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後ろから見てるのが見守ってあげてる感じがするのは私だけか?
urさん優しすぎますよ😭💕 まじでめっちゃ続きが気になりますね( ¨̮ ) 女子組がアクセサリーできゃっきゃしてるの可愛い🫶🫶🫶
やっぱこのストーリー好きすぎる! 今後どんな風になっていくのか楽しみ!!
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rn「あのっ、urさん!」
ur「ん?」
水色の髪をたばねた彼女は、つやつやの石を
持ちながら、俺に声をかけた。
rn「urさんは、将来騎士様になるんですよね!」
ur「絶対になるよ!」
rn「これ、お守りにブレスレットです!」
そう言って、石が繋がったブランケットを
俺に渡す。
太陽にかざすと、ピカピカと光る。
綺麗だ。
ur「ありがとう、あ、etさん!」
et「やほ、なにしてんの?」
rn「お守りです!」
ur「etさんは?」
et「私は狩りしてた、ほら、鳥だよ」
etさんは片手に弓矢を、片手に鳥を持っていた。
今日の晩飯と、ニコニコと言っている。
女で、こんなにも出来るのは凄い事だと思う。
na「私が焼いてきます!」
et「よろしく!」
ur「俺、味見しよっかな〜」
rn「あ、ずるい!rnも!!」
そう言いながら、走って小屋に入る。
jp「ur〜?」
ur「…ん、?」
jpに肩を叩かれ、目を覚ます。
俺、また寝ていたのだろうか。
jp「帰ろ!」
ur「うん…」
目を擦りながら、立ち上がり、校門を出る。
夕日がキラキラとしていた。
前には、rnさん、naさん、etさんがいる。
雑誌や、アクセサリーを持ちながら
きゃっきゃっと騒いでいた。
ur「…昔は石のブレスレットだったのに、」
「今は、もう違うんだな」
jp「時代が変わったからね」
俺は、昔の方が好きだ。
わざわざ、森の中まで石を探しに行き、
それを花や、草で束ねる。
1から作るからこそ、本人の思いが強いじゃないか。
他人が作ったものの中にある思いは、
所詮他人のもの。
jp「…こんな事を話せるのは、俺らだけだけどね」
ur「まあな…もう、忘れられてるんだもんな」
足を弾ませて、前を走る3人を見て、
せつない感情が湧いてきた。
昔は俺の後ろを追うかのように走ってた3人は、今では俺の前を走っている。
でかくなったと、感動もする。
ur「…まあ、幸せならそれでいいんだけど」
jp「urはやっぱり優しいね」
ur「そーか?」
これは優しいと言うのだろうか。
俺が前世を知ってるだけだからじゃないか。
他人の顔色だって伺ってるし。
jpの方が何倍も優しいと俺は思う。
jp「じゃあね、また明日」
ur「おう」
jpは元気よく俺に手を振った。
前世では有り得なかったこと。
それが今では出来ている。
幸せだよな、jpは。
俺は、昔持っていた名誉は無くなり、
今はからっぽ。
本当に意味がわからないや。
なんで、俺は前世の記憶なんかを
持っているんだ。
要らないよ。
皆と仲良くなれないなら、こんなの要らない。
俺には必要ないんだ。