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「アッシュ、我が娘セレーネを嫁に貰ってくれ。それが協定の条件じゃ」
この結婚がセインテニアの今後にとってどれほど重要か、理解できるからこそ声を上げることが出来ない私は、ただただ存在を消すことしかできずに俯く。
アゼベ王を見つめたままのアッシュとは違って、驚いたリオネルが私の方を振り返ると、アゼベ王も私の浮かない表情に気付いたようで、あ、そうかと声を上げ、リオネルに疑問を投げかける。
「セインテニア国では妻に迎えるのは1人だけと決まっておるのか?」
「いえ、そうではありませんが……」
含みを持ったリオネルの言葉を気にすることなくアゼベ王は機嫌が良さそうに笑う。
「では問題ないな。決まりだ。おぬしらには5日間アゼベに滞在してもらう。その間、リオネルはわしと行動を共にし、エレノアは研究室へ通って任務*****************************
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