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「チェックメイトじゃ」
全てを話し終え、アゼベ王がコールすると白のキングの駒がコツンと弾かれ倒される。
「まだまだ修行が足らんのう」
チェスの駒を動かしながらも、アゼベ王と先代の辺境伯であるイスタード様の過去を静かに聞いていたアッシュが、改めて勝負のついた石板をじーっと眺める。
真剣な表情で見つめるその横顔は、いつも一緒にいるアッシュとはどこか違っていて、上手くは言えないけれどちょっと悔しかったりするのかな?なんて考えていると、アゼベ王も同じことを思ったらしく、嬉しそうに微笑んでいる。
まるでこんな時を待ち望んでいたかのような楽しそうな表情で、アゼベ王は倒した駒を元の位置に戻しながら話し出した。
「6手前じゃな」
「攻めるべきだったか」
「さすれば勝てた、とは言わんが**************
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