テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
銃声が重なり、下層通路は完全に戦場になっていた。
おんりーは壁に背を預け、荒く息を吐く。
おんりー「……っ、数、減らねぇな……」
肩の傷が熱を持ち、視界が一瞬揺れる。
踏ん張らなければ、そのまま崩れそうだった。
おんりー(……まだ、だ)
引き金にかけた指に、力を込める。
その時。
通路の反対側で、爆音が響いた。
敵兵「なっ――!?」
壁が吹き飛び、破片が散る。
煙の向こうから、重い足音が一つ。
おんりーは、その音を聞いた瞬間に分かった。
おんりー「……来たな」
次の瞬間、敵兵が一人、吹き飛ばされる。
MEN「おんりー!!」
聞き慣れた声。
戦闘音の中でも、はっきりと届いた。
おんりー「……遅ぇよ」
そう言いながら、口元が緩む。
MENは痛む腕を庇いながらも前に出る。
視線が一瞬だけ交わる。
MEN「……生きてるな」
おんりー「悪いな。まだ死ねない」
再会の言葉は、それだけで十分だった。
敵兵が一斉に二人へ照準を向ける。
MEN「おんりー、右三!」
おんりー「了解。左、二来る!」
二人は同時に動く。
言葉より先に、体が反応していた。
おんりーが敵の動きを読み、MENが確実に仕留める。
一度分断されたとは思えないほど、連携は正確だった。
MEN「……やっぱり、背中がないと落ち着かねぇ」
おんりー「同感」
弾丸が尽きかける。
おんりー「MEN、弾――」
MEN「ある!」
即座に投げ渡される。
受け取る動作すら、無駄がない。
敵兵「くそっ……二人揃ったら厄介すぎる……!」
おんりーは一瞬、敵の声に視線を向ける。
おんりー「……だってさ」
MEN「褒め言葉だな」
最後の敵が倒れ、通路に静寂が戻る。
おんりーはその場に膝をつきそうになり――
次の瞬間、MENに支えられた。
MEN「……無茶しすぎだ」
おんりー「それ、俺の台詞」
MENは苦く笑い、低く言う。
MEN「……一人で行くな」
おんりーは一瞬黙り、静かに答えた。
おんりー「……次は、必ず一緒だ」
MEN「約束だな」
二人は背中を合わせ、周囲を警戒する。
通信は、まだ戻らない。
敵の指揮官も、姿を見せていない。
だが――
二人が再び並んだことで、流れは確実に変わった。
この戦いは、
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!