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いつき@ちか様とペア画中
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期間空いちゃってすみません😖💦
たいへんお待たせしました、第9話です!
よかったら読んでいってください🙇🏻♀️✨
※ワンク
病気(認知症)に関する表現を含みます
また、このお話は二次創作であり、
ご本人様とは 一切関係ございません
苦手な方は自衛をお願いいたします🙇🏻♀️
Episode.9
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紫:side
自動ドアが、静かに開いた。
――消毒液の匂い。
それだけで、足が少し止まりそうになる。
紫「……」
白い床。白い壁。やけに明るい照明。
現実を突きつけられてるみたいで、息が浅くなる。
赤「行くぞ」
隣から、なつの声。
振り向くと、もう中に入っていて。
少しだけこっちを見ていた。
紫「……うん」
小さく頷いて、足を踏み出す。
受付で名前を伝えると、待合室に通された。
椅子に座る。
隣には、当たり前みたいに、なつがいる。
それだけで、少しだけ安心する自分がいた。
紫「……なつ」
ぽつりと呼ぶ。
赤「ん?」
スマホも見ずに、すぐ返事がくる。
紫「……もしさ」
言葉が、喉に引っかかる。
紫「俺が、お前のこと分かんなくなったら」
視線を落とす。
紫「……どうする?」
聞いていいのか分からない質問。
それでも、口に出てしまった。
赤「……」
少しの沈黙。
でも、それは重いものじゃなくて。
ただ、考えてるだけの間。
赤「別に」
あっさりとした声。
赤「また仲良くなればいいだろ」
紫「……は?」
思わず顔を上げる。
なつは、いつも通りの顔で。
赤「初対面からやり直しでもいいし」
赤「なんなら、今より仲良くなるかもな」
紫「……」
言葉が、出てこない。
赤「お前が忘れても」
少しだけ、視線が合う。
赤「俺は覚えてる」
紫「……っ」
胸の奥が、じわっと熱くなる。
赤「それだけで十分じゃね?」
軽く言ったその言葉が。
やけに、重く響いた。
紫「……なつってさ」
気づけば、少し笑っていた。
紫「変だよな」
赤「は?」
紫「普通もっと、落ち込むとこだろ」
そう言うと、なつは少しだけ眉をひそめる。
赤「落ち込んでるっつの」
紫「……え?」
赤「見せねぇだけで」
ぽつりと落ちた声。
その一瞬だけ。
ほんの少しだけ、弱さが見えた気がした。
紫「……」
何も言えなくなる。
赤「でも」
続く声は、もういつもの調子で。
赤「だからって、お前一人にさせる理由にはなんねぇだろ」
紫「……っ」
また、胸が締めつけられる。
看「紫崎いるまさん、診察室へどうぞー」
不意に、名前が呼ばれる。
びくっと肩が揺れた。
赤「……行くぞ」
なつが立ち上がる。
自然に、手首を軽く引かれる。
そのまま、診察室の前まで来る。
ドアの前。
足が、止まった。
紫「……」
怖い。
分かってる。
ここを開けたら、もう戻れない気がする。
紫「……なつ」
小さく呼ぶ。
赤「ん?」
紫「……やっぱ」
言いかけて、止まる。
逃げようとしてる自分に気づく。
赤「……」
なつは、何も言わない。
ただ。
軽く、頭を小突かれた。
紫「いってぇ」
赤「行くって言っただろ」
紫「……」
赤「一緒に」
その一言。
それだけで。
紫「……うん」
今度は、逃げなかった。
ドアに手をかける。
深く息を吸って。
――開けた。
紫「失礼します」
初めて、自分の意思で踏み込んだ場所。
ここから先が、現実になる。
それでも。
隣には、なつがいる。
それだけで。
ほんの少しだけ、怖くなくなった。
そう思えた。
to be continued
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だいぶ期間空いてしまいましたが、ここまで読んでいただけて嬉しいです、ありがとうございます🥹
また次回もよろしくお願いします!
お楽しみに〜👋
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第9話、読ませていただきました。 病院の空気感がすごくリアルで、読んでるだけで息が詰まるような感覚になりました。紫くんの「俺がお前のこと分かんなくなったら」って問いかけ、すごく重かったです…でもなつの「また仲良くなればいい」「俺は覚えてる」が、シンプルだからこそ刺さりました。弱さを見せたくないけど一人にもさせない、その距離感が本当に好きです。 診察室のドアを開けるラスト、胸が熱くなりました。更新待ってました、ありがとうございます🥺次回も楽しみにしてます🌙