この作品はいかがでしたか?
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結局、その日は、21時くらいに、連絡が来た。その前に既読はついたけど…
辰にいからも連絡あったみたいで、謝られた。
私も何も聞かず、大丈夫と伝えた。
にしても、入院生活は、退屈だ。
安静だから、トイレに起き上がる程度だし、トイレも部屋にある。
今日は、舘さんと、翔太くんがお見舞いに来てくれた。
毎日こうやって誰かしら来てくれるから、まだいいんだけど…照は、電話では何度か話したけど、まだ、病院には来てない……
正直、ほんとは不安。
電話してても、近くにいるんじゃないかとか。
不安で仕方ない。
○○「やっぱ飽きられたのかな……。」
そう思うと、気持ちも落ち、涙が止まらなくなって……。
看護師「大丈夫ですか??」
○○「…え、あ、大丈夫、大丈夫です。ちょっとなんか…笑。すみません…」
看護師「無理しなくていいですよ?不安定にもなりますよ。溜め込まないで下さい。」
そう言って、背中をさする看護師さんの手の温かさに、また涙した。
泣いたら少しすっきりはした。けど、不安が無くなるわけじゃない。
○○「……はぁ。こんなんでちゃんと母親になれるかな…」
|ᴗ•)و゙㌧㌧
○○「は、はい!」
誰か来た!と慌てて、涙を拭く。
照「○○ー?」
○○「……え…照?」
まさかの照。
照「ごめん、来るの遅くなって。」
阿部「やっほー!」
○○「…え?阿部ちゃん!?」
照の後ろからひょっこり顔を出したスーツ姿の阿部ちゃん。
そして…
「おねーちゃん!!」
顔を出した、ひなのちゃん。
○○「え??ひ、ひなのちゃん!?」
照「体調大丈夫??」
○○「ん、なんとか……」
ひなの「パパ。赤ちゃんみたい!!」
照「ちょっと待って?」
阿部「あ。じゃあ、お兄ちゃんといこっか!パパは、ちょっとお話あるみたいだから。」
照「あ。ごめん。お願い。」
そう言って、阿部ちゃんは、ひなのちゃんを連れ部屋をでていった。
照「…○○、ごめん……そばにいてあげれなくて…」
そう言って、照は、私を抱きしめた。
いつぶりだろう……
○○「……ッ!泣。」
でも、なんか違う……
○○「……照?」
照「ん?」
○○「私の事…飽きたの?」
照「え?」
○○「……女の人の香水の匂いがする。」
照「あ……ごめん、あの、やましい事は何も無い。けど、女の人とは会ってた。色々あって。でも、○○の事飽きるわけない。不安にさせてごめん。」
○○「……そんなこと言われても……泣。」
信じたい気持ちもあるけど、どうしたらいいかわかんない。わかんないよ……
照「ごめん。」
○○「謝るくらいなら、最初からそんなことしなきゃいいじゃん!」
照「………」
無言の中、阿部ちゃんとひなのちゃんが戻ってきた。
阿部「え?何、この空気……」
照「……」
阿部「え?○○ちゃん?大丈夫??」
深澤「やっほー!」
ひなの「あ!ふっかさん!」
深澤「え?ひなのちゃん!?照と阿部ちゃんも……って、○○??どした?」
○○「なんでもない……」
深澤「○○、これ、部長から預かった書類。置いとくね!」
○○「…ありがと。」
阿部「そうそう、あの2人解雇になったよ。」
○○「…え?」
深澤「そう、だからめちゃくちゃ忙しくなっちゃったー。今日は、部長が、書類もあるから昼で上がっていいって言ってくれたから助かったー」
阿部「あと、もう1つ…照からなんか聞いた?」
○○「………」
コメント
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続きが気になります 楽しみにしてますね😊