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る「りーぬ…?ずっとあっち見てどうしたの?」



リ「いや?ただ負け腐ってる野郎に目線を送り付けてるだけだよ?」



る「…?るぅちゃんのことは見てくれない?」



リ「…♡ごめんね、ちゅーでゆるして?」


チュッ…♡


る「ん♡ゆるしてあげる」



リ「わーい♡やったね、」


多分俺は今あいつにすごく苛立ちを覚えさせる顔をしているに違いない。だって今までにないくらい口が上に上がっているはず。

どう?婚約者を奪われた気分は、…すごく屈辱的でしょ?♡

これでるぅちゃんに近づく奴はいなくなるはず。

俺しか見えない世界なんて、最高でしょ?


リ「ね♡るぅちゃん?」


る「…?」



る「あ、りーぬ、僕、お手洗い行ってくるね、待ってて?」



リ「一緒に行こうか?ちょっと心配 」

る「だいじょうぶ!僕がりーぬのことしか見えてないの知ってるでしょ?♡」

それもそうか…。


リ「わかった、すぐ帰ってくるんだよ?10分後には3限目始まるんだからね〜、」


る「はーい」



心做しかずっと胸が痛い。

りーぬのことをずっと見れて幸せなはずなのに

この黒い沼から抜け出せない。抜け出したいはずなのに。どうして?


サ「ぃ…、ぉい、”るぅと”!!」


る「…ふぇ?さとみくん?」


サ「…さとみ?…あぁ、現実の俺?みたいなやつの事ね。いいよ、その呼び方の方がお前にはあってるだろ。」


サ「てかお前、俺の弟が毎日すっげぇ不細工な顔して帰ってきてるんだけど、さっきの隣にいたやつのせいか?」


る「りーぬのこと?りーぬはね僕の最愛の人なの、なんでころちゃんがそれで不細工な顔するわけ?」


サ「…なるほどね、さっきから放ってるそのどす黒いオーラはそいつのせい確定な訳だ。お前、その”りいぬ”って奴に洗脳されてるんだね?かわいそうに、流石に俺にも目がいかないのは困るし、助けてあげるよ。笑あと弟との勝負のためっていうのもあるかな。 」


と、なにか訳の分からないことを喋っていたさとみくん(サシャ)は僕と目を合わせて指を鳴らした。


あれ、視界が揺れて…、


サ「おっと、危なっかしい。やっぱ一生解けないって言われてる奴は負担かかり過ぎだよな。とりあえずその厄介な奴に見つかんねぇように移動するか。」


るぅとをお姫様抱っこをして移動するさとみは

最早、 姫を救う王子様のような姿であった…

だが、それとは逆に5分…10分、3限目が終わるまで来なかった姫が救われてしまう事を悟り、自分の作戦が失敗に終わってしまうと、憤りを感じている 魔女のような男は爪をギリギリと噛みながら、 今か、今かと立ち上がろうとするりいぬであった。


サ「おーい、起きろ〜、」


る「…んぅ?」


サ「あ、起きた。ここ俺の部屋。よく寝れた?」


る「いや、あの、」

部屋とか寝れたとかじゃなくて、なんで一緒に寝てんの?、腰まわして抱き枕代わりにしてるのも意味わかんない。てかその彼氏ムーブな顔は何?

その顔はほんとに僕に見せていいやつ?さとみくんの顔でそんなことされると10秒も見つめたら死んじゃうよ…?!


る「なんで一緒に寝てるんですかっ!」


サ「ぉ、うわっ!、…おい!おすなよ!お前を救ってやった王子様っていうのに」


る「は?救ってやった?王子様?なんのことですか?」


サ「まぁ覚えてるわけないか〜、お前、りいぬってやつに洗脳されてたん記憶の隅にもないんか?」


洗脳?りいぬが?僕に?…何のために?


サ「、お前が洗脳された理由もよく分かってないみたいだな。…そんなのお前が欲しいに決まってんじゃん。俺もわかるよ。お前のその純粋無垢な目とか全部が可愛くて、自分色に染め上げたいのがね。自分1人だけに汚されるお前が見たいんだよ。この説明でもわかんない?それならお手上げだね。またやられちゃうよ?」




ぃや、だって、そんなの違うに決まってる。

リリーとコロンは一目惚れで、…

あれ?、最初から、でも、顔なんて真っ赤になってないし、

弟もサシャだってルリザのことなんて視界にも入ってなかった。みんな主人公が好きなはずなのに、?

なんで矛先が全部僕なんだ?



サ「だから言っただろ?”るぅと”お前そのもの自体を手に入れたいんだよ。ルリザじゃなくて、  るぅとを手に入れたいんだ。これは俺しか知らないかもだけど、他のやつだって疑問に思ってるはずだ。なんでこいつなんだってね。それは因果的にか知らんが、現実というやらの俺らは既にお前のことが好きらしい。 」



………へ?




サ「現実では世間体もライバルもあってかお前にアプローチなんぞ出来やしないから。ここで本能的に発散してるんだろうね。俺らの独占用が。  同じグループなのに。笑えるよねぇ、、身体の関係までいくとかほんと笑えるよ。俺だけだよね?乗り遅れてんの。 」


いや、いやいや、ちょっとまって、?

さっきから何言ってんのこの人、

は、?え?

好き?なにが? 誰が誰を?

ころちゃんもりいぬも、さとみくんもジェルくんも?

僕が…好き?

てか身体の関係?乗り遅れてるって何?



サ「はは、笑。全部顔にでてんね。動揺してる。俺もさお前とえっちなことしたいんだけど?俺  だけ出来てないって不公平じゃね?てことで。 」


ドサッ


サ「いいよね?♡」



る「ぃや、無理ですよ!なに勢いでやろうとしてんですか!だめにきまってますよ!」




ガチャ



コ「ねぇ兄さん、ルリザフォンティルがここにいるとか言い張ってる赤色の野郎がいるんだけど…さ…..、は?」



サ「あ」


る「え」


コ「なんでここに、いんのさ。てか、兄さんなんで押し倒してる訳?」


る「いや、これには事情が、」




リ「…みぃつけた。やっぱりここにいたんだね 」

「るぅちゃん♡」



る「…ひっ、」


リ「なんでこんなとこにいんの?勝手に他の男の家行くとか普通に有り得ないんだけど?お仕置だよね。てか押し倒されてるのもなんで?やっぱりるぅちゃんって可愛すぎるんじゃないの?せっかく俺色になったと思ったのにさ、なくなってんじゃん。ねぇ、どうしてくれんの?そのピンク頭が」



サ「おいおい、こいつが怯えてんじゃねえか笑  別に俺の姫を救ってあげようとしただけなんだが、文句ある?まぁ大ありだろうね。お前の自慢の一生解けない魔法が解けちゃったんだもんね。俺のせいで。」



コ「ちょ、ちょっと待って!まじで何の話してんのお前ら、」


サ「え?こいつがこのりいぬってやつに洗脳魔法をかけてたって話」


コ「は?なにそれ?…てことは急にそいつへの態度が激変したのはそのせいかよ。がち意味わかんねぇ…」



…………



る「意味わかんないのはこっちのセリフだよ!!!  もうみんな知らないから!!!これから僕につきまとわないで! 」

バタンッ!!!



サ「…ぶふっ笑、何あいつの慣れてない怒り方。可愛すぎだろ。一気に話しすぎたかな?キャパオーバーだろうな〜、」


リ「ちっ、ぜってぇピンク頭許さねぇ。」



コ「あっぶねぇな、お前のせいであいつと婚約破棄しそうになっただろうが!紛らわしいことすんじゃねぇよ!」


リ・サ「そのまんましてくれれば良かったのに 」


コ「は?2人揃ってふざけんな」








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