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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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結局、その日は、21時くらいに、連絡が来た。その前に既読はついたけど…

辰にいからも連絡あったみたいで、謝られた。

私も何も聞かず、大丈夫と伝えた。

にしても、入院生活は、退屈だ。

安静だから、トイレに起き上がる程度だし、トイレも部屋にある。

今日は、舘さんと、翔太くんがお見舞いに来てくれた。

毎日こうやって誰かしら来てくれるから、まだいいんだけど…照は、電話では何度か話したけど、まだ、病院には来てない……

正直、ほんとは不安。

電話してても、近くにいるんじゃないかとか。

不安で仕方ない。


○○「やっぱ飽きられたのかな……。」


そう思うと、気持ちも落ち、涙が止まらなくなって……。


看護師「大丈夫ですか??」

○○「…え、あ、大丈夫、大丈夫です。ちょっとなんか…笑。すみません…」

看護師「無理しなくていいですよ?不安定にもなりますよ。溜め込まないで下さい。」


そう言って、背中をさする看護師さんの手の温かさに、また涙した。

泣いたら少しすっきりはした。けど、不安が無くなるわけじゃない。



○○「……はぁ。こんなんでちゃんと母親になれるかな…」



|ᴗ•)و゙㌧㌧



○○「は、はい!」


誰か来た!と慌てて、涙を拭く。



照「○○ー?」

○○「……え…照?」


まさかの照。


照「ごめん、来るの遅くなって。」

阿部「やっほー!」

○○「…え?阿部ちゃん!?」


照の後ろからひょっこり顔を出したスーツ姿の阿部ちゃん。

そして…


「おねーちゃん!!」


顔を出した、ひなのちゃん。



○○「え??ひ、ひなのちゃん!?」



照「体調大丈夫??」

○○「ん、なんとか……」

ひなの「パパ。赤ちゃんみたい!!」

照「ちょっと待って?」

阿部「あ。じゃあ、お兄ちゃんといこっか!パパは、ちょっとお話あるみたいだから。」

照「あ。ごめん。お願い。」


そう言って、阿部ちゃんは、ひなのちゃんを連れ部屋をでていった。



照「…○○、ごめん……そばにいてあげれなくて…」


そう言って、照は、私を抱きしめた。


いつぶりだろう……


○○「……ッ!泣。」


でも、なんか違う……


○○「……照?」

照「ん?」

○○「私の事…飽きたの?」

照「え?」

○○「……女の人の香水の匂いがする。」

照「あ……ごめん、あの、やましい事は何も無い。けど、女の人とは会ってた。色々あって。でも、○○の事飽きるわけない。不安にさせてごめん。」

○○「……そんなこと言われても……泣。」


信じたい気持ちもあるけど、どうしたらいいかわかんない。わかんないよ……


照「ごめん。」

○○「謝るくらいなら、最初からそんなことしなきゃいいじゃん!」


照「………」



無言の中、阿部ちゃんとひなのちゃんが戻ってきた。



阿部「え?何、この空気……」

照「……」

阿部「え?○○ちゃん?大丈夫??」


深澤「やっほー!」

ひなの「あ!ふっかさん!」

深澤「え?ひなのちゃん!?照と阿部ちゃんも……って、○○??どした?」


○○「なんでもない……」

深澤「○○、これ、部長から預かった書類。置いとくね!」

○○「…ありがと。」

阿部「そうそう、あの2人解雇になったよ。」

○○「…え?」

深澤「そう、だからめちゃくちゃ忙しくなっちゃったー。今日は、部長が、書類もあるから昼で上がっていいって言ってくれたから助かったー」

阿部「あと、もう1つ…照からなんか聞いた?」


○○「………」

2人の為に照らす光

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続きが気になります 楽しみにしてますね😊

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