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コメント
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おおっ、200いいね突破おめでとうございます!!🎉🔥 いぬ🐶さんの作品、確かにどんどん面白くなってますもんね! そしてこの第十章…怪盗ファントムの正体と過去が明かされて、一気に物語の深みが増した感じがしました。「奪われた思い出を取り戻すための怪盗」っていう設定、めちゃくちゃグッときましたね…!最後のフィルムを託して去っていくラストシーン、美月がカメラを構えるところで鳥肌立ちました。 次回で物語もいよいよ最終章に向かうんですね。最後の一枚に何が写ってるのか、めちゃくちゃ気になります!続きも楽しみにしてます🔥
スタートーー!の前に
❗️お知らせ❗️
🎉✨【200いいね突破!!】✨🎉
なんと……!
この作品が200いいねを突破しました!!😭💖
読んでくださった皆さん、いいねを押してくださった皆さん、本当にありがとうございます!!🥹✨
まさかこんなにたくさんの方に読んでいただけるとは思っていなくて、すごく嬉しいです……!😭💕
皆さんからのいいねやコメントが、作品を書くための大きな励みになっています📖✨
これからも「読んでよかった!」と思ってもらえるような物語を届けられるように頑張ります!!
次は300いいねを目指して頑張るぞー!!🔥✨
これからも応援よろしくお願いします!!🙇♀️💗
本当にありがとうございます!!🌸✨
スタートーー!
一枚の封筒
星見山事件から三日。
帝丹高校では文化祭が終わり、久しぶりに穏やかな日常が戻っていた。
放課後。
写真部の部室で、美月は文化祭で展示した写真を一枚ずつ丁寧に片付けていた。
窓から差し込む夕日が、部屋をオレンジ色に染めている。
「この写真、本当に人気だったね。」
部員の一人が、美月の作品『約束の夜』を見つめながら微笑んだ。
「ありがとう。」
美月も笑顔で答える。
しかし、その時——。
コンコン。
部室の扉が静かにノックされた。
「失礼します。」
入ってきたのは宅配業者だった。
「白石美月さんですね?」
「はい。」
差し出されたのは、古びた木箱。
送り主は書かれていない。
ただ一つ、小さな星の刻印だけが刻まれていた。
⸻
最後のアルバム
木箱の中には、一冊の分厚いアルバムが入っていた。
表紙には、手書きでこう書かれている。
『未来へ届ける写真』
「神崎さん……。」
美月はそっとページを開く。
一枚目。
朝日に照らされた海。
二枚目。
雪景色の小さな駅。
三枚目。
笑い合う親子。
どの写真にも、優しさがあふれていた。
ページの最後には、一通の手紙が挟まれている。
『美月さんへ。』
『もしこのアルバムを読んでいるなら、私はもうこの世にはいないでしょう。』
『でも、写真は生き続けます。』
『最後の一枚だけは、自分では完成させられませんでした。』
『どうか、あなたの手で完成させてください。』
アルバムの最後のページには、写真が一枚だけ足りない空白があった。
⸻
消えたネガ
その頃。
蒼真は新聞部の資料室で、星見山事件の資料を整理していた。
すると、一枚のリストに違和感を覚える。
「……おかしい。」
神崎蒼介が遺したフィルムは全部で八本と記録されている。
しかし、実際に見つかったのは七本だけだった。
「一本足りない。」
蒼真はすぐに美月へ電話をかける。
「美月さん!」
「神崎さんのフィルム、まだ全部じゃない!」
「え?」
「最後の一本が残ってる!」
⸻
白い羽根
その夜。
美月がアルバムを見返していると、一枚の白い羽根がページの間から落ちた。
「これは……。」
羽根には小さな文字。
『時計塔』
美月は思わず立ち上がる。
「あの時計塔……。」
怪盗ファントムが初めて姿を現した場所。
そして、最後に見かけた場所でもあった。
⸻
時計塔へ
夜十一時。
街の時計塔。
満月から数日が過ぎ、月は少し欠け始めている。
美月と蒼真は階段を上っていく。
最上階の鐘の部屋。
誰もいない。
「遅かったかな……。」
その時。
コツ……。
背後で靴音が響く。
振り向くと、月明かりの中に一人の人物が立っていた。
黒いロングコート。
銀色の仮面。
白いマント。
怪盗ファントムだった。
「こんばんは。」
帽子を軽く上げ、穏やかに微笑む。
「来てくれると思っていました。」
⸻
最後のフィルム
ファントムは懐から小さなフィルムケースを取り出した。
「これが最後です。」
美月は驚く。
「どうしてあなたが?」
「神崎先生から預かっていました。」
「先生は言っていました。」
『このフィルムは、本当に写真を愛する人に渡してほしい。』
「だから私は、あなたを見守ってきたんです。」
美月は静かに受け取る。
「ありがとう。」
ファントムは少し照れくさそうに笑った。
⸻
真実
蒼真はふと尋ねる。
「一つだけ聞かせて。」
「どうして”怪盗”になったの?」
静かな風が吹く。
ファントムは夜空を見上げた。
「子どもの頃。」
「私は、大切な写真を盗まれました。」
「家族との、たった一枚の写真でした。」
「神崎先生は言いました。」
『奪われたなら、今度は君が誰かの思い出を守ればいい。』
「だから私は怪盗になった。」
「盗むためではなく、奪われた思い出を取り戻すために。」
美月は静かにうなずいた。
「やっと分かった。」
「あなたは最初から、誰も傷つけてなかったんだね。」
⸻
ラストシーン
時計塔の鐘が、午前零時を告げる。
ゴーン……。
その音と同時に、白い風が吹いた。
美月が目を閉じ、再び開くと——。
ファントムの姿はもうなかった。
足元には、一枚の白いカード。
『最後のシャッターは、あなたが。』
美月は空を見上げる。
流れ星が、静かに夜空を横切っていく。
彼女はカメラを構えた。
カシャッ。
その一枚は、神崎蒼介から受け継いだ物語の、本当の終わりと、新しい始まりを写していた。
⸻
――第十章 終――
次回・第十一章「約束の写真」
最後のフィルムを現像した美月たちは、そこに写された”神崎蒼介が未来へ託した最後の一枚”を見ることになる。そして、怪盗ファントムとの別れの時が静かに近づいていく。物語はいよいよ最終章へ向けて、感動のクライマックスを迎える――。
#デジタルイラスト
る あ 。 @低浮
209
る あ 。 @低浮
3
#クロスオーバー
紫蘭
5,220