テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
フォロが夢に出てきたので書きます
その日、任務が終わって拠点に戻るなり、アヤさんはやけに機嫌がよかった。
「フォロくーん」
嫌な予感しかしない呼び方だ。
「……なんですか、アヤさん」
「今日ね、決めたことがあるの」
そう言って、にこっと笑う。
その笑顔が出たときは、だいたい碌なことがない。
「決めたこと?」
「うん。“先輩禁止令”」
「……は?」
聞き間違いかと思った。
「今日一日、私のこと“先輩”って呼ぶの禁止ね」
「意味わかんないんですけど」
「えー、だってさ」
アヤさんは俺の前に立って、少しだけ上目遣いになる。
「恋人に『先輩』って呼ばれるの、ちょっと距離感じない?」
心臓に悪い。
「……距離、感じてません」
「でも呼んでるよね?」
ぐうの音も出ない。
「ほら、言ってみて」
「……なにを」
「『アヤ』って」
……殺す気か。
「む、無理です」
「なんで?」
「先輩ですし」
「はい、禁止」
にやにやしながら指を立てられる。
「フォロくん、命令。恋人命令」
「そんな権限ないです」
「あるよーん 私、フォロくんの彼女だもん」
ずるい。
完全にずるい。
「ほら」
アヤさんは一歩近づいて、俺の顔を覗き込む。
「ア・ヤ」
喉が鳴る。
「……ア、アヤ……さん」
「さんも禁止〜」
「……アヤ」
絞り出すように言うと、
アヤさんは一瞬だけ目を丸くして――すぐに、すごく嬉しそうに笑った。
「うん。よくできました」
「……ほんと、性格悪いです」
「褒め言葉として受け取っとくね」
そう言って、俺の腕に自然に触れてくる。
「でもさ」
「なんですか」
「こうやって呼ばれると、恋人なんだなって実感する」
その声が、少しだけ柔らかくて。
「……俺もです」
小さく答えると、アヤは満足そうに頷いた。
「じゃあ、今日一日は“アヤ”で固定ね」
「明日は戻します」
「えー」
不満そうな声を出しながらも、笑ってる。
……ほんと、敵わない。
「でもフォロくん」
「はい」
「照れた顔、可愛いから」
「もう二度と言いません」
そう言いながらも、俺はそのまま隣を歩いた。
“先輩”じゃなくて、
“恋人”として呼ぶ名前。
それだけで、距離が少し近づいた気がして――
悪くない一日だった。
実はこれ、チャッピーに夢小説のテーマを考えてって言って、先輩禁止令はどうですかって言われたからできたものなんです。チャッピー有能すぎ、、、これからもチャッピーにテーマお願いしよーかな、、、
いいねとコメントお願いします