コメント
0件
こんにちは!!
今回は、kyrtです!!
⚠️注意⚠️
TOP4の方々から、急ブレーキ猫様と鼻声蟹様のお名前を拝借しております。
本人様と全く関係ございません
学パロです。
これよりあとは自己責任でお願いします。
では、どうぞ!
第1話 「出会い」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
蟹 side
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
{キーンコーンカーンコーン
下校のチャイムが、静かな廊下に鳴り響く。
とは言っても、外は大雨で、あまり聞こえなかった。
重い鞄を持ち、下駄箱で靴をはく。
と、傘立てを見ると、自分の傘がない。
そうだった、今日の朝は眩しいほどの快晴だったため、傘は持ってこなかったのだ。
「どうしよ..」
走ろうと思っても今日はいつもより鞄が重く、走りにくい。
最悪葉っぱを傘にして帰るか、なんて馬鹿げたことを考えていると、
「あの」
と、声をかけられた。
「は、はい!」
驚いて、少し間抜けな声が出てしまった。
それにしても、相手の方は俺とは違って声が低くて、背も高くて、すごく大人っぽい。
「雨、困ってるんすよね。
俺はいいので、これどうぞ」
と言って、俺に傘を握らせてきた。
藍色の傘で、まだ綺麗なものだった。
少しの間、何が起きたか分からなくて呆然としていた。
「えッ!?」
やっと出せた声は、凄く間抜けで情けなかった。
初めてこんなことをされて頭がパンクしそうになっている俺を横目に、その人は走って行ってしまった。
相手が傘をさしてなかったので、俺は少し申し訳なくなった。
傘をさそうとすると、俺の足元に何かが落ちた。
「..?」
何かと思って拾ってみると、赤い包み紙に包まれ、白くて細い棒がついた可愛らしい飴だった。
あの人優しいなと思って、俺は飴を口に入れ、傘をさして帰った。
実際に雨は降っていても、俺の心はすっきりとした、快晴になっていた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
1話目、終わり
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
続く..
どうだったでしょうか..?
コメントいただけると幸いです!
ありがとうございました!また会いましょう!