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「りうらー、ねぇねぇ~、今日もしょーちゃん可愛くなかった~?」収録の合間、初兎がりうらにぴとっとくっついて、にこにこ上目遣い。
わざとらしいくらいあざとく、声も半オクターブ高め。
「……初兎ちゃん、それ他のメンバーにもやってんだろ?」
「えぇ~、りうらにしかやってないよ?」
そう言いながら、袖を握って甘えモード全開。
りうらは少しだけ眉を上げてから、ふっと微笑む。
「そっか……じゃあ、俺も“初兎にしか見せない顔”ってやつ、していい?」
「……へ?」
初兎が一瞬止まる。りうらはその隙を見逃さない。
「例えば……」
ぐっと距離を詰めて、初兎の耳元に口を寄せる。
「しょーちゃん、かわいすぎて困る」
ささやく声、低くて甘い。
「——っ!?」
「そういうとこ、好きだよ。全部。」
初兎の顔が一気に真っ赤になる。あざとい笑顔は完全に崩壊、目を泳がせながらりうらを見上げる。
「な、なにそれ、ずるい……っ!」
「え?さっきのは“反撃”ってやつ。どう、効いた?」
「効きすぎ……っ!」
りうらは満足そうに微笑んで、初兎の頭をくしゃっと撫でる。
「可愛さは、ほどほどにね?じゃないと……俺が我慢できなくなるかも」
狼のように舌舐めずりをしながら、そう囁いた。