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全てのものが動き出した。
鳥も、草も、風も、音も、光も。
消えた世界はあんなのも恐ろしいものなんだと、
やっぱりみんな大切なんだって。
ーー松野「さ、さっき、時が止まって、、」
ーー三途「………」
ーー松野「…まじパニクりましたよ、」
「ちょーーびびったっす」
ーー三途「何もかも止まんのは怖いよな」
ーー松野「そうなんすよ。」
「マジ、俺あのまま時に、置いてかれて閉じ込められたかと思いましたよ、」
「あーーー、焦った。」
「死ぬかと思った、」
ーー三途「……死ぬは言い過ぎだろ、w」
「てかよ、ここ、どこなんだ?」
「携帯も圏外……」
ーー松野「これじゃ、親とも連絡取れないっすよ、」
「あーー、、お使いがぁぁ、、」
ーー三途「………どうすっかな、」
ーー松野「あ、すみません。」
道端を歩いている通りすがりの30代後半くらいの男性に話しかけた。
ーー松野「ここってどこだかわかります?」
ーー男性「ここか、?」
「ここは、東京ですよ。」
ーー松野「え?東京にこんなところってあったっけ??」
ーー男性「はぁ?渋谷だけど??」
ーー松野「え?渋谷??」
確かに面影は見えるが、俺の知っている店や、渋谷の景色とは少し違っていた。
ーー松野「……ここが、、渋谷、、」
ーー三途「今、西暦何年ですか?」
春千夜くんは、奇妙なことを言い始めた。西暦って、、まるで彼はタイムリープをしたようなことを言い出した。
もちろんそんなことを言われ眉間のシワを寄せる男性は俺たちを睨みつけながらも答えてくれた。
ーー男性「……1972年だけど、、。」
「なんなんだ?君たちは。」
ーー松野「いえ。少し気になって、!」
俺は誤魔化そうと必死に男性に訴えた。
男性は呆れたように背中を向け歩き出した。
ーー三途「……2008ねんから、変わってる、、。」
「1972……」
ーー松野「…まだ俺ら生まれてないっすね、」
「………ん?待て待て、は?え?」
「過去って事…っすよね、?」
ーー三途「だろうな。」
ーー松野「なんでそんな冷静なんですか!?」
「過去って!?はぁ!?え!?えぇ!?」
パニくる俺を彼は冷静な顔をしながらガラケーを触りだした。
ーー三途「………やっぱり、タイムリープだな。」
ーー松野「えぇ、、どうするんですかぁ、」
「どうやって帰ります?」
ーー三途「方法が分かるまで帰れそうにねぇな。」
ーー松野「えぇ、、母ちゃん生きてるかな??」
ーー三途「あー、、なるほどな」
ーー松野「もしかしたらワンチャン((」
ーー三途「無理だろうな。」
いつも通りの冷静な口調で彼はそう言った。
ーー三途「会ったところで、あなたの未来の息子です。」
「なんて言ってどうやって信じる??」
ーー松野「で、でももしかしたら、!!」
ーー三途「……。」
彼は黙りこみ、呆れたような表情を浮かべ、再びガラケーの方に目線を戻す。
そりゃ、確かに彼の言ってることは分かる。
でも、もしかしたら信じてくれるかもしれない。
初めから諦めたら俺らは終わってしまう。
できるだけの希望は持っておきたい。
ーー松野「やっぱり((」
ーー三途「やめとけよ。俺らだけでもできることはあるだろ。」
「大人を信用するな。」
彼は冷たく俺の意見を振り払った。
確かに、俺らだけでもできることはある、でも、
大人の力も必要だ。子供だけでも出来ないことだってあるはずなのに。
目線を足元に落とすと、なにか紙を足で踏んでいた。
ーー松野「……ん?」
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新生沖縄県、改めて誓う「平和」
沖縄返還協定
ーー松野「…新生沖縄県、改めて誓う、平和、」
「なんだこれ…。沖縄、??」
「沖縄返還協定…??」
「5月15日。…くそ、歴史全然わかんねぇ。
ーー三途「中三の範囲だからな。」
「日本の外交のことだろ。」
ーー松野「すげぇ、分かるんすね」
ーー三途「どんだけやってきたと思ってんだ。」
「流れ全部わかる。」
ーー松野「へー、、すげぇ〜!!」
「頭いいんすね!!」
ーー三途「あの馬鹿と一緒にすんな」
ーー松野「てことは、ここはやっぱり過去??」
ーー三途「みたいだな。」
ーー松野「未来に戻れねぇのかな、」
「てか戻り方もわかんねぇ!!!」
「ずっとここはぜってぇやだ、」
ーー三途「とにかく今日泊まれるとこ探さねぇとな、」
ーー松野「お金、どーするんすか?」
ーー三途「俺もそんなに持ってねぇしな、」
ーー松野「今の時代使えるかも分かりませんし、」
「もしかしたら使えないかもっすよ?」
ーー三途「どーするよ?」
ーー街中の人「おい!!始まるぞ!!」
急に人々が騒ぎ始めた。色んな人が周りの人に呼びかけている。
それに応えた人たちは一斉にどこかへ向かっていく。
ーー松野「…なんだろう、?」
「行ってみましょ!!」
ーー三途「お、おい!待て!!」
「そんな急いでいかなくても((」
「ってあいつ早、、」
たどり着いた場所。それは1つの大きな石像。
何の形なのかも分からないが、大きな石像だった。
人々は座り込み頭を下げ、何かブツブツ拝んでいる。
何を言っているのは分からないが、空気を読んで俺もしゃがみこんで頭を下げた。
ーー三途「…どこだアイツ、あ。いた。」
「千冬!!ほら、何やってんだよ?」
ーー松野「空気読んで真似してる。」
ーー三途「とにかく泊まるとこ探しに行くぞ!」
ーー松野「え!?ちょ、ちょっと!!」
立ち上がり、その場を離れようとした時、石像からあのチャイムの音が鳴り響いた。
そう。ちゃんと聞こえた。石像から鳴ったんだ。
その音と同時に意識を失った。
「……………………………………」
「………………………………………………………」
「……………………………」
「………レワマ……レワマ……」
「……ドウカオ沈マリクダサイ。」
「我々ノ意志ト共二、」
『。レワマレワマ』
『カザグルマ』
『小サナオ花ト小サナ命。ミンナマワレ。』
『平和ヲ祈ッテ』
『。レワマレワマ』
『レワマ カザグルマ ハ 命ノ証』
『トマルトキニハ 。 レワマレワマ』
『。二ウヨンセマリ回カウド』
コメント
14件
そこに私も行きたぃぃぃぃ!!!
なんで1972年なんだろ、、? どうか回りませんように。と、まわれまわれ。か カザグルマが回りませんように?どういうことだ、、 これは全人類はまる作品だ 題名「ありがとう神作を」
どうか回りませんように??? カザグルマが?? レワマ、レワマって逆にしたらマワレ、マワレになるよね。。それか関係ないんかな、、? てかはるふゆでタイムリープとか見たかったやつうう!!!!!!!!! 1972年っていうのも今後に関わるってことでいいんかな?? なんせたのしみ!!!!!! ましで遅れた、。。。。