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俺は、昔からあまり恋愛に興味がなかった。
いつも、孝子には「鈍感すぎる」って言われるけど、正直よく分かっていない。
そんな時、お前に出会ったんだ。
小学校4年生の時、俺は今の性格とは違く、大人しかった。
休み時間はほぼクラスで過ごしてた。たまに孝子と喋るくらいだった。
昼休み暇してたら、とある女の子が訪ねてきたんだ。
「ねー!遠形実ってこのクラスいるー?」
女の子が言った。
「あ……このクラスにはいないよ。」
「そっかー残念。わざわざありがとね!!」
そう言い、女の子は去っていった。
後に、その女の子は「中野実采」といい、俺と孝子は仲良くなった。
当時、実采が探していた、「遠形実」と言う子は、少し羨ましいなと思った。
でも、今は実采とお付き合いできて、とても嬉しい。
絶対大切にするって心に決めた、
初めての人だから。