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こんにちは翠湊です。
🔞【モブ赤】、パパ活表現有り
それではどうぞ▶️
「こんにちわぁ…♡」
「田中さんでぇ.合ってますかぁっ♡?」
こんな甘い声が出せる事、自分でも驚いている。
「あってるよ〜」
「さあ行こうか?♡」
「はぁ~いっ♡
今日、実はずっっっっと楽しみにしたんです♡」
「えぇー?お兄さん、照れちゃうなぁ//」
お兄さん、と自分で言う目の前の男に吐き気がする。
その後のことも考えると失望するほど気持ち悪い。
トコトコトコ
「ここだよ?♡」
「わかりまちたぁ~♡!」
わざと噛んで可愛さアピールを最大限にする。
男って単純だな、なんて思う。
「んっあっっ/♡」
俺が出来る最大限の甘い声を出す。
「×きそう?♡」
「ひゃいっ♡」
あーあ、帰りたい、なんて毎度のこと、今日は更に吐き気がした。
「んっあっ」
はあ、なんとか×けた、と自分で自分を褒める。
「ばいばいっ♡
また会おうね!♡」
「ぐふっ、うん!♡」
やっと終わったーっと解放感でいっぱいになる。
今日はいつもより 良く 演技ができたから、田中さんが20入れてくれた。
ほんの少しだけ上機嫌になったのもつかのま、家の扉を開けたら、ーー がいた。
~~
家の扉を静かに開けたら俺の視界に 黄くん がいた。
黄くんは兄弟で最年少だが精神年齢が高く俺が夜中にどこに行っているのか気になったのだろう。
全然眠そうではないことからいつもこの時間まで起きているのだな、と想定する。
重い空気を破り口を開いたのは黄くんの方だった。
「こんな夜遅くに…どこにいってたんですか…。」
夜遅く。そういえばもう3時を回ってる。
だけど俺はとぼけて
「今何時だっけ…」
間も無く
「3時です!」
「あー、そっか。」
と返答する。
「どこ行ってたんですか、」
静かな声で黄くんが呟く。
俺は言い訳がなかったため
「…さあ」
と言う。
「なんで…。紫にぃはほぼ毎日のようにバイト、桃にぃ、青にぃ、橙にぃはいい高校、大学に行くために勉強…
赤にぃは毎晩毎晩どこに行ってるんですか…
大変なんですよ、家も」
呆れたように言われ腹が立つがバレてはいかない、と言い聞かせ、
「…ごめん。」
とだけ呟く
あーあ。素直によく思われたいな、としみじみに感じた。
~~
黄くんを押し避けて自分の部屋に戻る。
すぐさま黄くんに入ってこられないよう、鍵をしめる。
「はあ、」
と少し大きな溜め息が溢れる
確かに生活費は全て紫ーくん負担だ。
みんなは通帳を見ないからわからないだろうけど、みんなの学費を少しずつ貯めてるのは、俺だ。
たまに、生活費が足りない時は俺のお小遣い、と言ってちょくちょくだしてる。
紫ーくんは天然だから分かんないだろう。と安心しながら稼いでいる。
これは2人だけの秘密であり他の兄弟は何もしらない。
だから、楽なのだ。苦しいのだ。
「パパ活については誰にもいってないけどね」
つい本音がこぼれてしまう。
何も考えたくなくなり布団に入り、7時にアラームをセットして眠りについた。
続きます▶️