そういい俺を抱きしめ幼い子をあやす様に背中をさすってくる
「…おれ、」
「うん」
「レトルトとキヨにガッチさん取られるって思って…ガッチさんと話したい時も2人に行っちゃうから…でも、でもそんなはずないのに。とるなんてないのに、そもそも俺だけのお兄ちゃんじゃないの分かってるのに…勝手にイライラして泣いて……それ、に…弟でまだ小学生のキヨに嫉妬までして、ほんとに最悪なんだよ俺」
「…最低なんかじゃないよ…うっしーにそう思って貰えてるなんて嬉しいや…うっしーあまりそういうこと伝えてくれないから心配だったの、でも良かった…うっしーもう中学生だけどまだ中学生だもんね…そりゃ寂しいよなぁ……こんな思いさせてごめん、気が付かなくてごめん」
「ガッチさんが謝らなくていいっ…おれ、が悪いからっ…ゲームみんなでしたいのに、…ごめ、ごめんなさい」
「ならゲームしようようっしー」
「ごめんなんて謝んなくていいって」
「キヨ…レトルト…」
「気使わせてたんだよね?気が付かなくてごめん」
「俺ガッチさん独り占めしすぎてた、ごめん」「ちがう…俺がごめん」
「うっしー…」
「2人も弟なのに、ガッチさんに甘えるの当たり前なのに勝手に取られるって思って、」
「ねぇうっしー聞いて、俺もねキヨくんにガッチさん取られちゃったって思うことあるんだよ」
「え」
「俺も!レトさんにガッチさん取られたって何回も嫉妬したけどガッチさんにレトさん取られたって嫉妬することもあるからね」
「そうそう!あとキヨくんとガッチさんにうっしー取られたって思うこともあるんだからね」
「…」
「みんな一緒なんだよ、うっしーが悪いとかおかしいとかそんなわけない」
俺が勝手に悩んでたんだ
この2人も一緒なのに俺だけが苦しんでるみたいになってる
それに苦しんでる2人に勝手に嫉妬してた
「っ……」
「えぇ!うっしー泣かないでよぉ」
「れと、」
「ん?なに…って、わ!?」
ガッチさんから離れてレトルトに抱きつく
「も、なにぃ?どうしたの」
「…」
「…よしよし」
「キヨ」
「ん、なにうっしー」
レトさんに抱きついたまま近くに座るキヨの頭を撫でた
「!、もぉうっしー!やぁっと俺が弟だと自覚したの?笑」
「ずっと弟だと思ってるよ」
「へ?…っ~!?!?」
顔をいつも来ている赤色のジャージのように真っ赤に染めたキヨ
なんでだよ
「この無自覚人たらし!」
「はぁ?」
「ツンデレ!」
「違う!!!」
「じゃあさうっしー俺たちのこと嫌い?」
「は?大切な家族なんだから好きに決まってるだろ」
「デレうっしー」
「そういうとこだよほんと」
「????」
「いい子に育ってくれて嬉しいよ俺は」
「ガッチさんが大事に育ててくれたおかげだよ」
「そういことサラッと言っちゃうんだ…」
「うっしーモテるでしょ」
「っはぁ!?んなわけないだろ!キヨのが顔いいしスタイルいいからモテるだろ」
「…弟に顔いいとか言うの普通」
「いや言うだろ…てかダメか?」
「いや、ダメとかじゃないけどさぁ」
「もー、うっしーさっきまで泣いて嫉妬してて可愛かったのに人たらしにならないでよー!」
「そうだよ!!!…てかうっしーいつまでレトさんの膝の上なの」
「え、あ…ごめん。落ち着くから忘れてた」
「ほんとそーゆーとこ!!もーしばらく離さん!!!」ぎゅーっ
「うわー!?!?レトルトっ離せ!!!」
「やーだね!」
「ならキヨはこっちおいで」
「やったぁ 」
「「あー!キヨずるい!!!」」
「はいはい、2人もおいで」
「ちょ、苦しい苦しい!!!」
みんないつもの調子が戻ってきた
4人顔を合わせて笑いあった
「よし!レトさん、うっしー、キヨ!ゲームしよっか」
「「「うん!!!」」」
【軽く設定】
好評でしたら個人的に書いてる兄弟パロ小説最初から投稿しようかなと思ってます。
ガッチマン(25)
長男、弟を養うために仕事をしている
社畜気味で辛いこともあるが可愛い弟のためなら頑張れる
弟Love、運動会などのイベントはほぼ欠かさず駆けつけるしカメラで撮ってる親バカ弟を泣かしたり傷つけたりしたらわかってるよな??
レトルト(17)
次男、高二仕事で忙しい長男に変わって家事をしている
弟が可愛くて仕方ない、兄には尊敬と感謝でいっぱい
牛沢(14)
三男、中二
中学生になって思春期なお年頃なのか子供扱いされると怒るがほっとかれても寂しい
分かりづらいと言われるが家族が大好き
何故か昔から口が悪い
キヨ(12)
四男、末っ子、小6
自由奔放に生きている、甘やかされて育てられてる上二人に甘えまくってる
ひとつ上の兄と競い合ったり煽りあったりする
コメント
1件
まさかの設定でキヨと同い年だったwすげぇwびっくりしたw幸せ溢れる家族だなぁ