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夏休みに入って2週間が経った。街に来てからはまだ3日目で街の冒険をずっとしていた。街の人達は最初こそは警戒していて話もしてくれなかったが、今では挨拶をする程度には親しくなった。私はここの思い出を日記だけではなく、何か私の家などに持って行ける思い出の品が欲しいと思った。理由は1つ、おそらく私がここに来る事はもうないからだ。大人になっても忘れる事のない、見て思い出せるような物が欲しくなってしまった。それを3人に相談すると、

「一度陸に行くといい!そこにはたまにだけれどとっても綺麗な貝殻や石があるよ!」

と言ってくれた。私は石なら飾れるし貝殻ならアクセサリーにできると思い、笑顔で頷いた。明日から探して見ようと思いながら眠りについた。

次の日になった。朝から私たちは街から出て思い出になりそうな珍しいものを探しに行った。

行った先はビーチなどを想像していたが、全く分からない謎の島についた。確かに浜辺はあるけども、思ってたのと全然違ってしばらく立ち尽くしていた。正気に戻ったのはその10分後だった。

私は1人で浜辺の上を歩いて良さそうな物を探した。その間3人は楽しそうに海を泳いでいた。

ちょっと羨ましかったから近くを泳いできた時に水をおもいっきりかけてやった。すると倍返しと言わんばかりの水をかけられた。その後探しても探しても見つからなかったので諦めて夕方になるまで一緒に泳いで遊んだ。帰る時間になって街に戻ると、何故かとても静かでシーンとしていた。

何故か嫌な予感がする………。

「街ってこんなに静かだっけ?」と言うと

「いや、少しは賑わってたはずだけど……」

これって大分やばい事なんじゃ……と思った私は急いで家の中の捜索に入った。

どの家に入っても誰も居ない、最後の家になった。すると、小さな声が聞こえた。急いで家に入って声の主を探した。結果は2人おそらく双子だと思う。それが気になった私は、

「2人は兄弟?お父さんとお母さんは?」

2人は

「僕達は双子なんだ……お父さん達は……ヴ、ウワァァァン!!!」双子は泣いていて話をできる状況ではなかった。まぁ、急に人間から家族は何処か聞かれたら怖いかと思ってオロオロしていると、イルカが聞いてくれた。

「お母さんやお父さんは?他の友達達は?皆何処に行ったの?」と

双子は泣きながら

「消えちゃった、急に光が指さなくなって真っ暗になったと思ったら光が戻った時皆居なくなってた」と答えた。

3人は理解できたのか一緒に泣いてしまった。私は理解が出来ず立っていることしか出来なかった。私が思ったのは人の船が上に止まって網を敷いて捕まえて行った可能性が高いと思った。もし、人が降りてきたら1人残らず連れていかれるだろう。それでもこの双子が無事だったって事は………酷いな。私はなんと声をかければいいか分からず、とうとう一緒に泣いてしまった。

少女の夢のような物語

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