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「はじめまして〜!久しぶりのお客さんだわ!ふふっ、アトラクションが少ないと思うけど目一杯楽しんでね!」
こちらの話も聞かず、彼女は一人でまぁ喋る。
その間に俺は彼女の服装を見た。
水色のフリル付きのワンピース、裾の部分に馬の白いシルエットがプリントされている。頭には大きい黒のリボン。おとぎ話のようだ。
話している内容からしてキャスト…か?俺はこんなキャスト見たことがない。
そんなことを考えているうちに、俺が話に対して上の空なことに気づかれた。
「もしかして…帰るところ…だった?」
「いや、そういうわけじゃ…」
そう言いかけて思い出した。
管理人の「出ていけ!」、人の形としての俺にはここに居場所はない。
「まぁ、そんなところ。じゃあね。」
そう言うと、
「うーん…?君…」