・初心者
・低クオリティ―
・本編で名前を伏せていません
👻🔪が他の誰かと付き合ってる表現アリ
🍱🦖×🐙🌟です
🍱🦖「」
🐙🌟『』
久しぶりの休日
スマホを見てみたら小柳くんからメッセージが来ていて、ふっとニヤケてしまう
今日はオシャレでもして出かけちゃおっかな、なんて考えたりして朝のルーティーンをこなす
『おはよう、自分』
今日はなんだか上手く髪の毛をセットできた気がする
『どうですか?これ、いい感じじゃない?』
オトモに話しかけてみる
『…シカトですか?ヤダ、るべち泣いちゃう〜』
なんて言うと面倒くさそうに近寄ってくる
『なんだ聞こえてたんじゃん!最初っから反応してよね!』
『ちょ、!痛いから!やめて! 』
キレたのか頭突きをしてきた
『もう俺出かけるから!お留守番よろしくね!』
吐き捨てるように家を出る
さぁ、今日はどこに行こうかな
とりあえず電車に乗り、西にしては発展している都会な街をぷらぷらする
あれ新作出てたんだ、とかあれ美味しそう、とか考えてたらよく見慣れた姿が
『こ、やなぎ、くん…?』
遡れば1年前、俺はいつの間にか小柳くんに恋心を抱いていた。片思い、そう、片思いだった
そんなわけない、そう信じたい
そんな気持ちでよく目を凝らしてみた、ら、
好きな人が、仲良さそうに、同期と、手を繋いで、
あぁ、終わったんだな
そのままの勢いで走る
ただ、ただどこか遠くへ行きたい
今の俺の醜い顔が、彼の目になんか入らないくらい、遠い、遠い場所。
喉がカラカラになって鉄の味がする頃、俺は足を止めた
いつの間にか海に着いていた
なんだか懐かしい、記憶喪失だからわかんないけど。
フラフラ浜辺を歩いていたら雨が降ってきた
まるで今の心情を表してるようだった
このまま俺の涙も、海に流れてくれないかな
『…なんて』
思ってみたり
「どうしたの?こんなとこで」
雨が止み、影ができる
傘を差してくれた聞き覚えのある声の正体に顔を上げると、そこには
『うぇん…?!なん、で、ここ、、』
ここは西、普段なら居るはずないのに、
「ちょっと仕事でね〜で、なんで泣いてたの?」
『いや、別に……なんでもない』
「ふーん…」
深追いはしない、彼のいいところ
でも今日は違うみたい
「話してくれないならみんな呼んじゃおっかな〜?みんなに聞かれちゃうかも?」
『そ、!れは…』
ウェンならそんなことするはずない、わかってはいるけどもし…
もし小柳くんに聞かれたら…
『…わかった、話すよ』
俺が小柳くんの事が好きだったこと、さっき失恋したこと、全て話した
「…るべしょー
全部、忘れたい?」
『忘れられるもんならね、』
「…じゃあさ、僕が全部忘れさせたげる、全部、全部ぐちゃぐちゃにして、心、埋めてあげる」
『ぇ…?』
「僕には、できるよ…?ロウがやってくれない事まで。」
『は?ッ、ちょ!ウェン?!』
俺の腕を掴んだ手にはとても力が入っていて逃がしてはくれない
無理やりそのまま宿まで引っ張られてしまった
チェックインして部屋に入った瞬間ムードもクソもなく、即ベッドに押し倒される
『ニキ…?どうしちゃったの?』
「…わかんない?僕もう限界なんだけど、」
「あんなにアピールしたのにさぁ、ずっとロウばっか見て。」
そういえば最近、やけに距離が近かった気がする……ボディタッチも増えて、…
『っ、だからってそんな…!』
「自分勝手なのは分かってる、ごめん、」
そう言って首筋を舌でなぞられる
初めての感覚にゾクゾクする
『ッい゙た!?』
どうやら噛まれたようだ、彼の歯が刺さって血が流れる
猫みたいに、噛んだ痕を舐める彼、
彼と目が合った、獲物を捉える鋭い目
全身がぶわっとなり頭が沸騰しそうなくらい熱が上がってくのを感じる
舌なめずりをする彼、一つ一つの動作に興奮を覚えた
「ねぇ、僕だけをみててよ」
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