「お前さ、悔しくないわけ?だーいすきな俺に抱かれるのにさ。俺のセフレの中では一番ブスだな。まず髪型どうにかしろよ。てか今どき眼鏡って。セックスも対して上手くないしよ。まじで性欲どうにかしたいけど誰もいないって時にしかお前呼ばないから。……セフレ以下だな笑」
好きな人に告白したら、「男かよ。まあ男とのセックス興味あるし、一旦セフレにはしてやるよ」と言われた。佐野くんの顔が大好きな僕は、この顔に抱いてもらえるんだ!という喜びでセフレになったが地獄だった。
1ヶ月に3回くらい連絡がくる。
『〇〇ホテル〇号室』ホテルの名前と号室、一応ご丁寧にURLも送ってくれる。ここに来いという意味だ。すぐさま駆けつければ、佐野くんはご立派になられたモノを咥えろと言ってくる。
もちろん童貞処女の僕は、フェラなんてしたことないから思っくそ噛んでしまってぶん殴られた。
「いっ、てぇなお前!ちんこ噛まれたら痛いことくらい、想像しただけでもわかるだろ!」
「す、すみません……」
「もういい、ケツ出せ早く」
「……ケツ?おしりですか?」
「はあ?おしりだよ、はやく出せよ」
「な、なんで?」
「いや、……お前まさか、男同士がどうやってセックスするのかもわかんねぇの?」
「……はい」
あの時聞いた舌打ちの大きさ、僕絶対忘れないと思う。
「お前何野郎どうしのセックスも知らないくせにセフレになるとか言ったんだよ、断れよ」と佐野くんは僕の中をほぐしながら言ってきたが、大好きな佐野くんに近づけるなら僕はなんだっていいんだ。お金だって全部あげる。まあ佐野くんの方がお金持ちなんだけど。
佐野くんのおかげでナカをほぐすということはわかったが、それ以外のことは何度やっても上手くいかなかった。
そして10回目の今回言われたのが冒頭のそれ。
「こんなぼっさぼさの頭で来られても、正直萎えるんだよね。乳もないんだからせめて顔だけでもマシなものにして来いよ」
「ごめんなさい」
「はぁ、もうお前帰れ。ほかの女呼ぶわ」
「……誰もいないから僕呼んだんじゃないんですか……」
「黙れお前」
ちょっとフェラが下手で、ブスなだけでこんな言われる?
でも佐野くんからしたら僕はいつでも換えの効く存在で。そんな中で切らないでいてくれる佐野くんはなんだかんだ優しいのかもしれない。
だけどやっぱ悔しい。言われてばっかの僕でもできるはずだもん!それに、好きな人にきもちいと思ってほしいし。
吉田仁人、本気出します。
佐野くんに言われたように、眼鏡もやめてコンタクトデビュー。髪の毛も切って、美容師さんに髪の色も染めてみたらと言われたのでおまかせしたら金髪になってた。
「吉田さん今までもったいないことしてましたね、めちゃくちゃ似合ってますよ」
「そ、そうすか……」
コミュ障は治らんみたいだけど。
重たい頭も眼鏡も取っ払ったらなんだかの心まで軽くなってきた感じがする。
あとはフェラとか騎乗位頑張るだけ!!
恥ずかしいけど、色んなえっちな動画を観て勉強してみる。ナカをほぐすために買ったけど結局使ってないディルドを佐野くんのものだと思って、ちゅーしてみたりする。根元から舌を這わせたりすると気持ちいいんだ。ふーん。ここをぎゅっとしながらちゅーしたりするとかわいいって思ってもらえるんだって。でも佐野くんはよくいらまちお?させてくるから、じゅぽじゅぽした方がいいのかも?いっぱい練習しよ♩
2週間後。久しぶりに佐野くんからのお呼び出し。
あれから結構頑張ったんだよ、僕。エロ垢で引っ掛けた男にお願いしてフェラさせてもらったりしてさ。
「……俺呼んだの吉田のはずなんだけど……」
あっ、そっか、僕見た目めっちゃ変わったんだった。
「吉田だよ。佐野くんが髪型変えろって言うから、変えてみたんだけど変ですか……?」
佐野くん頭からつま先まで見てくるけどそんな変かな?
「……いや、前よりいいと思うけど」
ふーん、まあいいや。とりあえず
「ねぇ佐野くん、フェラさせて」
「はぁ?……お前下手だから嫌なんだよ」
「練習したからさ、前より上手になってると思う」
佐野くんってかわいいだけの女が好きだから、ぶりっこしたらコロッといきそう。きゅるんってしてみる。
「……まあ、じゃあ、一回だけだからな!」
「うん、ありがと」
佐野くんのパンツからちんこを取り出して、緩く扱きながら根元から舌を這わせる。ぼく、舌が短いからちょっときついけど。いつも佐野くんはスマホ見てるけど、今日はちょっと感じてくれてるみたい。
「……んッ、」
へへ、今までのぺろぺろただ舐めるだけのフェラとは違う。
唇で軽く挟んで扱いたり、舌先を細くして鈴口をほじったり。先走りいーっぱい。佐野くんって意外と快感に弱い?
はむはむ♡ってしてあげると、佐野くんはすごく気持ちよさそう。
じゅぽ♡♡れろれろ♡
下品な音とかかわいい女の子には出せないもんね?いいよ、僕なんてブスだから、いっぱい気持ちよくさせてあげる。今ひょっとこみたいな顔してるかな?へへ、でも佐野くんいっぱい感じてくれてるからいいやー♡
「っ、おい、イく、やばい、……はなせ、顔にかけてやる……!おい!」
僕に主導権握られて悔しいのかなー?でも顔射なんてさせないよ。僕の口の中でイかないと許さない。
唾液いっぱいにしてあげるから、恥ずかしくイッちゃえ♡
「あっ、出るっ!」
「ん゛っ♡」
口の中に精液が放たれて、ドロドロ。佐野くんってなんでこんな性欲強いんだろう。
口の端についたものもすくってペロって舐めてあげる。
「佐野くん、どーだった?」
上目遣いとかどうせ好きでしょ?
きゅるきゅるんってした目は得意なの。僕目でかいからさ。
「っ……まあ、いいんじゃねぇの」
ふふ、素直じゃないんだから。
「そっか、よかった。もっと頑張るね」
「……お前、他の男ともこういうことやってんの?」
「え?」
よーし、作戦大成功。
急に上手くなったらみんな怪しむでしょ?他の男がいるってことを匂わせれば、自分が一番がいい佐野くんはこんなブスな僕でも嫌がると思うんだ。
「佐野くんには関係ないでしょ?」
「……生意気言ってんじゃねぇよ」
ほら。分かりやすくてすき。佐野くんは単純なんだよ。
悔しい?こんな俺が他の男に仕込まれてるの。
かわいいなぁ。
いつもの従順な僕とは違うんだよ。
「あ、ごめんなさい。僕他の人とも約束してて……」
「はぁ?俺が先約だろ」
「その人とは前から約束してたので……」
「何、お前にフェラ教えこんだやつ?そいつと今からやんの?俺のことは放ったらかしにして?」
「フェラでイッたんだからいいじゃないですか」
僕、ちょっと生意気になってきてる?
ごめんね佐野くん。そんなおっきな舌打ちしないで、怖いから。佐野くんが一番だよ僕は。
ちょっと待てよという佐野くんを交わして、俺は外に出た。
佐野くんどんな顔してるんだろう。僕のこと、少しは気になってくれたかな。
最近、佐野くんからの連絡が増えた。
一週間に一回は確実に呼び出される。佐野くんに気持ちよくなって欲しいなーって気持ちで、色々頑張ってる。佐野くんが僕の手で果てるのを見るのは気分がいい。まあその後怒ったように僕のこと犯してくるんだけど。
「佐野くん、最近みんな忙しいんですか?」
「え、なんで」
「前に、僕を呼ぶのは他の誰も都合よくない時だって言ってたから」
佐野くんは自分が過去に言った言葉なのに、悲しそうな顔をする。僕だってその言葉に傷ついたんだからね。
「それは……忘れろ。てかお前最近調子に乗ってるだろ」
調子に乗ってるのは佐野くんの方でしょ。と思うけど、そんなことは言わない。なんの事?って顔して佐野くんの方を見あげると、「俺に構ってもらえないからって他の男に手出してんだろ、お前」なんて言う。ぼくのことなんだと思ってんだ。僕は佐野くんに一途なのに。佐野くんの練習台しかいないよ?
まあそう思われるのは仕方ない。だってわざと佐野くんからの誘いを断ったりするようになったからね。今までは佐野くんから呼び出されたらすぐ行けるようにしてたのに、最近は先約があるからと断ったりしている。佐野くんにはこの他の男を匂わせる作戦は良かったみたいで、毎回僕が佐野くんをイかせる度にこれも教えてもらったのかなんて聞いてくる。馬鹿だね、佐野くんも。
「……お前のこと、どうしてもって言うなら、本命にしてやってもいいぜ」
なーにその言葉。初めて聞いた。本当は全裸で土下座してでも本命になりたいけど、ごめんね佐野くん。
「いらない、本命なんて」
「は?」
「佐野くんより優しい人いっぱいいるもん。佐野くんのことは好きだけど、いつも怒ってて怖いし。こんなブスな僕のことかわいいって言ってくれる人もいるんだ。やっぱ雑に扱われるよりは大切にされたいし」
佐野くんの青くなった顔が愛おしい。へへ、佐野くん、佐野くん大好きな僕以外は嫌い?
「だから……佐野くんとこうやって会うの、辞めたい」
「お前自分が何言ってんのかわかってんのか」
わかってるよ。わかってて言ってんだから。
あーあ、佐野くんに捨てられちゃうかなぁ僕。まあ佐野くんはきっと引き止めてくると思うけど。
「今も起こってて怖いし。ごめんね佐野くん」
「おい、待てよ」
ドアノブに手をかけたところで、佐野くんに後ろから抱きしめられた。好きな人に抱きしめられるなんて初めてだから心臓がどきどきする。伝わってないかな?平常心を保つために、あえて突き放そうとするけど、佐野くんは離してくれない。
「……ごめん、お前のこと、他の奴と同じように大切に抱くから……。俺以外の奴のとこなんて行くなよ」
かわいい。どんな表情をしているのかは見えないけど、いつもより自信なさげな声がとても愛おしい。
でも本当に佐野くんちょろいね。
僕心配だよ。
その日は佐野くんが僕のお家まで送ってくれた。
タワマンに住んでるとか言われてる佐野くんにこんな家を見られるのはちょっと恥ずかしい。
「……これ」
「なにこれ」
「俺ん家の合鍵」
「えっ、佐野くんの家の??」
それって、本命の子にしか渡さないっていう……。
「……今度からは俺ん家来て」
佐野くんにきゅんとしちゃう俺も、まだまだかもしれないな。
3日置きくらいに呼ばれるようになった。
佐野くんのおうちは本当に大きくて綺麗で、今までのラブホより豪華だ。
行為もなんだか優しくなった。
フェラの時、髪の毛掴まれてたけどそんなことしなくなったし、やたらと色んなところにキスマをつけられるようになった。俺がほぐしてから行っても、もう一度やってくれるようになったし、抱き方も激しすぎない。
そして……
「仁人。これあげる」
名前で呼ばれるようになった。
佐野くんのかっこいい声で仁人と呼ばれるのは、いつまで経っても慣れない。吉田とかお前とか言われてたから、僕の名前なんて知らないと思ってた。
僕の方も「勇斗くん」と呼ばされている。勇斗くんは、やたらと高価なアクセサリーをプレゼントしてくれるけど、あまりオシャレに興味のない僕はどれがいいのかよく分からない。なんで付けないんだって言われるから、貰ったものは着けるようにしてるけど。
勇斗くんに気に入られてからも、僕はたまに連絡を無視したり、断ったりしている。その度に勇斗くんは不安そうな声で電話をかけてきて、他の男と会ってないか聞いてくる。なんかちょっとストーカーみたいになってる気がするけどまあ愛されてるみたいでいっか。
今日もそのはずだったんだけど……。
「え、勇斗くん?」
勇斗くんからの誘いを断り、家でごろごろしていると、突然インターホンが鳴り響く。
ドアスコープを覗くと勇斗くんが立っていた。
ここまでするんだ……、まじでストーカー気質じゃん。
コンコンとドアを叩く音がうるさいので、扉を開けると勇斗くんがすごい勢いで抱きついてくる。
「ちょっ、勇斗くん」
「仁人が近くにいないと不安なんだ、他の男にまた抱かれてたらとか考えちゃって。だからさ、俺と一緒に住もう?俺が養うから。仁人の欲しいものなんだって買ってあげるから」
うお。中々強烈。勇斗くんのことは好きだけど、物で解決しようとするところはあんまり好きじゃない。
「うーん、心配かけたのはごめんね。でも僕、あんまりお金で解決しようとする人、好きじゃないんだ」
あからさまにしゅんとする勇斗くん。なんだか可愛く思えてきて、僕はもっといじわるしたい気分になってきた。
「それになんで勝手に家来るの?ちょっと怖いよ勇斗くん。俺、断ったよね?理由があるから断ったんだよ。なんで勝手に来るの。非常識だと思う」
泣き出しそうな勇斗くんはかなり可愛い。なんで僕にそんな執着してくれるようになったの?
「ごめん、ちょっと限界かも」
「やだ!別れたくない、仁人のこと好きだから本当に。ごめん、嫌なことしないから。家にも来ないし、仁人が会いたい時だけ会ってくれればいいから、お願い」
必死に言葉を紡ぐ勇斗くん。勝手に付き合ってることになってるけどまだセフレだからね、一応。まあ僕からしたら好都合だけど。
昔の僕より従順だけど大丈夫?
「僕も何回も断ってごめんね。えっちさせてあげるから許して?」
前勇斗くんが教えてくれたもんね。都合の悪いことはセックスで揉み消せって。どうして勇斗くんが悲しそうな顔をするの?
「あ、ちょっと、勇斗くん!」
ちゅ、ちゅとキスマークばかりつけられる。仁人が俺のものって印らしい。
「あ、唇はだめ」
「なんで」
「ここは本命だけだから」
勇斗くんがそう言ったんだよ?
勇斗くんの唇に人差し指を押し付けると、その指ごと口に咥えられる。所謂指フェラをされ、段々気持ちよくなってきてしまう。
「キスしたい」
「だめだって」
「なんで俺じゃだめなんだよ」
そんな顔しないでよ。させてるのは俺なんだけどさ。
勇斗くんはキスは一旦諦めたのか、俺のナカに指を入れはじめた。
「こんな、ゆるゆるになって。本当は俺以外にも抱かれてんだろ?」
うんん、全部自分でやってるだけだよ。玩具使って、勇斗くんに犯されてるの妄想してるの。締めるのも上手くなったんだよ、僕。
「なあ、俺してよ。俺なら仁人のこと満足させてあげられるから」
そんなきゅんきゅんする言葉言いながら、いじらないで欲しい。
普段より感じちゃうじゃん。
「ん♡わかったから!ゆびじゃなくて、おちんちんちょーだいよ……♡」
「それも他の奴に言ってんの?」
ぞくぞくする。もっともっとちょうだい。僕に勇斗くんからの愛をちょうだい。
「あ゛♡……ぎもちぃぃ♡♡」
「かーわい。仁人の全部がかわいい」
「ぁう゛〜〜♡♡ちんち、すき……♡」
「なに、仁人は俺のちんこだけが好きなわけ?そんなの許さないから」
「お゛ッ♡」
「ふふ、かわいいなぁほんと。このまま気失っておれだけの仁人になればいいのに」
あ♡♡怖いこと言われてる♡♡きもちい、気持ちすぎて♡♡なんも言えない♡♡
「こんなだらしない顔もいやらしいカラダも俺だけのものだよ?チュッ、キスしちゃった、もう俺が本命ってことでいいだろ」
軽くキスされたかと思ったら、舌が入ってくる。やばい、ぼくキス初めてなのに♡♡
「キスはじめてなのか?鼻で息するんだよ。ほら、舌出してごらん」
「ぅ、はゃとく……」
勇斗くんのやさしい声に思わず従ってしまう。今までの僕の努力が無駄になるじゃないか。
でも、いいや。勇斗くんに唇ごと食われたかのようなキスをされる。勇斗くんの目には僕しか映っていない。
「だいすきだよ、仁人。仁人が満足するまで毎日イチャイチャセックスしような♡」
瞳の中の自分を見ていたら、突然動きが早くなる。
「っ〜♡♡」
ぼく、絶対ブサイクな顔してる、いま。白目とか向いて、よだれとかも垂れてて。それなのに勇斗くんはかわいいかわいいって、汚いのに僕のよだれとかも舐めて。
「ぁ゛っ♡あぁ゛ッ♡♡きたないのに、ッ♡♡」
「仁人に汚いとこなんてないよ。ぜーんぶ綺麗。仁人のおまんこなら俺一生舐められるよ」
「ちが、っ!おんなのこじゃない、ぼく♡♡」
そんな、下品なこと言わないで♡♡勇斗くんのがナカでびくびく震えてる。もうすぐイキそうなのかな。
動きもさっきよりはやくなって、絶対届いちゃいけないところまで勇斗くんのがある。
「はや、とくッ♡♡とまって♡ぉ゛ッ♡♡きちゃうから、ァ♡♡」
「止まんないよ、仁人のことやっと俺のものにできたんだもん」
「 っ゛ぁ゛あ゛♡♡♡♡こ、こぉ゛!!♡♡らめ、♡しん、っ゛♡じゃ、ぅ゛♡♡♡ 」
「 きもちよすぎてしんじゃいそうなの? 」
「 はぁ゛、♡♡っん゛♡♡ぎもぢ…!!♡♡ 」
「 かわいい。でもほら、まだ入るだろ」
「 ぇ゛?♡♡まっ゛…~~~~~~♡♡♡♡♡」
「俺もだすからッ、仁人孕んで俺の子」
「んぉ゛♡♡はりゃむ゛♡♡ッ〜〜〜〜♡♡」
どくどくとナカに勇斗くんのものが注がれる。
大好きな勇斗くんの精液を逃したくなくて、抜かれた瞬間に指で流れてくる精液を止める。
「仁人、えっちでかわいいけど身体に悪いからだめ」
さっきまでの勇斗くんは嘘だったかのように、優しい勇斗くんに戻る。やっぱ僕勇斗くんのことが好き。駆け引きとかしてたけど、勇斗くんも僕のこと好きみたいだからもういいよね?
後処理をしてくれる勇斗くんに甘えて、僕は気がついたら眠っていた。
sn side
吉田がコンタクトにして、金髪に染めた時、びっくりした。
こんな可愛い子がいるんだと。
分厚い眼鏡にモサモサの髪型。顔も見えねぇ、フェラもできない、そんな奴なんでセフレにしちまったんだろうと思ったら。
いつも従順で、俺のこと大好きな吉田が他の男に愛されているのが嫌で仕方なかった。自分にセフレが沢山いるのは許せても、吉田ごときに他のセフレがいるのが嫌だった。
他の男がいることを匂わせてくる吉田に次第に苛立ちがおさまらない上に、吉田がやたらと可愛く見えてくる。
毎回律儀にナカをほぐしてきて、上目遣いでお願いしてくるのとかたまらなかった。
俺はこんなにも吉田に惚れているのに、吉田は未だに他の男とつるもうとする。俺は他のセフレ全員切ったのに。キスすらもさせてくれない。合鍵渡したのに家にも来ないし。
不安でたまらなくなって家に行ったけど、諦めなくてよかった。だって今ではこんなにかわいい仁人が見れるんだもん。
「勇斗くん、おかえり」
「仁人ただいま。いい子にしてた?」
かわいいかわいい仁人。あの日仁人の家で抱いて、仁人が眠っている間に俺の家に連れてきた。
仁人の脚には鎖。俺がいない間はつけてもらってる。
そして、
「うん、いい子にしてたよ、勇斗くんがいない間、ローターできもちくなってたよ」
えっちなことが大好きになっちゃった仁人の為に、たくさんの玩具を買い与えた。
正直俺の物以外でイく仁人は見たくないけど、人間よりはマシだ。
「勇斗くんのはやくちょうだい……」
うん、やっぱり仁人がいちばんかわいい。
コメント
2件
わーー!!まさかテラーでも読めるなんて、( ߹꒳߹ )( ߹꒳߹ ) 長文さのじんでしかもどタイプの作品だったからすっごい嬉しいです( ߹꒳߹ ) 沢山読みます!!!!!⸝⸝o̴̶̷̥᷅ ̫ o̴̶̷̥᷅⸝⸝