テラーノベル
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夕方の中庭。
風が少し冷たい。
ベンチに座る あき の隣に、そっと ちぐ が座る。
少しだけ距離をあけて。
沈黙。
先に口を開いたのは、ちぐだった。
💙「この前、ぷりさんと話しました。」
あきの肩がぴくっと揺れる。
💛「……何を?」
💙「牽制、です。」
正直すぎる。
あきが目を見開く。
💛「え?」
ちぐは苦笑する。
💙「私、ちゃんと宣戦布告しました。」
風が止まったみたいに静かになる。
💙「私ね。」
ちぐは手を握る。
💙「あなたが一人になるの、嫌なんです。」
あきがゆっくり見る。
💛「それは友達だから?」
問いはまっすぐ。
ちぐは少し迷って、それでも逃げない。
💙「友達以上、かもしれません。」
空気が震える。
💙「好き、って言葉が恋なのか、憧れなのか、まだ分からないけど。」
目は逸らさない。
💙「あなたを失うのは、嫌です。」
💛「ちぐ……」
あきの声が小さくなる。
💛「私は……ぷりが好き、だと思う。」
正直な言葉。
でも続く。
💛「でも怖いの。 また選ばれなかったらって。」
ちぐは頷く。
💙「知ってます。」
💙「だから、私は——」
一瞬、言葉を飲み込む。
でも決める。
💙「もし、あなたがまた一人になるなら、隣にいます。」
優しい声。
でも覚悟の声。
💙「恋人じゃなくても。 一番じゃなくても。」
あきの目が潤む。
💛「なんでそこまで……」
ちぐは少し笑う。
💙「あなたが、闇の中で一人で消えようとしたから。」
あの日の恐怖は、まだ消えてない。
💛「……ずるい。」
あきが呟く。
💛「そんなこと言われたら、嬉しいじゃない。」
ちぐは照れくさそうに笑う。
💙「でも私は奪いません。」
真剣な顔。
💙「あなたが選ぶ人を、尊重します。」
静かな強さ。
💙「ただ、本音は知っててほしかった。」
沈黙。
夕日が差す。
あきが小さく手を伸ばす。
ちぐが握る。
💛「ありがとう。」
あきの声は柔らかい。
💛「でも、私は逃げない。」
強い目。
💛「ぷりに、ちゃんと聞く。 怖いって、全部言う。」
ちぐは嬉しそうに笑う。
💙「それでこそ、あきさんです。」
遠くでそれを見ていた人物。
❤️(タイミング逃した……)
あと、固まる。
修羅場、次の波が近い。
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